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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2019年11月30日(土)更新

【開幕週】中山・阪神・中京で馬場状態に違いアリ!

土曜の朝の時点で日本海上にあった高気圧が、速い速度で列島を横断し、日曜の朝には太平洋上へと抜ける。週末は3場ともこの高気圧の影響下に入り、おおむね晴れそう。風も強くなさそう。


【中山芝】


■グリーンベルトはあるが、内外大きな差はない、内外互角、逃げ馬注意・やや先行有利


《Aコース1週目》

中山は例年、9月開催でB・Cコースを使い、12月開催でAコースに戻し、12月開催はずっとAコースを使い続ける。変則的な使い方だが、これは中山のメーンイベントの有馬記念と皐月賞の開催での出走可能頭数を最大限確保したい意図で定例化したものだ。

2カ月のインターバルの間にオーバーシードを行い、表面には洋芝が伸びる。境目は見えなくなっているが、コース戻しが行われるわけだから、少なくとも5回中山のしょっぱなのうちは、コース内に3m幅のグリーンベルトができていることは間違いない。

単純に、内有利・先行有利…と考えたくなるが、内に明らかなグリーンベルトがある開催では、意外に外の馬が差し込んでくることが多い。というのは騎手がいつも以上にグリーンベルトを意識するため、馬群が内に密集し、内内を回った馬が窮屈になりがちなのに対して、外を回っても大きく距離損しないからだ。

それに今年の4回中山の1・2週は雨があまり降らず、内の傷みも少なかったハズ。むしろCコースが使われた後半に雨が多かった。内外の差はわずかだ。

今週の中山にはマーフィ騎手とビュイック騎手という二人の外人騎手が参戦する。マーフィ騎手は24歳のイギリスのリーディング・ジョッキー。ビュイック騎手はゴドルフィンの主戦騎手だが華やかさではやや見劣る。だが日曜には他の外人騎手がチャンピオンズCのある中京に移動してしまうのに対して、ビュイックは中山に居残る。昨年も同様の動きで固め打ちしていた。ビュイック騎手に注意!

先週の中山は金~日の降水量が合計100ミリを超えて雨が多かった。今週は火曜に1ミリ、水曜に2ミリ、木曜に6ミリ降り、金曜になってようやく晴れた。その分散水を控えているので、芝はほぼ標準的な含水量のハズ。弱い北風(ゴール前直線で向かい風)が吹きそうだが、時計への影響はあまりなさそう。土曜は1.8秒前後速い時計を想定する。日曜は1.5秒前後速い時計を想定する。内外互角、逃げ馬注意・やや先行有利。



【中山ダート】


■含水多めでやや速いダート、内外互角、逃げ・先行有利


中山ダートは昨年夏に路盤の全面改修をして以降時計が速くなり、その傾向は今年の夏も続いていた。一方で気温が下がってダートに凍結防止剤をまいた場合、時計がぐっとかかるようになる。ちなみに凍結防止剤がまかれたダートの時計はなかなか戻らないので、直近にまいたかどうかよりも、シーズン中にまかれた事実があるかどうかのほうが重要と考えている。

冬型の気圧配置になって寒気が下りてきていて、金曜の朝は1℃まで下がった。もし最低気温が0℃を下回るようだと凍結防止剤がまかれる可能性があるが、例年12月の開催では凍結防止剤はまかず、1月の開催からまくことが多い。今週はこのまままかないという想定で話を進めるが、いずれにせよ東京と違って中山は12月から1月が連続開催なので、途中凍結防止剤をまいた場合はアナウンスが入るため確認が可能だ。

先週の金~日で100ミリ超の降水があり、今週は火曜に1ミリ、水曜に2ミリ、木曜に6ミリ降った。土曜は晴れ、良を想定するが、稍重に近い良で、1秒前後速い時計を想定する。日曜は晴れ、標準的含水の量を想定し、0.7秒前後速い時計を想定する。弱い北風(ゴール前直線で向かい風)が吹きそうだが、時計への影響はあまりないハズ。内外互角、逃げ・先行有利。



【阪神芝】


■傷みが少なく、乾き気味の速い芝、やや内有利。やや先行有利


《Aコース1週目》

昨年の4回阪神は台風に直撃された。たぶんそのせいで今年春までの阪神の芝はずっと時計が遅めだった。だが今年の4回阪神はほとんど雨に降られなかった。そのため時計は昨年に比べると1秒以上速い状態を保っている。

