函館がスタートすることを含め、新たなフェーズに入る今週末。そこでのメインは、ここからの飛躍を期す面々が揃ったエプソムカップで、まず最初のテーマがザダルの連覇が成るや否や。
ゲート内不註立でテンから流れに乗れなかったダービー卿チャレンジトロフィーではあったが、メリハリを利かせるには長い直線が必須ということで、コース適性にも敗因を求められる。つまり、府中や中京であれば違った姿を見せられるわけ。
追い日の立ち上げが単走で、ＤＷでの併せ２本といったパターンを踏襲できているように、目論見通りと言えるのは、透けるような皮膚に加え、力強さを増した追い切りでの３Ｆ36.6秒があったから。少なくとも、球節不安明けで幾分重かった昨年以上のデキにはある。
ただし、別定58キロはどうか？ 勢いのある４歳との比較で分が悪くなりそう。
その世代、今回での筆頭株はタイムトゥヘヴン。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『１馬』在籍時には、 「馬に乗れる＆話せるトラックマン」として名を馳せる。 ３０年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。
