安田記念を経て、ここでの再加速を見込む馬が含まれる分、サマーマイルシリーズの中では最もハイレベルな争いになりそうな関屋記念。
何より、美浦組が主力を占めそうな様相もあって追い日には力が入った。その水曜、時系列でコラムを進めたい。
口火を切ったのがゴールデンシロップ。
4歳を迎え、イルーシヴパンサー同様の歩みを目論んだが一頓挫。結局、OPでの出発は今回からとなったが、外厩込みでジックリと仕上げることができた。
しかも、木村厩舎にしては美浦入りを早くしたこと、最終追いに至るまで徐々に時計を短縮するパターン。これまでとは違うが、直前は3F過ぎからスムーズに加速してラストでも柔軟性溢れる身のこなしと成長さえ。
鮮やかだった昨11月秋色ステークスが、前後半差2.0秒のスロー。これを覆した決め手は初になる新潟でこそマックスに、といったイメージが湧く。
直後には、スカイグルーヴが別の組での3頭併せを消化。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。