リバティアイランド | |||
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牝2・中内田充正(栗東) | |||
父 | ドゥラメンテ | 母 |
ヤンキーローズ (All American) |
馬主 | サンデーレーシング | 生産者 | ノーザンファーム |
パドックを見た時点ではそれほどの馬とは思えなかったし、キッチリ仕上げてきた感じでもなかったので、「前評判ほどではないな」と思ったのだが、レース内容に唖然としてしまった。中団待機策で直線で仕掛けると、あっという間に前を交わし去ってしまったのである。しかも、上り3ハロンは31.4秒。いかに上がりの速い新潟とはいえ、これは異常だ。
素晴らしい瞬発力の持ち主で、更なる伸びしろも見込めるし、かなりの逸材といえる。これまでデビューした3歳では、ラヴェルが1番と見ていたのだが、この馬は双璧といえる存在だ。
フェイト | |||
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牡2・矢作芳人(栗東) | |||
父 | リアルスティール | 母 |
サンタフェチーフ (Wiesenpfad) |
馬主 | 藤田晋 | 生産者 | ノーザンファーム |
とにかく柔らかい馬である。いや、柔らかすぎてクニャクニャといってもいい。それだけに、デビュー戦は半信半疑だったのだが、ゴーサインを出されると直線でグングン伸び、後続を5馬身もちぎってしまった。クニャクニャで馬が完成していないので、当然ながら伸びしろも大きいはず。
私自身、リアルスティールはそれほど好みではないのだが、この馬はかなりの素材と言えよう。
岡田牧雄
OKADA MAKIO
父の立ち上げた牧場を引き継ぎ、岡田スタッドと改称。以来、マツリダゴッホ、スマートファルコン、サウンドトゥルーのGIホースを含む、数々の重賞ホースを生産している。スプリンターズSを制したスノードラゴンなど年間70〜80頭を所有する大馬主でもある。ビッグレッドファーム代表の岡田繁幸氏は実兄である。