大阪杯に向けてのステップになる金鯱賞で話題をさらっているのはプログノーシス。
確かに、中日新聞杯が低調な中での4着だったし、勝ったキラーアビリティが直後のGⅡで勝負に関われなかったことも足を引っ張る要素になろう。
とはいえ、一向にペースが上がらぬまま進んだのに4角では絶望的な位置にあって大外を選択するしかなかったわけだから、上がり最速でも届かないのが道理。成長を待ちつつ使ってきた故、可能性は無限に広がっている。
反面、OPでの2戦は思い通りに進出できないズブさが。しかし、これは3連勝を果たしたのち、ローテーションが狂ったことに拠る。したがって、川田が跨って6Fから14秒台とハイテンションだった1週前を経ることによって覚醒するだろうし、長い直線の決め手比べは望むところ。キャリア不足には目を瞑って良い。
関東馬からはアラタ。
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柴田卓哉
SHIBATA TAKUYA
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。