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競馬コラム

柴田卓哉:美浦追い切りレポート

2015年01月15日(木)更新

1勝馬でも食い込めそうな京成杯

東スポ杯時にはソエで順調さを欠いたクラージュジチー、パワフルだがセンス抜群のペルーフといった東上組が上位なのは間違いない京成杯。これらに絡める馬を探すのがテーマとなろう。

暮れのGⅡで一瞬は上位に迫ったソールインパクト、雨が降り始めた時間帯の木曜ウッドで併せ馬。5Fからピッチを上げて先行する古馬を追いかける形で、多少気合いをつけた程度のラストは13秒2。問題は、前の捌きが硬くて前回時に見せたしなやかさが見られない点。急坂がネックになるタイプでもあるから少し評価を下げたい。

まだ馬場の良い朝一番は無傷の2連勝で臨むタケルラムセス。上がり標識では馬体が合って直線へ。迫力ある追い比べを期待したが、1F過ぎて失速。1秒遅れてのフィニッシュ。唯、追走した分の負荷があったし、最後は嫌気がさしての1F13秒5。フォーム自体は悪くはないだけに、最終追いだけで‘要らない’と断ずるのは軽率。しかし、前回からの上り目を問うた場合は否定的にならざるを得ない。

追い切り診断ということなら、水曜の2騎。まずはコスモナインボール。2度目のハロー明けにウッド入りして6F追い。5Fから14秒2と加速して軽快な道中から内にもぐり込むとパートナーをあっさり2馬身切り捨てた。迫力満点の動きで追っての味というアピールPを発揮。忙しい距離だった阪神でのGⅠは忘れて良い

面白いのがバルビエール。古馬を2馬身先行させる6Fスタートで最後まで手を緩めぬ渾身の追い切り。脚が上がらなくなる相手を尻目に最後まで力強い捌きのままゴールに飛び込んだ。しまい重点だった前走、相手に恵まれたとはいえ、余力十分で奥行きを存分に感じさせるレース振り。そこからのレベルUPはビッシリ追った稽古が示す通りで、2分1秒9の持ち時計を大幅に詰める可能性さえあるのなら、最大の惑星として良い

土曜・メインのOP特別も面白い1戦。が、変則日程ゆえに直前軽目が多い。重賞ではワンパンチ足りないサトノギャラントにとっては相手が楽になったものの、中山マイルというトリッキーなコース向きとは言えないし、ダービー卿2着のカオスモスにしても暮れのダート使いでアヤがついた気がする。

大穴ならフェスティヴタロー。木曜のDコースでは軽く流した程度で4F51秒8とシャープな動き。漸く体に切れが生まれた段階での距離短縮。2012年に記録した1分32秒5からも距離適性抜群と見做した。その当時、これを負かしたのがコスモソーンパーク。水曜に3Fから流した程度だが、体のハリ上々で前走時のデキをキープ。勿論ながら無視できぬ。

唯、ここで主役に抜擢したいのがウインマーレライ。実質の追い切りは先週・金曜のウッド5F65秒0。従って、直前は息を整える程度の軽目で5F73秒2。しかし、外ラチに触れんばかりのコース取りだったし、少しでも手放せばどこまでも弾けそう気配に終始。つまり、この気性が今までのネック。中山が得意な上に一瞬の脚にも秀でるのであれば条件替りの今回で狙わぬ手はない

他の特別戦からは菜の花賞をピックUP。ここはダイワバーチュー。前走は攻め不足だった上に前が窮屈になる競馬で参考外。立て直して格上を相手に2週連続の併せ馬消化と質量ともに段違い。直前こそしまい重点で先行する態勢からの併入だったが、リズミカルで弾むようなフットワーク。4F55秒4という数字以上のスピード感が本調子を取り戻した証し。

地味なところでは日曜8Rの1000万下。ここは間隔を開けて筋肉量がUPしたカワキタシャウト。向正出しの半マイル加速と判で捺したような過程だが、丸味の帯びた体を駆使してスピード感抜群。使える脚が短いだけに府中で伸び悩むのは当然。少なくとも1番人気が確定的なキタサンミカヅキより魅力的。こちらはレース間が詰まって15~15程度。上昇度といった点で?がつく。あとは久しぶりに併せ馬を敢行して闘志をかき立てる追い切りを施したソラニー。前走時でも動きは良かっただけに、失速は気持ちの問題。この一追いで一変の可能性も。

2週間のみの中京がスタート。当初は日曜メインのゴーハンティングを推奨するつもりであった。けれども、セーブしたとはいえ、身のこなしが重く1馬身遅れの3頭併せで考えが変わった。それよりも土曜7Rのウインドストリーム。輸送を控えた為、全休明けに追い切り。抑えるのに苦労するほどの気合い乗りで動き自体も実にパワフル。内目とはいえ、余力あっての3F37秒0は凄い。芝では速さ負けして当然。他が苦しくなる状況で強さを発揮するだけに中京ダートはピタリ

最後に中山の新馬戦から。土曜4Rのダートは素質馬揃い。本来ならスカイロケットだろうが、一旦緩めてから稽古の質が上がってこない。一叩き必要。となると、内目のコース取りながら水準を超える時計を楽々マークしたエンカウンター。如何にも砂馬という体型と動き。唯、古馬相手の3頭併せで終始余裕の手応えだったキャプテンバローズが最も魅力的。勿論、余裕残しの仕上げだが、5F71秒2でも直線で見せた勝負根性があれば実戦に行っても力で捻じ伏せられる筈

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。



柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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