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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2015年09月18日(金)更新

今週の馬場傾向【中山ダートは外枠有利】


【中山芝】


■含水多め良も徐々に乾き、いっそう先行有利、内有利に


《Bコース2週目》

今週は中山・阪神の2場で土・日・月の3日連続開催になる。あまり天候の心配をしないで済む3日間になりそう。

開幕週の先週は木曜日に155.5ミリという大雨が降ったが、金曜日からピーカンに晴れて土曜はアサイチから良発表になった。時計は土曜が0.5秒速く、日曜がタイム差なしだった。それに対して今週は水曜日に3.5ミリ、木曜日に55.5ミリ、金曜日の昼までに8.5ミリ降った。金曜日正午の馬場発表は『重』だった。金曜は午後になってもずっと曇っていたし、夜の7時前後にも少し強い雨が20分くらい降った。ここまでの雨量は先週ほど多くないが、この先も湿度の高い状態が続き、晴れ間が出るとしても土曜の昼近くらしい。であれば今週は水抜けが遅く、土曜のアサイチは稍重か重の発表だろう。良に回復するとしてもメインレース前後になるはずで、明日中は含水のある良と考えられる。日・月もカラッとはしないらしいが、少なくとも強い雨は降りそうもない。

まずエアレーション作業で積極的に軟らかくしていることが前提。その上で含水が多めでどれくらい遅くなるかだが、多少路盤が軟らかくても地下茎がびっしり張っている状態なのでそんなには遅くならない。先週より少し遅いくらいと考えてタイム差なし~0.5秒遅い前後を想定する。その先2日間は、良の競馬になるなら芝が傷んでどうこう、ということはほとんど考える必要がないはず。むしろ後半になるほど乾いて少しずつ速くなっていくのではないか。先週の土曜日は開幕週ということで先行争いが激しく速いペースで前崩れ気味になり差し馬が台頭するケースが目立ったが、日曜は騎手の側で修正して逃・先行馬が順当に残っていた。修正済みであれば今週も先行有利。内有利。




【中山ダート】


■含水高く速い時計が続く。先行差し互角、やや外有利


中山ダートに関してつい最近大きな発見をしてしまった。実は今秋10年ぶりに『コースの鬼!』の改訂版を出すことになり、このところ毎日データとにらめっこしているのだが、そこで見つけた。

先に結論を言ってしまうと、中山ダートで常時使われるコースはD1200とD1800の2つで、その2つとも外枠有利だ、ということだ。D1200が芝のポケット発走で外の馬の方が芝の上を長く走れるため外枠有利であるのは有名だが、4つコーナーを回るD1800のほうもかなり外枠有利なのだった。

1日分まとめてみると、中山のダートはなぜか外枠の馬がけっこう来る。ずっとその理由がわからずにいたのだが、コースが2つとも外枠有利ならそうなって当然だ。コースが外枠有利だから外ばかり来る、というのと、外ばかり来るから外が有利だ、というのは、ニワトリが先か卵が先か、みたいな話に聞こえるかもしれないが、そうではない。実は先週「夏前の中山ダートには多少外有利の傾向があったと思う。夏を境に原因が解消している可能性はあるが、今週は大雨で砂厚調整に費やせたのが金曜日だけ。なにがしかのバイアスができている可能性はある」と書いてしまった。要するに若干路盤からの影響があるのでは、と勘繰っていたわけだが、そういうことではまったくない、ということが個別のデータを見てようやくわかった。これに関しては完全なミスジャッジでした。関係者の皆さんすいませんm(_ _)m。

さて先週は日曜日から木曜日までの合計の降水量がなんと355ミリという大雨が降った週末だった。金曜日正午のダートの馬場発表は『重』だったが金曜日以降はピーカンの晴れで土曜日には稍重に、日曜は良に回復した。中山のダートはかなり排水がよくなっているようだ。時計は土曜が1.6秒速く、日曜が1.3秒速かった。先行有利だったが、やっぱり外の馬が多く来ていた。

今週は木曜日に55.5ミリ、金曜も8.5ミリ降り、金曜はずっと湿度の高い曇りが続いた。金曜日正午の段階で『不良』発表だが、この天候では回復しても土曜は重までだろう。日曜が稍重で、良まで回復するのは月曜になるのではないか。いずれにせよ砂が乾くまではいかず、土曜が2秒前後速い時計、日曜が1.5秒速い時計、月曜が1秒速い時計を想定する。今週も先行有利、やや外有利(外が有利な原因が別にあることははっきりしたが、結論は同じだったりするのだった)。




【阪神芝】


■乾いてある程度速い芝。やや先行有利、やや内有利


《Aコース2週目》

先週の阪神は中山と比べれば中間の降水量は多くなかったが、それでも火曜日15ミリ、水曜日13.5ミリ、木曜日7ミリ降った。中山同様に阪神も金曜日以降はピーカンで晴れ、気温も上がって馬場は急速に乾き土曜日が0.2秒前後、日曜日が0.4秒前後速かった。開幕週に良でこの時計はこれまでとの比較でいうとかなり遅めで、やはりかなり軟らかくなっていると見てよさそうだ。内容的には内有利、先行有利だった。芝の状態は開幕週で絶好だった、と書きたいところだが、JRA・HPに「内回り4コーナー並びに外回り4コーナーに傷みが見られます」とあるのが少し気にかかる。いずれにせよ現時点で馬券に影響するほどの傷みではないことだけはハッキリしている。

今週は木曜に17.5ミリ雨が降り、金曜正午の時点では『稍重』だったものの、金曜日の午後には晴れて土曜以降かなりすっきりした天気になる見込みだ。土曜の朝までにはかなり排水して、土曜はアサイチから良になると思う。時計はほぼ先週並で土日とも0.5秒速い芝と想定する。やや先行有利、やや内有利。




【阪神ダート】


■乾いて多少力の要るダート。やや逃・先行有利、やや内有利


先週の阪神は火曜日15ミリ、水曜日13.5ミリ、木曜日7ミリ降った。土曜は稍重から開始。昼過ぎに乾いてその後は良になった。時計は土日とも0.5秒前後速かった。やはり夏を境に時計が多少遅いほうに振れているようだ。

今週は木曜日に17.5ミリ降り金曜日正午の馬場発表が『重』だった。だが先週より多少速く乾いて土曜日はアサイチから良になるのではないか。時計もほぼ先週と同じく0.5秒前後速い時計を想定する。月曜にはさらに乾いてタイム差なし前後になると想定する。逃・先行有利、やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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