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競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2015年04月10日(金)更新

今週の馬場傾向【阪神は内回りと外回りで大きく異なる】


【中山芝】


■開始前に降った雨が急速に乾いて土日とも先行有利、内外互角     


《Bコース2週目》
 先週の土曜日は1日中曇りのまま雨は降らず、コース替わりしたばかりの乾いた芝で1.5秒前後速かった。だが翌日曜日は開催中に6ミリ降って(馬場発表は良のまま)1秒前後速い芝になった。土曜日は内有利先行有利だったが、日曜日は直線で外に出して勝負していた馬が多かった。

 Bコース2週目だが、中山の雨は競馬が始まる頃には小雨に変わり、昼過ぎには止む見通し。金曜日の午後から降り続いているので前半戦は先週より重い馬場になりそう。午前中のうちは2秒前後くらい遅い芝になるかもしれない。だが雨が止んでからは急速に乾いてメーンレース頃には稍重になり、1秒前後遅いくらいのタイムになるはず。まだコーナーの内めはそんなに悪くなっていないはずだし、土曜日の芝のレースも4レースしかないので傷みも大して進まない。とすれば日曜日は午後イチには良になってタイム差なし前後くらいまで戻る可能性がある。土日とも先行有利、内外互角。




【中山ダート】


■速いダートで先行差し互角、外有利。


 先週の土曜日は曇りの良で0.7秒前後速かった。日曜日は1日中小雨が降り続き、午後に稍重になったが時計は土曜日とほぼ同じくらいだった。

 今週は金曜日の午後から雨が降り続き、土曜日の昼前に止むものと考える。土曜日は砂がじっとり濡れて速くなり、不良から重になって1.5秒前後速くなると想定する。日曜日は曇り時々晴れだが、稍重まで戻るかどうか微妙。1~0.5秒前後速くなると想定。切れ味が生かせる速いダートで先行差し互角、外有利。




【阪神芝】


■内回りは先行差し互角、やや外有利。外回りは先行有利、内有利


《Bコース2週目》
 先週の阪神は金曜に7ミリ降り、土曜日は稍重スタートで、午後から良になった。時計は0.7秒遅かった。日曜日は開始前に降って重でスタートし、いったん雨は止んだが、昼過ぎからメーンレースにかけて本降りになり最後の2レースは不良で行われた。時計は2.3秒前後遅かった。

 日曜日の芝の5レース中4レースが内回りだった。JRA・HPの馬場情報に「内回り3~4コーナーに傷みが出始めました」とあるのはその影響だろう。

 今週の阪神は火曜日に2ミリ、水曜日に1.5ミリ、金曜日に5.5ミリ降って金曜日正午の芝の馬場発表が「重」だった。金曜日も昼から降り始め、土曜日の昼まで降り続く予報が出ている。不良になることはほぼ間違いない。2.5秒前後遅い時計を想定する。先行差し互角、やや外有利。とくに土曜日は内回りのレースが多いが、内回りは先週の競馬の影響で内が傷んでいる可能性があるため外有利の競馬になりそう。

 日曜日は曇り時々晴れの予報で、芝は乾いていくが、大して気温も上がらず、風もないので稍重どまりか。1.5秒遅い時計を想定する。ただし土曜日とは違って日曜日は桜花賞も含めて外回りのレースが多い。土曜日と違って芝がかなり乾いている、プラス、(外回りは)コーナーの内がさほど傷んでいない…わけだから、先行有利、内有利になる可能性が高い。




【阪神ダート】


■速いダートで先行有利、内外互角。


 先週の阪神ダートは週日に雨が降って土曜日は重→稍重になり、0.7秒前後速かった。日曜日は午前中に降って重でスタート、2レース目から不良になった。時計は1.8秒前後速かった。

 今週は金曜日正午の時点で「重」で、それからも降り続いているので、土曜日はたぶん最初から不良になるはず。目いっぱい速くなるハズで、2秒前後速い時計を想定する。先行有利、内外互角。日曜は乾いていく過程のダートだが、阪神のダートは乾きが早いようなので、重スタートで最終的に稍重になると考える。1秒前後速い時計を想定する。先行有利、内外互角。




【福島芝】


■芝の状態がよく、馬場状態によらず内有利、先行有利


《Aコース1週目》
 かつての福島は芝が非常に傷みやすい競馬場だったが、番組編成の見直しによって開催数が大幅に減ったこと、走路の芝がほぼエクイターフに置き換えられたこと、また中京と違って厳寒期の開催がないことなどによってそれほど芝が傷まなくなった。

 また今年度は秋以降まだ5週(10日間)しか使われていない上、週末がまだ雨に当たっていない。とくに今週使われるAコースはまだ2週(4日間)しか使われていない。気温も上がって芝も元気になっている。土曜日の競馬開始前の時点で芝の状態が非常にいいことは間違いない。

 だが金曜日の夕方から、少なくとも土曜日の午前中までは雨が降り続きそう。午前中に芝が1レース、障害戦が2レースあるが、それだけで内が傷んで外差しになるようなことはない。土曜日午前中~昼過ぎまでは1秒前後遅くなるかもしれないが、雨が止めばさっさと水はけするので、午後には(重のままだったとしても)0.5秒遅い程度になる。日曜日になると0.5秒速い前後になると想定。いずれにせよ内有利、先行有利。




【福島ダート】


■速いダートで持ちタイムの速い馬が有利


 今後競馬開始までにかなりの雨量があることが予想される。土曜日の午前中に止んだとしても土曜日は一日中不良、日曜日はほぼ重の競馬になると思う。福島のダートが重以上になるのは昨年の7月20日以来。土曜日は2秒前後速いダートになると想定。先行有利、内有利。日曜日は1秒前後速いダートになり先行差し互角、やや外有利になる。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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