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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年02月13日(土)更新

今週の馬場傾向【雨予報が気がかりな週末】


【東京芝】


■やや含水のある芝だがまだ内が伸びる。やや内有利。先行差し有利


《Dコース3週目》

先週は土日とも晴れるとみていたが、土曜日は一日中曇り、土曜の夜に少し降水もあった。それでも結局大した量は降らず土日とも良で競馬が行われた。含水のある良と乾いた良の中間くらいの良だった感じ。芝の時計は土日ともほぼタイム差なしだった。

今週は前半が晴れたが、週末には雨が降る可能性がある。先週よりも少し含水ある良を想定する。東京は路盤がかなり軟らかい上に、昨年の夏の日照不足が尾を引いて現在の芝は根の張りがそれほどでもない印象。先週の含水率でも細かく土が飛んでいたので、さらに含水が多くなる今週はもう少し土がほぐれ加減の状態になりそうだ。

5ミリ以下程度の降水であることを想定して、0.5秒前後遅い時計を想定する。それでも先週の段階で直線は内がよく伸びていたので、まだ外差しにはならないはず。やや内有利。先行差し互角。




【東京ダート】


■凍結防止剤なしのやや速めのダート。やや先行有利。やや内有利


先々週に続いて先週の東京も凍結防止剤をまかずに競馬した。土日とも良で競馬して、土日ともタイム差なし前後の時計だった。

今週は雨が降る可能性がある上に、気温もある程度上がっているので、今週も凍結防止剤をまかずに競馬する可能性が高い。そうなると含水があるぶんだけ時計が速くなると考えられる。週末に5ミリ程度降水すると考えて、先々週と同じような経過で、土曜が0.5秒前後速く、日曜は1秒前後速い時計を想定する。やや先行有利。やや内有利。




【京都芝】


■含水ある軟らかい芝。内の芝の傷みが進み、やや外有利。やや差し有利


《Bコースの3週目》

先週の京都は土日とも曇時々晴れといった天気で、カラッとは晴れてなかった。時々みぞれも降ったものの降水量はゼロ換算で、土日とも良で競馬が行われた。京都はずっと芝の状態がよかったが、先々週の金曜日に47ミリ雨が降って馬場が緩んだ影響で、ここへきて芝の傷みが多少目立ち始めた。先週はまだ芝が乾き気味だったので時計は土日とも0.2秒前後遅い程度だったが、土日ともかなり土が飛んでいた上に、直線では馬群が外に逃げる競馬が目立っていた。

今週は中間にも多少雨が降ったが、週末も雨が降る可能性が高い。京都のBコースは(東京のDコースと違って)秋にも使われているので内の芝の傷みはすでにかなり蓄積している。先週の時点である程度芝の傷みは表面化していたので、今週の週末の雨量が10ミリを超えるようだとさらに芝が傷むと見込める。稍重で1秒強遅くなり、重になると2秒強遅くなると想定する。おそらく直線は外への逃げ合いになる。やや外有利。やや差し有利。




【京都ダート】


■馬場発表以上に時計がかかる。先行差し互角。やや内有利


先週の京都は雨予報もあったが結局雨が降らなかった。また金曜日には凍結防止剤をまいた。土曜は0.2秒遅い前後の時計だったが、日曜になると凍結防止剤が入った影響か0.7秒前後遅い時計になった。

今週は火曜日に3ミリ雨が降ったが、凍結防止剤が流れてしまうほどの雨量ではなかったと思う。だが週末は雨になる可能性が高い。何十ミリも降ると凍結防止剤も流れてしまうが、10ミリ以下の降水量ならそれほど時計が速くならない可能性がある。そのような想定のもとでタイム差なし前後の時計を想定する。先行差し互角。やや内有利。




【小倉芝】


■Aコース初日も雨予報、先行馬と差し馬の組み合わせがありがち


《昨年夏以来の開催のAコース》

小倉は8月いっぱい競馬をした後に、芝の張替え等の作業をするので、この開催の芝はまっさらで、間違いなく年間でもっとも状態がいい。中央場と違って1日の芝のレース数が7~8レースと多いが、それでも他の本州のローカル場と違って障害戦をやらなくていいのは大きい。芝は内側から少しずつ擦り減っていくように傷んでいくが、そう簡単に時計のかかる状態にはならない。

先週末に計1.5mmの雨が降ったものの、以降は晴れ模様が続き、10日(水)に散水を施したほどなので先週の雨の影響は皆無。金曜正午の時点でも良馬場の発表で、口開けのまっさらの芝なのは間違いないだろう。

問題は金曜夜から日曜午前まで降るという雨の影響。ただ、昨年の開幕週が土曜:稍重/日曜:良という発表でいずれもタイム差なし前後の時計ということで、稍重でだいたいタイム差なしと予想。重馬場まで悪化するとなると0.5~1秒遅い芝と想定しておく。

前が止まらない芝の範疇で先行馬が勝つことが多いが、ペースが速くなりすぎて相手は差し馬になることが多い。やや内有利、やや先行有利。




【小倉ダート】


■昨年夏は良馬場でも速いダートだった。逃げ・先行有利、馬番不問


金曜日正午の馬場発表が「良」だった。ローカルのダートは休みを挟んで砂を補充するとまったく傾向が変わってしまうこともありうるが、昨年同様だと小倉のダートは水はけがとくに悪いまま。ちなみに雨模様でも気温は上がりそうで、凍結防止剤は入っていない。

そして、昨夏の小倉ダートは良馬場でもかなり速い時計が出ていた点に注意したい。良~稍重でも0.5~1秒前後速い時計を、降水量が増えるようだと1秒以上速くなると想定する。逃げ・先行有利の見立てで、先手さえ取れれば内外は関係なさそう。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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