春から勢力図は如何に?
といったテーマに拘るべきが秋華賞で、今年もその例に漏れず。そして、それとの関わりでまず取り上げなければならないのが支持を集めているソダシ。
キャリア唯一の汚点が8着に退いたオークスということだが、デリケートな牝馬にありがちなテンションと不向きな距離が躓きに繋がっただけ。
何故なら、立て直した札幌記念に底力が如実になったから。淀みのない中、前を潰しに行くレース運びで早々と勝負を決めた結果だったから着差以上だし、ラヴズオンリーユーを完封した価値は絶大。
阪神内回り2000mへのシミュレーションといった点でも文句なしの上に、中間には坂路での自己ベストを大幅に凌ぐ50.2秒をマークと、更なるパワーアップで5月の無念を晴らせる態勢に。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。