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競馬コラム

岡田牧雄の太鼓判

2018年12月10日(月)更新

明け6歳でもまだ伸びるミッキーグローリー

岡田牧雄の太鼓判1頭目

ホウオウサーベル
ホウオウサーベル
牡2・奥村武 (美浦)
ハーツクライ バランセラ
(Acatenango)
馬主小笹芳央 生産者ノーザンファーム

ホウオウサーベルは基本的に皮膚が薄くて馬っぷりがいいんで、デビュー前から注目していたんだよね。だから東スポ杯でも◎を打ったわけだけど、正直、パドックを見たとき「まずかったかな」と思った。

というのは、デビュー戦の時に比べれば幾分マシになってたんだけど、相変わらず腹がボテッとした幼児体型のままだったんだよね。要するに、馬自体が完全に子供。案の定、6着止まりだったんだけど、現状では仕方ないのかも。ただ、ハーツクライの仔で明らかな晩成だから、東スポ杯の1戦で見限るのは禁物。これから先、どんどん良くなっていくと思うよ。 もっとも、本当に良くなるのは3歳秋か古馬になってからかもしれないけどね。

ちなみに、東スポ杯の着順は、来年のクラシックにはリンクしないと思ってる。ホウオウサーベルをはじめとして、掲示板に載れなかった馬のなかには、東スポ杯の上位に来た馬を逆転できる素材がけっこう埋もれてると思うよ。

岡田牧雄の太鼓判2頭目

ミッキーグローリー
ミッキーグローリー
牡5・国枝栄 (美浦)
ディープインパクト メリッサ
(ホワイトマズル)
馬主キャロットファーム 生産者ノーザンファーム

マイルCSでは、ウチの生産馬であるカツジ、ミッキーグローリーが4、5着に来たわけだけど、カツジの場合、4コーナーを回ってからいいところを通って上がってきてたから「よく頑張った」って言えると思う。

逆にミッキーグローリーの場合、悔しさが先立つんだよね。「4コーナーで大きく振られてなかったら」と戸崎君が言っていたように、あの不利が大きかったからなあ。相当な距離ロスがあったわけで、もしスムーズであれば勝ち負けになっていた気がするんだよね。そもそも、戸崎君には「先行するように」と指示を出していたんだけど……。

いずれにしても、マイルCSのミッキーグローリーは不完全燃焼。来年は6歳になるけど、キャリアが短い分、使い減りしてないし、もともとが晩成の血統でもある。GⅠ級の相手と互角に戦えることもわかったし、来年は安田記念を目標にしていきたいね。

岡田牧雄

OKADA MAKIO

父の立ち上げた牧場を引き継ぎ、岡田スタッドと改称。以来、マツリダゴッホ、スマートファルコン、サウンドトゥルーのGIホースを含む、数々の重賞ホースを生産している。スプリンターズSを制したスノードラゴンなど年間70〜80頭を所有する大馬主でもある。ビッグレッドファーム代表の岡田繁幸氏は実兄である。

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