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競馬コラム

柴田卓哉:美浦追い切りレポート

2024年03月28日(木)更新

大阪杯、ローシャムパークに惚れた!



ここをきっかけに大物に育つ可能性を秘めるのが現4歳ということで、それに即した下馬評になっている今年の大阪杯。

その中、同じ距離の皐月賞を制しているソールオリエンスは、有馬記念→中山記念といずれもが不完全燃焼。

もっとも、有馬記念は菊花賞の反動があっただろうし、中山記念は馬場と1800mが合わなかった。そこで反応は鈍かったことへのケアとしてのブリンカーが変わり身を促しそう。
何故なら、元よりの推進力に拍車がかかったとダイレクトに伝わった併せ馬が再三で、最終追いに至っても最後尾から内に潜り込んだ直線が伸縮自在のフォームで1F11.2秒とひと皮剥けた印象さえ。戦法が限定されるにしても、首位争いは約束されている。

そのソールオリエンスに対して、直接対決で3勝1敗なのがタスティエーラ

唯一後塵を拝した皐月賞に関しても、早目の動き出しが仇になる前半のペースがあったから、そこで最も強い競馬だったのはやはりこちら。加えて、今季を迎えて更にボリュームアップした馬体には、レスラー的な美さえ感じる。
特に、2週前が圧巻。海外遠征を控えた僚馬ダノンベルーガを子供扱いしての上がり35.1秒が凄かった。
大阪杯◎は決まり、その時までは。けれども、その後の追い日は単走続き。5Fの入りが遅く、終い重点だった直前は織り込み済みにしても、そこでも他1頭と共に馬場入りしながら、大きく先行したままで併せる意思なし。
見た目は麗しい上に、捌きも豪快な反面、このパターンはデビュー以来初。そこに一抹の不安を覚えざるを得ない。

京都記念での取りこぼしで少々トーンダウンしたベラジオオペラ

そこでは直線で外から被せられた分、馬場の悪いコースに嵌ったし、あわやのシーンがあったダービーで最後の最後に甘くなったように、距離が気持ち長かったのでは。
安定した取り口だったチャレンジカップが当舞台で、そこは夏負けが尾を引いての復帰戦。当然ながら照準を合わせたここはデキが違う筈。同じ2000mのGⅠ皐月賞での大敗は前を深追いしたことと、経験値で劣ったからだけに、その成績は塗り潰して考えたい。

逆に、力をつけているのは確かでもプラダリアには疑いを挟む。

成長度がスローだったことを差し引いても、GⅠでの最高がダービーでの5着というのが物足りない上に、持続性のある脚を生かすには長い直線が不可欠ならば、内回りはネックになりかねない。
また、キャリアのハイライトと言えるのはいずれも京都。未勝利勝ちしかない当コースへの適性にも首を傾げたくなる。


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柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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