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競馬コラム

美浦追い切りレポート

2016年11月03日(木)更新

初重賞へ迫る勢い モンドインテロ

昨年、ゴールドアクターがAR共和国杯をステップにグランプリ獲得といった過程を踏んだことで一気に重要度が増した。ハンデ戦とはいえ、天皇賞(春)3着馬も参戦があるからレベルUPは必至。

その天皇賞でスローに泣いたのがアルバート。超一流厩舎らしく丹念な乗り込みで臨んできた。木曜だった最終追いは併せ馬で相手は準OPのスプリンター。4、3Fで1馬身後方から進んでの直線、鞍上がアクションを起こすと胸前の筋肉が躍動して実に力強いストライド。

ラスト12秒1での2馬身先着と絶好の伸びを披露したのであれば態勢は整ったと見るべき。唯、本来なら流す程度で仕上げる筈の直前で負荷をかけたのが逆に気懸かり。幾分太く映る馬体だからこそで、もっとシェイプUPが必要に思えるのだ。能力的に上位に絡むのは確かでも太鼓判を捺すまでには…。

ここはモンドインテロ。1週前の6F追いでは格下に1馬身の遅れ。が、ウッドの稽古は目立たぬタイプ。逆に、最終追いは4馬身のビハインドがある道中から内にもぐり込むと追い比べで併入。5F70秒を超えるタイムでも濃密な中身であった。

元々、シルエットが綺麗でセンスを十分に感じさせた若駒時代がある。それに厚みが加わったのが現在地。実際、合わないと思われた札幌の洋芝を難なく消化したのが前走。必要部位に十分な筋肉がついて走りが洗練されたからこそ守備範囲が広がった。その勢いを加速させたのならGⅡでも突破可能

宗像厩舎だけに4F55秒5の併せ馬でも気に病む必要がないのがフェイムゲーム。唯、それを含めラストで追い出されてからのタイムラグが…。去勢の効果を見込むよりまだ体力が戻り切っていないとの見立てが妥当ではないか。

土曜メインは京王杯2歳S。函館、小倉での2歳Sを制した馬が参戦。どちらもスプリンター寄りの気質にフットワークだから、広い府中での1F延長なら隙が生じて不思議ない。

コウソクストレートのポテンシャルに賭けたい。いつも通り厩舎の一組目としてウッド入りしての併せ馬。6Fで1馬身追走という形だったが、終始パートナーに合わせたメニューで時計自体は平凡。しかし、ラストは重心が沈む見事なフォームで12秒9。間隔が開いた前走時はまだ緩い部分があったが、元値があるからOKと当欄で推奨。その一叩きで引き締まった馬体を見せつけられては取り上げぬわけにはいかない。

面白いのがダノンハイパワー。直線で一気に脚を使う形が前2走の1200戦。が、ユッタリとした胴でベストと言える距離ではなかったのだ。加えて、リラックスした走りでの4F56秒6にしても軽快な捌き。1F延長で追走に余裕が生まれる筈だし、たとえ正攻法に転じても脚が保つと思わせる走りに注目。

関東でもう1頭の2勝馬がタイムトリップ。ハロー明けの向正出しというルーティーンで2週連続の先着。回転の速いフットワークと素直な気性で完成度の高さを感じさせるのには十分過ぎる調整ぶり。反面、奥深さを感じさせぬ現状での条件替りというのがネックになりそう。

日曜の2歳戦では百日草特別のアウトライアーズ。勿論、現状では完成途上。唯、先月の時点でさえ、ロードクエストと互角の動きを見せていたのだ。何せ、抜群の身体能力を誇っている上にバランスの取れた好馬体。半マイルであった先頭との4馬身差を楽々覆しそうな勢いで迎えた直線、結局は相手を窺いつつの併入だったが、どこまでも弾けそうな雰囲気のラスト12秒8。性能の違いを実感させるに十分な動き

遅い時間帯に3頭併せの真ん中から抜け出したヴァンクールシルクの素質も間違いないところ。540キロ前後とは思えぬ軽やかな身のこなしで追っての反応が◎。これが強力な」ライバル。

木村厩舎の2歳で1番人気が間違いなさそうなのが、日曜・福島10Rのレジェンドセラー。こちらも3頭併せの真ん中で両サイドを圧倒するかのラスト。迫力十分の動きで古馬を子供扱いしたのだから搭載エンジンは相当。唯、芙蓉S2着が能力の証しであると同時に、不器用な点も露わになった。開幕週、小回り1800で取りこぼすシーンはある。

その状況を味方につけそうなのがロードリベラル。元値では上記に劣るが小気味良い動きを繰り返している中間がある。それに加え、単走だった最終追いはアクセントの利いた体を駆使して実にシャープ。同じ平坦で振るわなかった新潟のデビュー時とは馬が違う

府中の他ではまず準OPのノベンバーS。現級で頭打ちとなっているグループよりは昇級戦の馬に注目。ポリをホームコースとしているクインズミラーグロは実に軽快な動きでの5F69秒0。不安定だった春とは違って一本芯が通った印象。馬体増がそのまま実になっている点に好感を持てる。前走でも次元の違う切れを披露、持ちタイムが示すように2000で能力が削がれるようなことはない。

◎候補のもう1頭がラヴィエベール。こちらはハロー明けの3頭縦列の最後尾からスタート。確かに、5F70秒6だから格段に目を惹く時計ではない。しかし、外2頭は同じ厩舎の中でも上のレベルで、それに対して一歩も譲らなかったどころか、内容的には優っていたのだ。今回の休養でリフレッシュしたと同時にシャープさが増した。馬体を見ても即OPを思わせるぐらい。首位争いは約束されている

最後に新馬戦。混合戦の芝マイルというわりに少々小粒なのが土曜6R。ここ4週の併せ馬で全て先着というホーププラウドを狙う。追えば追うだけ伸びる実戦向きで気性も素直。併せた相手にレベルの問題があるのは確かでも加減せずにメニューをこなしたことで体の線がシャープに。先々はともかく、初戦ということなら一日の長がある。 。

プロフィール
柴田卓哉

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。



柴田卓哉

SHIBATA TAKUYA

学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙『1馬』在籍時には、 「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。 30年以上にも渡りトレセンに通い詰め、 現在も美浦スタンドでストップ・ウオッチを押し続ける。 馬の好不調を見抜く眼に、清水成駿も厚い信頼を寄せる調教の鬼。 また東西問わずトラックマン仲間たちとの交友関係も広く、トレセン内外の裏情報にも強い事情通。

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