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競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2016年02月19日(金)更新

今週の馬場傾向【東京・京都最終週も雨】


【東京芝】


■移り変わる馬場状態に注意。土曜9Rまでは内外互角、先行差し互角、土曜の11R以降は外有利、先行有利


《Dコース4週目》

先週の週末は全国的に雨になった。だが東京は比較的雨量も少なく、競馬開催中には降っていない。土曜日の芝は乾いた状態で、0.5秒前後速かった。土曜の競馬終了後に11.5ミリ降り、日曜に入ると雨はやんだ。日曜の馬場発表は1日中稍重だったが、よく晴れたので、急速に水分は抜けて行っていたはず。芝の最初の4Rあたりは0.5秒前後遅かったが、11Rではほぼタイム差なしにまで回復していたと考えられる。レース中に雨が降っていない分芝の傷みもそれほど進まなかった印象。

今週も中間は晴れたが、先週同様週末は雨になる可能性が高い。前線が通過するため短時間に強い雨が降るのも先週同様。予想では昼過ぎから降り始めて徐々に雨足が強くなっていき、競馬が終わる頃に本降りになる。雨は土曜中に止んで日曜は朝から晴れると考える。その通りなら土曜の東京は9、11、12Rが雨中の競馬になる可能性がある。9Rは良で競馬できると思うが、11、12Rは強い雨の中の競馬になりそう。9R以前は0.5秒前後速い時計を想定する。11R以降は1秒遅い時計を想定する。

日曜は朝から晴れる予想だが、土曜の雨量が多そうなので日曜は重から始まると見込む。ただし東京の芝は水はけがよく、気温が高くなっているので乾くのも早く、最終的には良になるかもしれない。朝一は1秒前後遅い時計、芝の最終戦である10Rには0.5秒前後遅い時計になると想定する。先週の時点ではまだ内も遜色なかったので、土曜の9Rまでは内外互角、先行差し互角、土曜の11R以降は外有利、先行有利になりそう。




【東京ダート】


■土曜は乾いて遅いダート、日曜は高含水で速いダート。先行差し互角。やや外有利


気温も相当上がっているのでこの先はよほどのことがない限り凍結防止剤はまかないで競馬することになりそうだ。したがって含水量が高ければ速く、乾けば遅くなる、という単純な考え方が通用する。先週は土が乾いたダートで0.3秒遅く、土曜の夜に降った雨で日曜は1日中稍重になり1.3秒速くなった。

今週もほぼ同様に土曜は乾いた遅いダートで、日曜が濡れた速いダートになりそうだ。土曜が0.3秒前後遅く、日曜は不良か重からスタートし、最終的に重で終わると考えて、1.5~2秒前後速い時計を想定する。いずれにせよ先行差し互角。やや外有利。




【京都芝】


■傷んでいる上に含水高く目いっぱい遅い芝。やや外有利、やや先行有利


《Bコースの4週目》

先週の京都は土曜の午後に降り始めて日曜の朝までに止んだ。雨量は土日合わせて63.5ミリで、3場の中でもっとも多かった。先週土曜日の10R以降は強い雨中の競馬になったが、最後まで馬場発表は良のままで、時計的にも目立って遅くなることはなく、1日中0.2秒前後遅い時計だった。だがその後60ミリ超も降ったため日曜の朝一はさすがに不良になり、重までしか回復しなかった。時計的には5秒前後遅くなった。土曜の時点である程度外に逃げていたが、日曜日になるとはっきり外を回る競馬になった。

今週も同じような天気になりそうだが、土曜日の降り始めが早く1日中雨になり、午後の芝はしゃぶしゃぶになりそうだ。内の芝が傷んでいるので、雨量にかかわらず最初から馬群は外を回るはず。強い雨中の競馬になる午後のレースは最終的には先週並の遅さになるはずで、3~5秒前後遅い時計を想定する。日曜の芝もほぼ同様に5秒前後遅くなる可能性がある。内外互角、やや先行有利。




【京都ダート】


■速いダート。土曜はやや内有利で日曜はやや外有利。土日とも先行差し互角


先週の京都は土曜の午後に降り始めて日曜の朝までに止んだ。土曜の京都は特別戦が全部芝だったので、ダートは8Rまでは乾いたダートで、12Rだけは雨中の競馬になったが、馬場発表は最後まで良で、実際に時計もそれほど速くならず、1日を通じてタイム差なし前後の時計だった。土曜の午後から日曜の朝まで降った雨量は合わせて63.5ミリで、日曜のダートは7Rまで不良、10R以降は重で、1.3秒前後速い時計だった。

先週の雨で凍結防止剤はほぼ流れてしまったはず。それから凍結防止剤はまいていないし、今の気温ならまく必要もないだろう。今週も先週とほぼ同じ降り方になると思うが、土曜日の降り始めが早そうな点が違う。土曜は昼過ぎまで稍重で、午後は重~不良になりそう。稍重までは0.5秒前後速い時計を想定する。重になってからは1秒前後速い時計を想定する。土曜にある程度の量が降ることを想定し、日曜の朝一は不良、最終的に重に回復すると考えて、1.5~2秒前後速い時計を想定する。土曜はやや内有利で日曜はやや外有利。土日とも先行差し互角。




【小倉芝】


■前崩れのリスクが大きめ。やや内有利、やや差し有利


《Aコース2週目》

小倉も土曜日に39.5ミリ降った。だが午前中にほぼ半分、競馬開催中は止んで、競馬終了後に残り半分降るというヘンな降り方だった。また先週の小倉は8月以来になるためさすがに芝はしっかりした状態だった。雨量の割には芝のダメージは少なかったと考えてよさそうだ。土曜日は1日中稍重だったが、芝の状態がいいのでそれほど遅くならず、0.4秒前後速かった。日曜も1日中稍重で、タイム差なし前後の時計だった。

今週の小倉は3場の中でもっとも降り出しが早く、土曜の未明から降り始めて開催中も降り続き、止むとしてもメインレース頃になりそう。レース数も多いのでそれなりに傷みは蓄積するはずだが、土曜中に外差しになるほどの変化はないと思う。雨量次第だが土曜は1~2秒遅い時計になると想定する。だが土曜の夕方には雨は上がり、日曜は朝から晴れそうだ。そうなると急速に芝は乾くはず。日曜は朝から稍重で、メインレース頃には良に回復するのではないか。最終的にはタイム差なし前後の時計になると想定する。芝自体はしっかりした状態だが含水があって軟らかい。小倉は早くなりすぎるため常に前崩れと隣り合わせ。今の芝はその前崩れのリスクが多少増していると考えられる。やや内有利、やや差し有利。




【小倉ダート】


■速いダート。基本は先行有利も、速い分差し馬にも要警戒。やや内有利


先週の小倉は土曜日に39.5ミリ降った。だが土曜日の午前中にほぼ半分、競馬開催中は止んで、競馬終了後に残り半分降るという降り方だった。そのため土曜日のスタート時点から砂はかなり水分を含んでいた。また土曜も日曜もずっと重で、含水量的にいっても同じような状態のまま推移したと考えられる。土日とも0.8秒前後速かった。また土日ともやや内有利で、先行差し互角だった。

今週も先週と同程度の雨量があると想定するが、雨の降り方は土曜の早朝からメインレースあたりまで降り続いて止む。日曜日はよく晴れる…という感じになると思う。土曜日は重→不良と推移して2~2.5秒前後速くなると想定する。日曜は重→稍重という推移で1.5秒前後速い時計を想定する。基本は先行有利だが、速い分差し馬も台頭しやすい。やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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