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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年04月01日(金)更新

今週の馬場傾向【超高速馬場の謎を追う】

最初に先週の中京に出現した「超高速芝」について軽く触れておくことにする。

先週の中京では、土曜日の1000万特別戦(芝1200)がレコードになり、さらに翌日の500万戦(芝1200)もレコードになり、さらにダメ押しで高松宮記念もレコードになって、芝1200のレコードが1週で3回更新されるという珍事が起きた。また芝2200のレコードも更新された。

「超高速芝」だと言われればたしかにその通りで、先週の中京の芝はぼくの計算でも2.2~2.5秒前後速かった。

ある程度の予兆はあった。一昨年・昨年の中京は冬の開催が終わる頃には芝はボロボロになっていた。芝が傷みやすい上に、路盤が緩めだったため、北海道の洋芝コースとそれ以外の野芝ベースのコースとの中間くらいの時計になりがちだった。むしろ、『これまでの中京の時計が遅すぎた』のだともいえる。

それに比べると先週の中京の芝の傷みは格段に少なかった。また芝の時計は実際には昨年の夏あたりからかなり速くなって他場の時計に近づいていた。正確なことはわからないが、たぶんバークを入れるなどの路盤改良が段階的に行われていたはずで、それが1週間続いた晴天で路盤が乾いた効果と相まって一気に現れたんじゃないか、と思う。

次の夏の開催は梅雨時なのでそもそも乾いた芝になりづらいが、それだけに芝が乾いたときは高速芝の出現に注意を払う必要がありそうだ。


【中山芝】


■Bコース替わりの効果見込める。先行有利、内~中有利


《今週からBコース》

先週の中間は木曜日に多少降った程度だった。雨予報はあったが実際には曇りで雨は降らず、土日とも良で行われた。Bコースの最終週だったが、3~4コーナーを除けば芝の傷みはそこそこだった。土曜日はタイム差なしで、日曜日は0.4秒前後速かった。

今週からBコース替わりする。柵が3m外に移動するが、3~4コーナーの最内に1m幅ほどの傷みが残りそうだ。ただし傷んでいる距離はそれほど長くない。また3mより外は真冬のCコース開催時に使い込まれているので、外に出せば出すほど状態がよくなるわけでもない。内から2、3列目を走る馬にとくにメリットがありそうだ。騎手の技量が通常以上に問われるかもしれない。

今どきは気温が上がって芝が元気になってくる。それで路盤が張って時計が速くなりがちだ。しかも中山には雨らしい雨はここ2週間くらい降っていない。そこで先週の中京ほどではないが、今週の中山の芝もある程度速くなる可能性があったが、木金と続けて芝への散水が行われた効果と、週末曇りがちな天気になりそうなことを見込んで、土日ともタイム差なし~0.5秒前後速い時計を想定する。先行有利、内~中有利。




【中山ダート】


■乾き加減だが若干軽めなダート。先行差し互角、やや外有利


先週は雨予報もあったが、結局は土日とも降らなかった。乾いたダートだったが、土日とも0.4秒前後速かった。シーズン終盤なのでここへきて多少ダートの時計が速くなっている印象だ。

ここ2週間雨という雨は降っていない。土曜日の早朝あたり少し降る可能性はあるが、そんなには降らないだろう。土日とも曇り予報なので、カラカラにもならないはず。ほぼ先週並の標準的な良のダートを想定し、土日とも0.5秒前後速い時計を想定する。先行差し互角、やや外有利。




【阪神芝】


■芝の状態よくBコース替わりで上積みもある。やや内有利。やや先行有利


《今週からBコース》

昨年8月の日照が少なかったので、夏のインターバルの短い阪神の芝の状態はイマイチかと思っていたが、9月に入ってから晴れが続いたのがよかったのかいつの間にか持ち直して、現状の芝の状態はかなりいい。時計もやや速めだ。先週はほぼ1週間雨が降らない状態で、土日とも0.5秒前後速かった。

昨年の阪神は3月4月の毎週末に雨に降られ、芝が傷んで時計がやたら遅くなったが、今年はどうなるか。今週は金曜までほとんど雨は降ってなかったが、金曜の関西は小雨模様で、阪神も朝までに3ミリ程度雨が降りそうだ。ただし明日は朝から晴れそうで、たぶんスタート時点から良で競馬できるのではないか。

日曜日も曇り時々晴れの予報で、金曜の雨量が大きく影響することはなさそう。Bコース替わりすることも考慮に入れて、土曜日のスタート時点で0.5秒前後速い時計を想定する。日曜には1秒前後速い時計を想定する。やや内有利。やや先行有利。




【阪神ダート】


■標準的な含水率の良のダート。やや内有利、やや先行有利


先週はほぼ1週間雨が降らない状態で、ダートはやや乾き気味だったが、0.1秒前後速い状態だった。中山ほどではないが、阪神ダートもそろそろ少しずつ時計が速くなっている感じはある。

金曜の夜に多少降っていそうなので、土曜は稍重からスタートすると考える。だが土曜は朝から晴れそうで、早いうちにダートも良に回復しそう。土曜日のスタート時点で0.6秒前後速く、日曜日は0.2秒前後速い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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