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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年06月18日(土)更新

今週の馬場傾向【函館開催が開幕!】


【東京芝】


■Dコース替わりの効果は土曜限り。土曜は内有利、日曜は内外互角、先行差し互角


《今週からDコース》

先週は水曜日に0.5ミリ降り、水曜日に散水し、木曜日に2ミリ降った。金曜日に散水し、土曜日は晴れ、土曜の競馬終了後に散水し、日曜日は曇後晴で、土日とも乾き気味の芝になった。土曜日はタイム差なし、日曜日は0.3秒速い時計になった。先々週までは内伸び傾向があったが、先週は向う正面後半~4角前半にかけて傷みが固定し始め、馬たちが外に逃げるようになった。直線の芝は内もさほど遜色なく見えたが、実際のレースでは直線で内を走った馬より外に持ち出した馬にやや分があったようだ。

今週はDコース替わり。だがDコースは冬時期の1回東京で8日間使われているし、1回東京の最終週は土曜日に41ミリも降って重の競馬も消化した。見かけはともかく洋芝の比率が多めで傷みやすい“走るそばから壊れていく”状態になっている。

コース替わりで先週よりは内が走りやすくなり、内、先行の有利さが増しているといっても、今どきは東京芝が唯一外有利に振れる時期で、どっちを重く見積もるかにかかっている。今年は野芝の状態がイマイチなのをもう一度思い出し、内有利は土曜日だけで終わり、日曜日以降は内外互角からやや外有利になると考える。

今週は月曜日に63.5ミリ降り、水曜日に0.5ミリ、木曜日に7.5ミリ、金曜日に1ミリ降った。金曜日正午の馬場発表は稍重だが、金曜日は雨が上がってからよく晴れたので、芝のレースが始まる頃にはちょうどいい良馬場になっているだろう。芝の速さは先週とほぼ同じで土日ともタイム差なし前後を想定する。前述したような理由で土曜はやや内有利、日曜日は内外互角。先行差し互角。




【東京ダート】


■乾いていてもやや速めのダート。やや外有利。やや先行有利


先週は水曜日に0.5ミリ、木曜日に2ミリ降った。散水の跡は残るもののダートは乾き気味だったが、今のダートはシーズンオフ間近でやや時計が速めで、土曜は0.3秒前後速く、日曜は0.5秒前後速かった。

今週は月曜日に63.5ミリ、水曜日に0.5ミリ、木曜日に7.5ミリ、金曜日に1ミリ降った。金曜日正午の馬場発表は重だが、その後よく晴れて気温が上がっているので、土曜は早めに良に回復しそうだ。一方日曜日は曇後晴の予報だが、気温も高いし湿気ることもなさそうなので、土日とも0.5秒前後速い時計を想定する。やや外有利。やや先行有利。




【阪神芝】


■芝傷み少ない上にコース替わり。内有利、逃げ・先行有利


《今週からBコース》

先週は火曜日に12.5ミリ降り、その後は晴れが続いた。木曜日、金曜日に芝に散水し、土曜日の散水は見送った。金曜日は0.7秒速い芝だった。日曜日の午後は小雨が降っていたが、本降りになったのはメーンレース以降で、馬場発表も一日中良だった。3~9Rまでは1.2秒前後速かった。雨の中の競馬になったマーメイドSはタイム差なしだった。これは芝が悪化したというより降りの強さの影響と見たい。

今週からBコースになる。阪神にはA、Bコースしかないが、内外回りがある効果が大きく、Aコースの芝にも最後まで目に見えるような傷みはなかった。その段階でBコースに替われば内が走りやすくなることは間違いない。昨年のこの時期もBコース替わりで内の馬の好走ラッシュになっていた。

今週は木曜日に29.5ミリ降り、金曜日正午の阪神芝の馬場発表は“重”だった。金曜日は一日中曇り、また金曜日午後の散水もないと思う、土曜日は一日中晴れの予報なので、土曜日のアサイチが稍重だったとしてもすぐに良に回復するはず。0.5秒速い芝を見込む。

土曜日競馬終了後の散水があるかどうか微妙だが、なければ日曜日はかなり速くなるハズ。その場合1.2秒前後速い時計を想定する。散水があった場合は0.8秒速い時計を想定する。いずれにせよ内有利、逃げ・先行有利。




【阪神ダート】


■乾いているがやや速いダート。やや外有利、先行差し互角


先週の中間は火曜日に12.5ミリ降ったが、その後は晴れた。だが今の阪神ダートは乾いていてもある程度速く、土曜日は0.9秒前後速かった。日曜日は曇り→小雨ときて、12Rのみ強い雨の中の競馬になった。だが砂が濡れ切る前に12Rレースは終わったと考えて、日曜は一日中1秒前後速い時計だったと考える。

今週は木曜日に29.5ミリ降り、金曜日正午の馬場発表は“不良”だった。金曜は一日中曇り、土曜は一日中晴れて気温も上がる。土曜にどれくらい乾くかが問題だが、少なくとも午後イチまでは稍重のままだろう。それでなくとも速い現在の阪神ダートがさらに速くなると考えて、土曜日は1.5秒前後速いダートを想定する。日曜日は砂が乾くので1秒前後速いダートを想定する。やや外有利、先行差し互角。




【函館芝】


■水はけ向上し中間の雨の影響は少ないはず。内有利、やや先行有利


《前半4週がAコース、残り2週がBコース》

その年の函館の芝がバッチリかどうかは春の気温の上がり具合によるところが大きい。函館は五月になっても本州の冬に近い気温の年があるからだ。いくら洋芝が寒地性といっても、そのような年は、とくに開幕週の洋芝の伸びがイマイチのときがある。

だが今年は春の気温が高く、洋芝の伸びがいいという。であれば開幕週の今週の芝の状態を心配する必要は微塵もない。それどころか、たった6週しか開催がない以上、最後まで芝がいいまま終わってしまう可能性が強い。

今週は月曜日3ミリ、火曜日3.5ミリ、木曜日3ミリ、金曜日26ミリ…とずっと雨が降り続いた。とくに金曜日の26ミリはそれなりの雨量だけれども、金曜日正午の馬場発表は“稍重”だった。函館は一昨年から夏開催終了後にシャタリングマシンを使ったエアレーション作業を始めたが、それが水はけを向上させているようだ。

中間はぐずついた天気だったが、土日はきれいに晴れそうだ。土曜日は早い内に良になると考えて、0.5秒前後速い時計を想定する。土曜の競馬終了後の散水の有無にもよるが、散水がなければ日曜はさらに芝が乾くので、1秒前後速い時計になる可能性もある。内有利、やや先行有利。




【函館ダート】


■土日とも含水のある速いダート。内有利、先行有利


中間は月曜日3ミリ、火曜日3.5ミリ、木曜日3ミリ、金曜日は正午までに26ミリ降り、その後小雨から曇りになった。金曜日正午の馬場発表は“不良”。

土曜の朝から晴れるとしても土曜は重あたりで終わるかもしれない。その場合1~1.5秒前後速い時計になると想定する。日曜はさらに水が引けて稍重まで回復するとして、1秒前後速い時計になると想定する。内有利、先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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