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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年01月08日(金)更新

今週の馬場傾向&質問にお答えします

伝説のコース解析本
11年ぶりの第3弾がついに完成!
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管理技術の進歩により、近年、JRAの馬場が激変。今の競馬では、かつてのイメージを捨て、新時代のコース傾向を先に知ったものだけが勝ち組に回れると言っても過言ではありません。本書では、全107コースの最新傾向を、馬場分析の第一人者である城崎哲が徹底解説しています。

コースの鬼!
3rd Edition
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今回『競馬JAPAN』の読者から「今開催の京都はエアレーション作業は全くなしなのでしょうか?」という質問があった。ぼくが答えるべき事項かどうかちょっとむずかしいところだが、リクエストに応えて答えられる範囲でお答えしようと思う。

『コースの鬼! 3rd』の中にも書いたが、JRAの施設部は昨年からエアレーション作業等を行った場合『馬場情報』欄中に明記する方針を打ち出した。昨年まで書く・書かないは担当者の裁量に任される部分があったようだが、今年からはきっちり書かれるようになったと考えている。ただし何カ月前の作業まで書くことにしているのかとか、コースの一部分にだけ作業したような場合はどうするのか、とかまではぼくも把握してない。これらは機会があったら担当者に聞いてみようと思っている。

いずれにせよ今回の場合は時間的に近い話なので、もしエアレーション作業をしたなら間違いなくその旨の記載があるはず。それが書いてないのだから、今回はエアレーション作業はしてないと考えていい。こうした事情はもちろん中山も同様である。

付け加えると、今回の京都の場合、10月・11月の連続開催の前にエアレーション作業したことが当時の『馬場情報』欄の中に明記されていた。あれからまだそんなに時間は経っていないので芝もまだ軟らかいハズ。また温暖化のせいか1月になってもそんなに寒くないが、本来なら今は芝がいちばん弱る時期。5回京都が終わってからのインターバルも1カ月しかない。

今の時期にエアレーションすると芝の負担も大きいし、スケジュール的にも相当無理をしなければならない。そこまでして今エアレーション作業することは常識的に考えてないと考えられる。


【中山芝】


■状態よく速い芝。先行有利、内有利


《Cコースの2週目。今週は3日間開催になる》

Cコースは昨年の4回中山で4日間使われた。2週とも金曜日に20ミリ超の降水量があり、それなりの負荷はかかっていた。だが今年度の中山の芝はもともと状態がいい上に、まだ4日間しか使われていない芝で、しかも2カ月のインターバルの前半はかなり気温も高かった。十分休んで洋芝の密度も高くなっているし、また12月の25日以降まったく雨も降っていなかった。先週はいかにも速くなりそうな状況だったが、予想以上に速く1.4秒前後速い時計になった。(金杯の時計は速くなかったが、金杯はスローペースだった)。

引き続き今週もまったく雨が降っていない。また開催日3日間とも晴れの競馬になりそうだ。先週は2・3日に散水し、1日おいて5日に競馬があった。今週も6・7日に散水し、9日から競馬だから、普通に考えて土曜日の芝の含水量は先週と同じはず。芝の状態がいい上に冬場で芝のレース数が1日5レースに抑えられているため芝の傷み方も緩やかだろう。土曜日が1.2秒速く、日曜日が1秒速く、月曜が0.8秒速い…程度の時計推移を想定する。引き続き内有利、先行有利。




【中山ダート】


■乾いて力の要るダート。やや先行有利、やや外有利


昨年の12月25日以来まったく雨が降っていない。散水もしてないはずなので、普通に考えて今の中山ダートはほぼカラカラに近い状態。5日の中山ダートは今年度の中山のダートの中でももっとも乾いていたはずで、実際に白煙がもうもうと上がっていた。そのような状態で先週は0.6秒速かった。やはり今の中山ダートはかなり速い。

引き続き今週もまったく雨が降っていない。その状態で7日に凍結防止剤を散布した。気温がまだそれほど低くないのでこれは埃除けも兼ねているハズ。開催日も3日間とも晴れの競馬になりそうだ。カラカラに乾いた状態だと凍結防止剤が湿気を吸ってもたかが知れていると考え、ダートの重さは先週と大して変わらないと見る。0.3秒速い~タイム差なし前後の時計を想定する。やや外有利。やや先行有利。




【京都芝】


■乾いて速い芝。前が止まりづらい芝で先行有利、内有利


《Aコースの2週目。今週は3日間開催になる》

京都のCコースは昨年秋以来すでに9日間使われている。だが今年度の京都の芝は非常に状態がよく、Aコースの最終日でも芝に埃も立たず、最後まで内有利で先行有利だった。(というか、今年度の京都はどのコースでも内有利で先行有利だった)。

京都の金杯のペースはそこそこ速めだったが、それ以外はスローペースだった。そのため多少あてずっぽうだが、ほぼ1秒前後速い芝だったと考える。

京都も昨年の12月25日以降降水がない。ただし中山は6日以降2回散水したのに対して、京都は曇りが多かったため中間の散水をしていない。また開催日も3日間とも晴れの競馬になりそうだ。ある程度乾いた芝になることはほぼ確実。土曜日が1秒前後速く、日曜が0.5秒前後速く、月曜が0.5秒前後速い時計推移を想定する。先週同様前が止まりづらい芝で内有利。先行有利。




【京都ダート】


■乾いて多少力の要るダート。やや先行有利、やや内有利


秋以降の中山ダートが中間雨が降ることが多かったのに対して、4回京都の開催期間はだいたいカラカラの天気だった。それでいてそこそこ速い日が多かった。昨年の12月25日以降降水がなく、先週はほぼカラカラの状態だったが、それでも0.3秒前後速い時計だった。芝と違って冬場のダートはレース数が多いので、時計の誤差も少ないハズ。

5日以降も雨は降っておらず、ダートは先週同様にほぼカラカラと考えられる。また京都は中山と違って凍結防止剤はまいていない。先週同様に0.3秒速い時計を想定する。やや内有利。やや先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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