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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2019年12月21日(土)更新

有馬記念などの馬場予想

土曜は小さな低気圧が房総半島の南岸を掠めて北東に進むため、中山は朝のうち小雨が降っていたが、午後からは曇りになりそう。阪神も午前中は晴れているが、気圧の谷の影響で午後から曇りそう。

日曜には前線を伴った低気圧が南から接近する。中山は開催中はおおむね曇りで、夕方から雨が降りそう。雨の有馬記念になることはぎりぎり免れるか。阪神も似たような天気で、ほぼ一日中曇り、最終レース頃に小雨が降る可能性もある。


【中山芝】


■最終日でも内外大きな差はない、やや内有利、逃げ馬注意・やや先行有利


《Aコース4週目》

先週は火曜に3.5ミリ、水曜に1ミリ降った。土曜は晴れ、良で、1.2秒前後速い時計だった。日曜は晴れ、良で、0.2秒前後速い時計だった。

土・日で大きく時計が違うのは、週日の間に芝を均すため、土曜のほうが路面の平たん性が高いからだ。だが土を均した部分が土曜の競馬で再度掘れてしまうため、日曜のほうが芝が遅くなるのだ。

昔から言われている、G1の週には芝が速くなるというのもそれと同じ理屈。大きなイベントがあればいつもより念入りに芝を均す=整備するのは当たり前。昔のようにローラーをかけて均すのではなく、掘れた部分に土を戻し人力で踏んで平らにするだけだが、もしかするとそのほうがローラーをかけるよりきれいに修復されて走りやすくなる=速くなる可能性もある。前述したように通常なら土曜より日曜のほうが芝が遅いのだが、G1週ともなれば土曜の開催終了後にも重ねてチェックするくらいのことはしているハズ。まして今週は有馬記念だ。

先週もほぼ同じことを書いたが、JRA-HPの写真を見ると、内のほうの緑色がだいぶ褪せている。だが、内にラインができているわけではないし、内目の3~5mほどが均等に色あせしているので、内の芝がやられているという感じはしない。実際先週日曜のメーンレース、最終レースとも、内目の前でレースを運んだ馬が上位に来ている。

有馬記念は雨予報もあったが、どうやらぎりぎりまで降らずに天気が持ちそう。だとすれば、有馬記念=年末で芝が荒れている、という発想で、スピードある馬を軽視することはちょっと無理があるのではないか。

今週は火曜に1ミリ降っただけ。土曜は曇り、やや含水多めの良を想定し、0.8秒前後速い時計を想定する。日曜は曇り、良を想定し、0.5秒前後速い時計を想定する。土・日とも風はさほど強くないハズ。ちなみに有馬記念時には弱い北東の風(ゴール前直線で向かい風)が吹いていそう。やや内有利、逃げ馬注意・やや先行有利。



【中山ダート】


■標準的含水率の標準的ダート、やや外有利、逃げ・先行有利


先週は火曜に3.5ミリ、水曜に1ミリ降った。土曜は晴れ、良で、0.6秒前後速い時計だった。日曜は晴れ、良で、0.2秒前後遅い時計だった。

土曜より日曜のほうが時計が遅いのは、日曜のほうが砂が乾いていたからだろう。週日はほとんど馬場を使わないのでダートは水分が乾かないが、競馬があるとレースごとに馬場をかき混ぜるので砂が乾く。そのため土曜より日曜のほうが確実に砂が乾くからだ。

今週は火曜に1ミリ降っただけ。土曜の早朝にも小雨が降った。晴れ、良を想定し、0.5秒前後速い時計を想定する。日曜は曇り、良を想定し、0.3秒前後速い時計を想定する。土・日とも風は強くないハズ。やや外有利、逃げ・先行有利。



【阪神芝】


■傷みが少なく、乾き気味の速い芝、内有利、逃げ馬注意・やや先行有利


《Bコース1週目》

先週は10日間雨が降ってない状態で週末を迎えた。土曜は晴れ、良で、0.5秒前後速い時計だった。日曜も晴れ、良で、0.7秒前後速い時計だった。

先週は逆に、土曜より日曜のほうが時計が速くなった。先々週も同じように土曜より日曜のほうが速かったが、先週日曜のほうが速くなった理由は先々週とは違って、たぶん風向きのせいだ。強い風だったわけではないが、土曜は直線で向い風、日曜は3~4コーナーで追い風になる向きに風が吹いていた。阪神は直線が長く、かつ3~4コーナーも長いので、風向きの影響はある程度大きい。

阪神は今週からBコースだ。Aコースだってそれほど傷んでなかったのだから、Bコースに替われば全体がよくなる。多少外に出せば出すほどよくなるので、つい外差しの馬をひいきしたくなるが、そこまでの差はない。距離損なしの内の有利が勝る状態だろう。

今週は火曜に6ミリ、水曜に2ミリ雨が降った。金曜時点の含水は先週よりは多少多いが、土・日晴れそうだし、それほど差はないだろう。土曜は晴れ、良を想定し、1.2秒前後速い時計を想定する。日曜も晴れ、良を想定し、0.8秒前後速い時計を想定する。内有利、逃げ馬注意・やや先行有利。




【阪神ダート】


■標準的含水で標準的時計のダート、内外互角、先行差し互角


先週は10日間雨が降ってない状態で週末を迎えた。土曜は晴れ、良で、0.3秒前後速い時計だった。日曜も晴れ、良で、0.4秒前後速い時計だった。

今週は火曜に6ミリ、水曜に2ミリ雨が降った。気温が下がっているので、この程度の降水でもそう簡単には抜けない。土曜は晴れ、稍重→含水多めの良という推移を想定し、タイム差なし前後の時計を想定する、日曜は晴れ、標準的含水の良を想定し、0.3秒前後遅い時計を想定する。内外互角、先行差し互角。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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