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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2015年10月09日(金)更新

今週の馬場傾向【見た目よりも軟らかい開幕週】


【東京芝】


■絶好芝だが見た目より軟らかい。先行差し互角、内有利


《秋のしょっぱな開催の開幕週。Aコース1週目》

中央4場は春開催が終わってから芝の張替え等1年分のメンテナンスを行い、芝を一新する。したがって秋開催しょっぱなの今頃はまさしく新装開店の芝になるわけで、年間を通じて最高の状態ということになる。東京の場合は春開催の終了から時間的余裕もあるので、ムラなく内外びっしり芝が生え揃っているはず。

びっしり・しっかり芝が生えているからといって芝は速い一方ではない。今は農業機械を使って積極的かつ継続的に路盤を軟らかくする方針で進んでいるので、むしろしょっぱなの芝のほうが軟らかい可能性もある。今回JRA・HPに「エアレーションした」旨の記述はないが、昨年の今時期にもそういう記述はなかった。だが東京は一番先にそれを取り入れたところだし、ほぼ確実に中間にシャタリング・エアレーション作業はやっていると考えていいと思う。

今週は週日もまったく雨が降ってないし、3日間の競馬開催日もほぼ晴れを見込める。日曜日に多少降る可能性があるが、問題になるほどは降らないものと考える。昨年の4回東京1週目も中間ほとんど雨が降らず開催日は前2日は晴れた。であれば今年は昨年の1・2日目の速さを参考にすればいいはず。1秒前後速い芝を見込む。絶好芝でも見た目より軟らかい芝であることを考えて先行差し互角。内有利。




【東京ダート】


■乾き気味だが標準的なダート。やや外有利、先行差し互角


東京はこの1週間ほとんど雨が降っていない。このまままったく散水なしで競馬すると埃がひどくなると思うので、埃除けの散水を金曜日の午後か土曜日の朝にするはずだと思う。だが現状の気候なら多少の散水があっても乾きも早いはず。芝と同様にダートも昨年の秋開幕週の時計を参考に、0.5秒速い~タイム差なしの時計を想定する。

もし夏のメンテナンスで砂を多めに入れていたら、あるいは砂の粒度分布を大きめに変えていた場合もっと遅くなる可能性もあるが、最近の傾向からどちらもないと考える。やや外有利、先行差し互角。




【京都芝】


■硬くなくても絶好芝の京都は前が止まらない。内有利、先行有利


《秋のしょっぱな開催の開幕週。Aコース1週目》

中央4場は春開催が終わってから芝の張替え等1年分のメンテナンスを行い、芝を一新する。したがって秋開催しょっぱなの今頃はまさしく新装開店の芝になるわけで、年間を通じて最高の状態ということになる。京都は東京よりさらに1カ月早く春開催が終わっているわけなので、現状の芝の状態を疑う余地はない。

JRA・HPの馬場情報の京都のページには「開催前に芝馬場のクッション性確保のためエアレーション作業を実施しました」と明記されている。開催前のエアレーション作業について昨年は書かれていなかった。単に昨年は書かなかっただけでやっていた可能性もあるが、今年はかなり引きつけてやった可能性もある。

東京と同じく京都もここ1週間雨が降っていない。競馬開催日も3日間ともほぼ晴れを見込める。今の時期にこんなに天気の心配なく開催できるのは久しぶりなような気がする。昨年の4回京都1週目は中間ほとんど雨が降らず開催日の前2日晴れたが、3日目は台風で休んで火曜日に順延した。昨年の1・2日目の芝の時計を参考に、今年も1秒前後速い時計を想定する。見た目より軟らかい芝であることは考慮しても京都は本質的に前有利の競馬場。開幕週ならなおさらで先行有利。内有利。




【京都ダート】


■乾いた力の要るダート。やや先行有利、内外互角


昨年の4回京都の1週目の1・2日目は今週と同じく1週間雨が降らず、当日も晴れていた。それで0.5秒前後速かったのだが、春の京都最終週もやはり1週間雨が降らない状態で当日も降らず0.3秒前後遅かった。夏を越してどっちを参考にすべきか迷うが、砂を洗浄すれば平均粒径が大き目になり、さらに新しい砂が足されるわけだから、春の最終日の時計+αになると考えるのが自然なはず。乾いた力の要る状態で0.5秒遅い時計を想定する。やや先行有利、内外互角。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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