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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2018年11月24日(土)更新

さあ、ジャパンCの舞台設定は?

土・日にかけて高気圧が列島全体を包み込み、西から東へゆっくり横断していく。気温はあまり上がらないが2場とも風も強くなさそうで、何の不安もない秋晴れの週末になりそう。


【東京芝】


■よくメンテされた乾き気味の速い芝。内有利、やや先行有利


《Cコース2週目》

先週はほぼ1週間雨が降らない状態で週末を迎えた。土・日も晴れ、芝はかなり乾いた状態だった。土曜は0.7秒前後速く、日曜は0.1秒前後速い時計だった。

もともとがかなり軟らかいので土曜にレースを使うと大なり小なり芝が掘れて芝の表面が少し歪む感じ。そのため土曜と日曜で馬場発表が同じ場合、だいたい土曜より日曜のほうが0.5秒くらい遅くなるようだ。中間のメンテナンスで表面の平滑さを戻すことで、翌週には時計がある程度戻る。以前はその作業を軽ローラーを使ってやっていたが、馬場が硬くなるという理由で嫌われて、現在はほとんど作業員の手作業で行っているようだ。具体的にいうと、掘れた部分に土を寄せ、上から踏んで平らにするのだ。

JCは東京競馬場にとってもオークス、ダービーと並ぶ大イベント。今週の芝は念入りに平らにされているハズ。芝自体の状態もいい。

先々週の金曜からずっと雨が降っていない。金曜の午後に散水しているが、それでも相当乾いた状態になるハズ。土・日とも風は強くなさそう。土曜は良で1秒前後速い時計を想定する。日曜は良で0.5秒前後速い時計を想定する。内有利、やや先行有利。


今週のG1はジャパンC。12月9日の香港ヴァーズ(芝2400)の1着賞金1億6000万円に対し、JCの1着賞金は3億円と大きく水をあけている。ちなみに2016年から有馬記念の1着賞金も3億円になっている。

とりあえず時計の比較をしてみる。アーモンドアイ◎のオークスの時計が2分23秒8。過去10年でそれより速かったオークスはジェンティルドンナの2分23秒6だけ。そのジェンティルドンナは3歳でオルフェーヴルを破ってJCを勝った。

さらにJCの過去10年の時計でそれより速いのは、そのジェンティルドンナが3歳で勝った年の2分23秒1、ウォッカの2分22秒4、エピファネイアの2分23秒1、昨年のシュヴァルグランの2分23秒7の4つだけ。オークスでアーモンドアイが使った33秒2よりも速い上りは、ジェンディルドンナの3歳1着時の32秒8と、その時3着したルーラーシップの32秒7しか記録にない。しかも斤量はオークスより2キロも軽くなる。

今春のオークスの馬場は、金曜の午後から土曜の朝にかけて12ミリ降り、土曜は重~稍重、日曜も朝のうち稍重から良化した良だった。それに対して現在の東京の芝はかなりパンパンに近い。そのほうがアーモンドアイの持ち味が生かせる。

不安は1番枠だけ。内に閉じ込められるリスクがあるからだが、ここはほんのちょっと前に出すだけで十分。ルメールにはその技術がある。

相手筆頭がキセキ。以下シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、カプリ、サトノダイヤモンド、ガンコ、ノーブルマーズ。



【東京ダート】


■乾いてやや時計がかかるダート、先行差し互角、内外互角


先週は1週間雨が降ってない状態で、土・日とも雨は降らなかった。土曜は良で0.1秒前後速い時計だった。日曜は良で0.6秒前後遅い時計になった。土・日とも風は弱かった。

今週の中間も雨が降っていない。先週よりもさらに乾いてカラカラに近い状態のハズ。あまりに乾きすぎると砂がパッと飛び散って蹄が底付きするようになり、逆に速くなることがあるという説もあるが、ここではより一般的な、砂が乾いて遅くなるという通説に沿った考え方を採用し、土・日とも0.5秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。



【京都芝】


■Cコースに替わってすっかり芝がよくなった、やや内有利。やや差し有利


《Cコース2週目》

先週の中間はほぼ晴れて雨が降ってなかったが散水は熱心に行われていた。土曜は良で0.5秒前後遅かった。日曜は新馬戦と牝馬戦とスローペースばかりで時計の評価が難しいが、土曜の時計を継承すると考えて、やはり0.5秒前後遅かったと考える。

先週からCコースになり、土曜は外に展開していたが、日曜になると内ぴたりを突く競馬が目立っていた。マイルCSも内内の決着だった。何らかの事情で京都の芝が傷み加減だ、という考え方はもはや捨てることにする。

先々週の金曜以来雨が降っていなかったが、木曜に1ミリだけ降った。散水にも及ばない水量で、この雨が降ったことによって散水が控えられたとすれば、逆に雨が乾燥度合いを増す要因になりうる?と考えられるほど。

土曜は0.2秒前後速い時計を想定する。日曜はタイム差なし前後の時計を想定する。やや内有利。やや先行有利。




【京都ダート】


■カラカラに近い乾き方で多少力が要る、やや内有利、やや先行有利


先週は1週間ほぼ晴れて雨が降っていなかった。土・日とも良でタイム差なし前後の時計になった。

2週間ほとんど雨が降らず、木曜に1ミリだけ降ったが、焼け石に水状態。今週のダートはカラカラに近い乾き方のハズ。土・日ともタイム差なし前後の時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。



城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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