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競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2017年08月05日(土)更新

1週目の馬場はどうだった?【今週の馬場傾向予測】

今週末は3場ともほぼ晴れまたは曇りで競馬できそう。強い台風5号はまだ遠く、小倉に影響が出るとしても日曜の競馬終了後になる公算が強い。


【新潟芝】


■芝が乾けば外差し傾向は解消する。内有利、やや先行有利


《Aコース2週目》

先週は日曜日から火曜日にかけて、47.5ミリ、81ミリ、34.5ミリ…という大量の雨が降った。水・木は晴れたが、土曜にも7ミリ降った。さすがに馬場は軟らかく、土日とも開幕週としては比較的遅い0.2秒前後速い時計になった。

先週は外差しの競馬が目立ったが、芝の内外の状態の差ではなく、見かけより芝が軟らかかったことによる。今週は水曜日にパラついただけで、おおむね晴れの日が続いている。芝は先週より速くなり、外差し傾向も解消するハズ。土日とも0.5~0.7秒前後速い時計を想定する。内有利、やや先行有利。



【新潟ダート】


■乾いて力の要るダート。やや外有利、やや先行有利


新潟のダートは今年の春から比較的時計がかかる状態が続いている。先週は日~火曜にかけて連日大雨が降り、さらに土曜にも7ミリ降った。土曜は6Rまで稍重だったにもかかわらず比較的時計がかかって、土日とも0.4秒前後遅い時計になった。

今週は火曜日に小雨がパラついた程度で、週末もよく晴れそう。先週より時計がかかるとみて、1~1.2秒前後遅い時計を想定する。やや外有利、やや先行有利。



【小倉芝】


■軟らかい芝だが状態よく前が止まらない。逃げ・先行有利。やや内有利


《Aコース2週目》


先週は火曜日以降晴れが続いた状態で週末を迎えた。連日散水していたが、芝はかなり乾いた状態だった。それでもシャタリングとエアレーションの効果で時計はそれほど速くならず、土日とも0.6秒前後速い程度に留まった。

今週もずっと晴れが続いているので、これでほぼ10日くらい雨が降っていないことになる。芝もまだ新品同様のはずで、先週並の0.6秒前後速い時計を想定する。逃げ・先行有利。やや内有利。




【小倉ダート】


■乾き気味で力の要るダート。やや先行有利、やや外有利


先週は火曜日以降晴れが続き、乾いた状態だった。だがそれにしては遅くなく、土日とも0.3秒前後速い時計だった。小倉ダートはそれほど速くなかった。昨年夏のセッティングとほぼ同じ感じのセッティングと考えていいようだ。

今週もずっと晴れが続いている。ここまで10日以上も雨が降っておらず、週末もほぼ晴れが見込める。ダートはカラカラに近いハズ。先週より多少遅くなると考えて、タイム差なし前後の時計を想定する。やや先行有利、やや外有利。



【札幌芝】


■2週目だがまだまだかっちりした芝。逃げ・先行有利、内有利


《Aコース2週目》

先週は1週間雨がなかった。金曜日に0.5ミリ降ったが土日は降らなかった。開幕週で芝の状態がよく、土日とも0.8秒前後速い時計だった。

今週は月曜に12.5ミリ雨が降り、その後は晴れた。先週と同じくらい乾いていると考えてよさそうだ。芝自体もまだがっちりしていて傷んでいる気配はまったくない。良で0.8秒前後速い時計を想定する。逃げ・先行有利。内有利。




【札幌ダート】


■多少力の要る乾き気味なダート。逃げ・先行有利、内有利


札幌は開催期間が夏の1カ月半に限定されていて、しかも期間中に雨が少ない、そのため札幌ダートの時計はかなり安定していて大幅な変動はない。

先週は1週間雨がない状態で、金曜の午後に0.5ミリ降った。その影響で土曜は0.4秒前後速かった。日曜は晴れ、タイム差なし前後の時計だった。

今週は月曜に12.5ミリ降り、その後は晴れた。土日とも晴れると想定し、タイム差なし前後の時計を想定する。逃げ・先行有利、内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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