阪神の芝コースは幅員が狭く、AコースとBコースしかないので、AコースとBコースを交互に使うことになる。両方を均等に使うとBコースのほうが早く傷んでしまうので、Aコースのほうを多く使うような使いまわしになっている。今年のようにAコースがほとんど傷んでいない段階だと、多少内が有利な状態になる。

今年の秋、関東は雨が多く、連続降雨の記録が報道されたりしたが、意外にも関西は雨が少なく、11月の阪神の降水量が10ミリにも足りなかった。また今週は降水がなかった。そのため連日散水していたが、今の気温だと前日の夕方や当日の朝に散水すると含水が多めに残るので、それをしないとすると、週末の芝は乾き気味になるハズ。土曜は晴れ、良で1.5秒前後速い時計を想定する。日曜は晴れ、良で1.2秒前後速い時計を想定する。風も弱そう。やや内有利。やや先行有利。




【阪神ダート】


■カラカラに近い乾き方で多少力が要る、やや外有利、逃げ・先行有利


阪神はまだ最低気温が3℃以上あるので、今週凍結防止剤がまかれることはないだろう。12月の開催が終わると次は2月末まで開催がない上、内海に接する阪神は基本的に温暖で、年間を通じて凍結防止剤がまかれないことが多い。そのため晴天が続いて砂がカラカラになったときに一番時計が遅くなる(といってもそんなに遅くならない)。

今週は雨が降らないまま週末を迎えた。だから阪神のダートとしては一番時計が遅い状態。風も弱そう。土・日とも乾き気味の良で0.2秒前後遅い時計を想定する。やや外有利、逃げ・先行有利。



【中京芝】


■開幕週だが芝が軟らかめでそんなに速くない、内外互角、逃げ馬注意・やや先行有利


《Aコース1週目》

これまでの中京は7月の開催が終わってから12月の開催が始まるまでの間に芝を1年分張り替えるのが通例だった。一昨年はそのワンタイミングで1万6000㎡張り替えた。だが今年は3月の開催から7月の開催が始まるまでの間に9000㎡、7月の開催が終わってから今開催が始まるまでの間にさらに1万4000㎡張り替えた。その後シャタリングとエアレーション作業をしている。

3月から7月に張り替えたほうが定着はしやすそうだが、春の芝なので軟らかくて傷みやすい。逆に8月から12月の間に張り替えるのは夏の芝なのである程度頑丈なものが晴れるが、定着力がイマイチかもしれない。春に張り替えた芝の様子を見つつ、さらに秋にも追加で張り替えるやり方がベストなのは間違いないと思うが、費用のかかるやり方でもあるハズだ。

だが今年の7月の中京は1開催8日間のうち馬場発表が良になった日が一日もなかったくらい、やたら雨にたたられた。そのため春に多めに張り替えた分までかなり傷んでしまい、秋の張り替え量が多くなってしまったと考えられる。

そのような事情で今年の7月の開催の時計は遅めだったが、例年の中京なら7月の開催の時計がいちばん速く、12月の開催の時計は中間にシャタリングとエアレーション作業を入れるのが効いてかそれより多少遅い。今年は今開催の時計が夏開催より速くなることは間違いないが、昨年同様中間にシャタリングとエアレーション作業が入っているので昨年の12月開催並みの時計を大きく超えることはないだろう。

今年の11月の天候は、関東が多く、関西は少なく、東海はその中間くらいだった。今週は火曜に3ミリ、水曜に0.5ミリ降り、木曜、金曜に散水している。現在の最低気温は4℃程度で関西に近く、関東ほど低くなっていない。風も弱そう。土・日とも晴れ、標準的な含水の良を想定し、0.6秒前後速い時計を想定する。内外互角、逃げ馬注意・やや先行有利。




【中京ダート】


■標準的な含水の標準的な速さのダート、やや外有利、逃げ馬注意・やや先行有利


今年の7月の中京はやたら雨にたたられた。芝もそうだが、ダートも同様に1開催8日間のうち馬場発表が良になった日が一日もなく、連日2秒以上速い時計が出ていた。そのため前開催の時計を今開催にスライドして考えることはできない。

現在の最低気温は4℃程度あるので、少なくとも今週は凍結防止剤がまかれることはなさそうだ。今週は火曜に3ミリ、水曜に0.5ミリ降った。標準的な含水の良と考えて、土・日とも0.2秒前後速い時計を想定する。やや外有利、逃げ馬注意・やや先行有利。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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