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競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2015年09月04日(金)更新

今週の馬場傾向【最終週に大雨が!】


【新潟芝】


■「多少傷んできた」のは気にする必要なし。やや差し有利、内外互角


《Aコース6週目》

近年の新潟芝は開催前のシャタリング、エアレーション操作でかなり路盤が軟らかくなり、時計も遅くなっている。さらに先週は金曜の午後から降り始めて金曜に16ミリ、土曜の午前中に10.5ミリ、日曜も朝から夕方まで小雨が降り続いて8ミリ降った。土日とも終日稍重だったが、状態としては目いっぱい軟らかかったはず。にもかかわらず土曜日は0.6秒前後速く、日曜はタイム差なし前後で、時計的にはまったく遅くなってなかった。また映像で見るとコース内側の芝が多少削げてきた感じではあるが、含水量多めなのにそれほど土くれが飛んでいなかった。これは芝の地下茎がまだ十分に残っているからだ。

今週は木曜日に20ミリ、金曜日朝に3ミリ降った。だが金曜日の夜には小雨もやみ、予報によれば開催開始までには晴れるはずで、1Rは稍重だとしても次の5Rまでには良に回復する可能性が高い。先週ほど含水してないと考えて土曜日は0.5秒前後速い時計を想定する。予報によれば日曜は「曇後一時雨」ということだが、開催終了後に降るものと考えると芝は土曜より乾くはずなので、やはり0.5秒前後速い時計を想定する。先週の競馬を見るとコーナリングでは内めを回った馬でも遜色なかったが、直線は外に持ち出した馬のほうが伸びていた。芝の傷みは表面的なものだし今週は先週より芝が乾くので、そこまで外に持ち出さずとも互角に戦えるはず。コーナーの内がそれほど悪くなってない以上今週も内外互角。やや差し有利。




【新潟ダート】


■標準やや速めのダート。先行有利、内外互角


先週は金曜の午後から降り始めて金曜に16ミリ、土曜の午前中に10.5ミリ、日曜も朝から夕方まで小雨が降り続いて8ミリ降った。土日とも終日不良だった。時計も今夏いちばん速くなり、土曜日が2秒前後速く、日曜日は1.2秒前後速かった。

今週は木曜日に20ミリ、金曜日朝に3ミリ降った。金曜日正午の馬場発表は『不良』だったが、金曜日の夜には小雨もやみ、開催開始までには晴れるはずで、土曜日は重、日曜日は稍重程度まで回復するのではないか。新潟のダートは稍重くらいなら渋ってもそれほど速くならない傾向があるので、土曜日が0.5秒前後速く、日曜はタイム差なし前後の時計を想定する。先行有利。内外互角。




【小倉芝】


■含水して多少時計はかかるが、依然として内有利、先行有利


《Bコース2週目》

Bコースに替わった先週は中間に大雨が降った上、土曜日の開催中にも5ミリ程度雨が降ったが、1日中馬場発表は良のままだった。最終レースの頃は本降りで多少内を避けている様子だったが、時計的にもタイム差なし前後で良相当だった。土曜日の夜から日曜日の朝にかけて10ミリ程度降ったようだが、日曜日の馬場発表は1日中良のままタイム差なし前後の時計だった。

今週はBコース2週目だが、先週の競馬を見る限り芝が傷んでいる様子はまったく見えない。最終日だから芝の傷みがどうのこうのというのはあまり考えないほうがよさそうだ。また中間は月曜日に58ミリ、火曜日に2ミリ、水曜日に1ミリ、木曜日に1ミリ、木曜日に2.5ミリ降った。火曜日以降は芝にとってちょうどいい程度の雨量がずっとあったわけで、これはもう散水代わりと考えて十分。小倉は金曜日に晴れ、土曜日は晴後曇の予報。馬場が乾いて先週より多少速くなると考えて、0.2~0.3秒前後速い時計を想定する。日曜日は曇時々雨の予報だが、先週あれだけ雨が降ってあれだけの時計が出たわけだから、多少の雨なら時計は遅くならないと考えてタイム差なし前後の時計を想定する。最終日でも内の状態は悪くないはずで内外互角、やや先行有利。




【小倉ダート】


■乾いてもある程度速いダート。逃げ・先行有利、馬番不問


先週は土曜日の開催中に14ミリ雨が降り、馬場発表は一日中稍重だった。時計は1.8秒速かった。競馬終了後も降って日曜日は2Rが不良、7R以降は重になった。時計は2.6秒前後速かった。

今週は月曜日に58ミリ、火曜日に2ミリ、水曜日に1ミリ、木曜日に1ミリ、木曜日に2.5ミリ降り、金曜日は晴れ、土曜日は晴後曇の予報。土曜の馬場は乾くはずだが、今の小倉は乾いてもそう遅くならないようで、0.5~1秒前後速い時計を想定する。日曜日は曇時々雨の予報。開催中にどれくらい降るかわからないが、今の小倉は多少の雨でも影響が大きいハズで、5ミリ程度の降雨で1秒以上速くなると想定する。先週ほどではないがやはり前が止まらない状態で、先手さえ取れれば内外は関係なさそう。逃げ・先行有利。




【札幌芝】


■最終週になって雨に遭遇。内外互角、先行差し互角


《Cコース3週目》

今期の札幌は天候に恵まれてずっと芝がよかった。先週も1週間ほとんど雨が降らず、週末も降らなかった。日曜日の最終レースはモレイラ騎手が最後に内に突っ込んで差し切っていた。ムード的にはレースで馬の蹄に叩かれて多少内が軟らかくなってきた感じはあるし、騎手も半信半疑な乗り方をしているように見えるが、先週の結果を見れば、最終日だから内が傷んできた、と決めつけるのは早計だろう。時計的にも土日とも良で0.3秒ほど速かった。

問題は、雨が降れば一気に外有利に振れる可能性があるということだ。今週は水曜日に84.5ミリという大雨が降り、金曜日の正午までに6ミリ降り、さらに夜にかけて5ミリほど降った模様だ。しかし土曜日の予報は曇後晴なので、2Rの未勝利戦はともかく、昼過ぎのレースは良に回復する可能性が高い。内の傷みの影響がどれくらい出るかは微妙だが、後ろになればなるほど内の傷みが定着すると見て、土曜日は0.5秒前後遅い時計を想定する。日曜日は晴時々曇の予報で芝は乾くことは乾くが、内を避ける競馬になると考えて1秒前後遅くなると想定する。内外互角、先行差し互角。




【札幌ダート】


■今夏一番速いダート。逃げ・先行有利、やや内有利


先週は中間・開催日ともほとんど雨が降らず、札幌としてはカラカラに近い部類だったが、土日とも0.6秒前後速かった。

今週は水曜日に84.5ミリという大雨が降り、金曜日の正午までに6ミリ降り、正午の馬場発表が『重』。さらに夜にかけて5ミリほど降った。明日のスタート時点では重になる可能性が高い。それからどこまで回復するかだが、少なくとも土曜日は先週より速くなって1秒前後速い時計を想定する。日曜日は先週並の0.5秒速い時計を想定する。前が止まりづらい傾向が加速して逃げ・先行有利、やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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