今週の3日間競馬は、秋・3歳GⅠの足音が近づいてくると実感できるトライアルシリーズ。
まずは、日曜・中京のローズステークス。
先週の紫苑ステークスに比べれば層の厚さが格段に違う。秋華賞のヒロインはこちらの組から生まれそう。
オークスでは7着に退いたアートハウス。
2000mに対する適性は、鮮やかに抜け出した忘れな草賞が示す通り。しかも、そこからの直行だったオークスが4戦目というキャリアの中、早目に前を捕まえに行く積極策で、そのまま押し切ろうかの態勢にまでなったのには頭の下がる思い。
勿論、秋の大一番を目標に据えての使い出しだから成長を見越せるだろうし、実際に1週前のCWなどは3F35秒台に突入したほど。目論見通りの滑り出しになる筈。
やはり、ここからの飛躍が見込まれているのが関東馬のサリエラ。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。