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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2020年09月26日(土)更新

【オールカマー・神戸新聞杯など】今週の馬場予報

先週、単行本『AI競馬 人工知能は馬券を制することができるか』(ガイドワークス)が発売になったことを報告した。ところで競馬AIにおいても馬場の予想は一つのネックになる。馬場は通常の天気予報に加えて、その時刻にどれくらいの雨量があるかまで予想しなければならないからだ。当日のレース1時間前くらいまで待てばある程度正確な馬場状態がわかるが、前日に予想しようとするとかなりアバウトな馬場状態しか予想しかできない。

現在の天気予報というのは、日、米、欧のそれぞれのブロックが所有する最先端のスーパーコンピュータの計算結果をアンサンブルした最終形であって、結局我々はそれを参考にするしかない、というか、それ以上のものは考えられないのだが、それでもそう簡単には当たらない。競馬の予想AIなら個々のレースは外れても(たとえば的中率が10%であっても)、トータルの回収率が100%を超えればとりあえず合格点がもらえるところ、天気予報はそれぞれの地域の天気の予想結果が100%当たらないと利用者サイドから見て当たったことにならないわけだから、要求レベルが格段に高いともいえる。

さて、今週も列島の南に秋雨前線が停滞している。秋雨前線の上に複数の低気圧が発生して北東上しているため、週半ばから雨が多かった。ただし土曜の夜以降には前線も遠ざかり、低気圧の影響も小さくなるハズ。

土曜の中山は気圧の谷の中に入り曇り時々雨、中京は晴れたり曇ったり。

日曜には前線も低気圧も離れる。中山は曇り、中京は晴れそう。


【中山芝】


■野芝100%で状態いいが軟らかい、多少時計がかかる芝、内外互角、逃げ馬注意!先行差し互角

《今週からCコース》

先週は週中ずっと曇りで、日曜に2ミリ、月曜に0.5ミリ降った。土曜は曇り、良で0.4秒前後遅い時計だった。日曜は曇り、良で、0.7秒前後遅い時計だった。月曜は曇りのち晴れ、良で1秒前後遅い時計だった。

先週はもう少し雨量が多いかと思ったが、実際には日曜に0.2ミリ、月曜に0.5ミリしか降らなかった。ちょっと前までの秋しょっぱなの芝なら、これくらいの雨の影響はほとんどないも同然だったハズだが、それが今回はけっこう時計に影響して、もともとある程度遅かったのがさらに遅くなった。

今週からCコース替わりで、芝の状態はさらによくなるが、今週の週中はずっと雨が降り続いていて芝が相当軟らかくなっているハズ。コース替わりと言っても前が止まらない芝ではない。

今週は月曜に0.5ミリ、火曜に3.5ミリ、水曜に5.5ミリ、木曜に10ミリ、金曜に11ミリ降った。土曜は曇り、稍重→良を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。日曜は曇り、良を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。内外互角、逃げ馬注意!先行差し互角。






【中山ダート】


■やや含水多めでソコソコ速いダート、外有利、やや逃げ・先行有利

先週の週中はずっと曇りで、日曜に2ミリ、月曜に0.5ミリ降った。土曜は曇り、良で0.3秒前後速い時計だった。日曜は曇り、良で、タイム差なし前後の時計だった。月曜は曇りのち晴れ、良でタイム差なし前後の時計だった。

先週の土曜日は1、2Rの2歳戦が飛びぬけて速かった。土曜だけ速い理由はないので、それを例外と考えて0.5秒程度遅いほうに修正している。

今週は月曜に0.5ミリ、火曜に3.5ミリ、水曜に5.5ミリ、木曜に10ミリ、金曜に11ミリ降った。要するにずっと降っていた。土曜は曇り、重を想定し、1.5秒前後速い時計を想定する。日曜は曇り、稍重を想定し、1秒前後速い時計を想定する。外有利、やや逃げ・先行有利。




【中京芝】


■野芝100%で状態いいがやや軟らかめの多少時計がかかる芝、やや内有利、逃げ・先行有利

《今週からBコース》

先週は木曜に2ミリ、金曜に1ミリ、土曜に0.5ミリ降った。土曜はほぼ晴れ、良で、0.6秒前後速い時計だった。日曜は晴れ、良で、0.1秒前後速い時計だった。月曜は晴れ、良で、0.6秒前後速い時計だった。

土曜3Rの2歳未勝利戦の1分33秒1は中京芝1600の2歳レコードだった。2着馬と3.5馬身、3着馬と7馬身の差があった。この日はこの時計だけが突出していたので、例外と考えて0.8秒前後時計を遅いほうに補正した。

中山でも中京でも2歳馬の速い時計が目立つ。それに対して3歳馬の時計が押しなべて遅い印象。コントレイルが世代内で強いことは間違いないが、この世代のレベルがどうかというのはまだある。

これまでの芝の時計の平均に対して、中山の時計は遅く、中京の時計は速くなっている。だがもともと中山は平均より速く、中京は平均より遅い芝だったので、両方が歩み寄っただけという印象も。

今週は金曜に30ミリ少々降った。土曜は曇り、稍重→良を想定し、0.2秒前後遅い時計を想定する。日曜は晴れ時々曇り、良を想定し、0.2秒前後速い時計を想定する。午後北西の風(ゴール前直線でスタンド側から吹く横風)が強くなるかもしれない。やや内有利、逃げ・先行有利。




【中京ダート】


■路盤状態よく速いダート、やや内有利、逃げ馬注意!逃げ・先行有利

先週は木曜に2ミリ、金曜に1ミリ、土曜に0.5ミリ降った。土曜はほぼ晴れ、良で、0.1秒前後速い時計だった。日曜は晴れ、良で、1秒前後速い時計だった。月曜は晴れ、良で、1秒前後速い時計だった。

中京のダートの時計は、良で1秒前後速いあたりに標準がありそうだ。もともと中京のダートの時計は速めだったが、中間に整備したことでさらに速くなっている印象だ。

今週は金曜に30ミリ少々降った。土曜は曇り、重を想定し、1.8秒前後速い時計を想定する。日曜は晴れ、稍重→良を想定し、1秒前後速い時計を想定する。午後北西の風(ゴール前直線でスタンド側から吹く横風)が強くなるかもしれない。やや内有利、逃げ馬注意!逃げ・先行有利。



城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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