協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. トップ
  2. 無料コラム
  3. 柴田卓哉:美浦追い切りレポート
  4. 今年も高水準の札幌記念!直前浮上はノースブリッジ!

競馬コラム

柴田卓哉:美浦追い切りレポート

2024年08月15日(木)更新

今年も高水準の札幌記念!直前浮上はノースブリッジ!



北海道シリーズのハイライトになる札幌記念は、サマー2000シリーズの一角という以上に、秋の大舞台を占う意味もあって重要なポジションにあるレース。
GⅡの中でも上の部類に選り分けられる分、充実メンバーが結集することで知られるし、今年もその例に漏れず。

その中、まず取り上げなればならないのがプログノーシス

連覇に向けての道のりに邪魔が入ることはなかろう。
何故なら、それまで未経験だった北海道の洋芝、軟弱な馬場だった昨年、直線入り口で既に大勢が決していた上に、結局は後続に4馬身のワンサイド。加えて、レコード決着だった直後の天皇賞・秋は、イクイノックスに挑んだ分、甘くなっての3着だった反面、2000mの持ち時計を大幅に詰めたし、今季初戦の金鯱賞が問答無用のコース取りからやはりワンマンショーと、またまた進化。前走のクイーンエリザベスⅡ世カップにしても、出遅れて思い通りのポジションを取れなかった中、それをリカバリーしての2着だったから負けてなお強し。
問題は、直前の芝コースで3Fのみの43.7秒と控え目だった点。しかし、4月に海外に行った直後は昨年同様で、その時は栗東での強度は抑え気味。対して、今回は、1週前のCWで大外を回りながら1F11.0秒で締めた1週前が実質の追い切り、そこで仕上がったと決めつけて良い。6歳とはいえ、大事に使われていた分、伸びしろはまだあろうし、昨年と同じ58キロは恵まれた。

昨夏同様、3月のドバイ以来となるのがシャフリヤール

札幌初見参だった昨年は11着と全くシーンがなかった。とはいえ、キャリア3戦目の驚異的なレコードや高速ターフのダービー制覇など、道悪が足枷になったのは間違いない。
つまり、先週の2勝クラスでも1.59.6秒の決着だった上に、内の傷んだ状態を無視して良いCコース替わりが追い風に。
また、昨11月から大崩れなしと安定味が増したし、直前の3本が芝コースだった昨年とは違い、最終追いを含め、今回は函館ウッド主体とパターンを変えてきた。唯一の着外だった昨年の当レースは塗り潰して考えるべき。

自身にとって忙しいマイルだった前走を除けば、GⅡとGⅠで上位を窺えたように、復活の兆しを見せているのがジオグリフ

ダートに色目を使っていた時期を含め、3歳暮れから長らく続いたスランプを脱しつつあるわけ。最終追いの本馬場こそ半マイル行き出しの終い重点だったが、負荷をかけた美浦では3週連続で正面から出ての7F追い敢行と鍛錬に余念なし。現に、活発な新陳代謝を思わせる皮膚の薄さとハリを兼ねた馬体を誇っているのだ。唯一のGⅠタイトルが当距離となれば、当然ながら俎上に。

同じように、安田記念で結果が出なかったステラヴェローチェも普通なら評価の対象になる筈。

その前走はやや気に逸る場面があって結局はなし崩しだったように、エクスキューズが成り立つ。とはいっても、直接の札幌入りでコースを問わずに5F70秒を超える時計とセーブ気味なのが気懸かり。坂路で攻めてこそ仕上がるタイプと決めつければ、現地のみの調整がネックになって不思議ないということ。
不良馬場だった神戸新聞杯勝ちの走りから北海道向きが垣間見える上に、後ろからでは辛い筈の大阪杯で凄い伸びを見せた点を加味しても、首位争いには及ばぬのではないか。

狙って面白いのがノースブリッジ


≫ 続きはログイン内で


lock
いますぐ無料登録いただくと
境&ブライアンの『GI&重賞特注馬』が無料!
無料登録して続きを読む
または
ログインして続きを読む
contents01
contents02
contents03
いますぐ無料登録いただくと
境&ブライアンの『GI&重賞特注馬』が無料!
無料登録して続きを読む
または
ログインして続きを読む


柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

  • twitter
  • facebook
  • g+
  • line