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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2017年07月01日(土)更新

夏の福島・中京が開幕!【今週の馬場傾向予測】

梅雨前線の影響で金曜の中京には大雨が降り、土曜日も弱い雨が残りそうだが、土曜中に前線が通り抜けて日曜は晴れる。福島は土曜日に弱い雨が降るが、日曜日には前線の活動が弱まって晴れそう。函館には前線の影響は届かず、土曜日は曇り一時晴れ、日曜日は曇り。ただし風がありそう。


【福島芝】


■やや軟らかめも開幕週らしいしっかりした芝。内有利、先行有利


《Aコース1週目》

かつては芝が傷みやすい芝コースの代表格だったが、秋の未勝利戦がなくなり開催数が減ったことで今は芝があまり傷まなくなった。福島には冬の開催がない分、中京より先んじて芝が傷まなくなった。福島もいったん野芝を除去してから再度洋芝をオーバーシードする手間をかけているハズで、現在は野芝主体のしっかりした芝になっていると考えていいハズ。

だが今開催前にもエアレーション作業をしているように、以前と比べると路盤が相当軟らかくなっている。芝が丈夫になる一方で、逆に時計は遅くなっている。

今週の中間には雨は降ってなかったが、金曜日は降水量換算ゼロの小雨が朝から断続的に降り続いていた様子。土曜も同じようなはっきりしない天気になりそう。稍重または含水量多めの良を想定する。1秒前後遅い時計を想定する。

日曜は晴れそう。芝は含水量多めの良から乾いていく過程になる。0.5秒前後遅い時計を想定する。土日ともやや内有利、逃げ・先行有利。



【福島ダート】


■土曜は不良の速いダート、日曜も速さは持続する。内外互角、先行差し互角


昨年に引き続き今年も1回福島終了後にクッション砂を洗浄した。そこで昨年の今頃並みの速さをベースに考える。

福島は日曜日以降雨が降ってなかったが、金曜日は降水量にカウントされない程度の小雨が朝から断続的に降り続いていた様子。土曜も同じようなはっきりしない天気になりそうで、稍重で0.5~1秒前後速い時計を想定する。

日曜日には晴れそうだが、砂は乾くまでにはいかず、底の方に水分が残って締まるはず。0.5秒前後速い時計を想定する。内外互角、先行差し互角



【中京芝】


■野芝が十分に育った芝の開幕週。土曜は先行差し互角、日曜は逃げ・先行有利、土日とも内有利


《Aコース1週目》

もうずいぶん前のことのように感じるが、実は中京競馬場が全面改修してからまだ5年少々しか経っていない。改修からしばらく中京の芝は路盤が緩すぎて傷みやすく、時計がかかるコースだった。だが昨年の2回・3回中京では一転して速くなり、「超高速芝」といって話題になった。それと同時にそれまで顕著だった外差し優位傾向も過去のものになった。

それまでの中京は2回中京後も年越しの洋芝を残していたが、昨年から3月の開催終了後に洋芝を積極的に消し、野芝を積極的に育てる方針に転換した。同時に、改修から4年経つ間に少しずつ路盤の中の有機分が増えて、路盤が多少締め固まりやすくなった。それらが相俟って芝が速くなったのだと思う。

実際には、いったん洋芝を取り除いたのち、あらためて洋芝の種をまいているので、現在の芝の緑の比率は野芝と洋芝が半々くらいなのだが、洋芝がまだ幼草なので、その分野芝の性格が強く出た馬場になっているわけだ。

今週の中京は梅雨前線が近く、金曜日に60ミリ以上も降った。雨は午後になっていったん止んだが、土曜日は朝から小雨が降り続く予報になっている。馬場状態は不良を想定する。今週の土日で芝が受けるダメージは相当なものになりそうだが、開幕早々の芝なので、含水率の割には時計は遅くならないはず。土曜は1.5秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、内有利。

日曜は曇りで雨は降らなさそう。だが含水は残りそうで、最終的に稍重までの回復を想定する。1秒前後遅い時計を想定する。逃げ・先行有利、内有利。




【中京ダート】


■土曜は不良の速いダート、日曜は生乾きの速めのダート。やや外有利、やや先行有利


金曜日に60ミリ以上降り、土曜も朝から小雨が降り続きそうだ。土曜は不良の開催になると想定し、2秒以上速い時計を想定する。日曜は曇り予報で、重→稍重の変化を想定する。1.5~2秒前後速い時計を想定する。やや外有利、やや先行有利。



【函館芝】


■フレッシュな洋芝の硬さが維持されている。やや内有利、逃げ・先行有利


《Aコース3週目》

昨年の函館は週末が近づくたびに雨が降り、早々に馬場がかなり傷んだが、今年はまだ開催が雨に当たっていない。そのため比較の問題で芝がかなり速い。先週は水曜に22ミリ降り、それ以降は晴れまたは曇り。週末も同様で馬場発表は土日とも良。1秒前後速い時計だった。

今週も月曜に2ミリ降っただけ。その代り日曜から木曜まで連日散水している。洋芝の馬場は使い込まれるにつれ少しずつ軟らかくなっていくのが特徴だが、これまでのところまだ傷みが進んでいる様子はない。土日とも0.8秒前後速い時計を想定する。やや内有利、逃げ・先行有利。




【函館ダート】


■ある程度乾いて力の要るダート。やや外有利、逃げ・先行有利


先週は水曜に22ミリ降った。ダートは土日とも良だったが、やや含水が残った土曜は0.5秒前後速く、日曜はタイム差なしだった。

今週は月曜に2ミリ降って以降雨は降ってない。ある程度砂が乾いていることを想定し、土日ともタイム差なし前後の時計を想定する。やや外有利。逃げ・先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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