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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年07月30日(土)更新

今週の馬場傾向【新潟・小倉・札幌が開幕!】


【新潟芝】


■開幕週でも前が止まらない芝ではない。内外互角。先行差し互角


《Aコース1週目》

よく知られていることだが、新潟は北海道を除くJRAの競馬場の中で唯一イタリアンライグラスのオーバーシードをしておらず、1年を通じて野芝100%である。

春の新潟はまだ気温が低いのでそれほど丈夫さを感じさせないが、夏の新潟は気温的に野芝の最盛期になり、傷んでもウイークディの間に芝が回復することがあるくらい元気かつ丈夫だ。かつて4週開催で3連続開催したときも、いつになっても芝が傷んでこなかったこともあった。

だが今の新潟は当時と違って春開催からのインターバルの間にバーチドレンだけでなく、シャタリングもかけている(昨年夏と同様)。これも芝に勢いがある夏の新潟だからできることで、丈夫だけども軟らかい芝になっていると考えねばならない。

新潟の直線の長さ、平坦さのどちらが効くかというと、やはり長さが効いてバテやすい状況が生まれているはず。

今週の中間は水曜日に50ミリ降って、それ以降晴れている。またほぼ毎日散水している。だが今の気温なら含水が残ることはない。梅雨明けして今週の週末は晴れの予報。数年前に比べて軟らかい芝になっているといっても、さすがに夏の開幕週だけに0.5秒前後速い時計になるものと想定する。内外互角。先行差し互角。




【新潟ダート】


■軽めのダートだが急速に乾いていく。やや外有利、先行差し互角


昨年の開幕週は火曜日に9ミリ雨が降ったきりで、ダートは白く乾ききっていた。それに比べると今年は水曜日に50ミリ降っているから、そこまでは乾いてない。金曜夜の段階で“不良”だから、アサイチは重だとして、メインレース頃には良に回復する可能性もある。

土曜はタイム差なし~0.2秒前後速い時計を想定する。日曜は0.2秒前後遅い時計を想定する。やや外有利、先行差し互角。




【小倉芝】


■開幕週でも入念に軟らかくした芝でそんなに速くない。やや先行有利。やや内有利


《Aコース1週目》

新潟と違って小倉には冬の開催があるため、イタリアンライグラスをオーバーシードしているが、1回小倉開催の終了後、夏開催の開始までのインターバルが4カ月もあるので芝を大規模に(1万3000㎡)張り替えることができる。

中央場と比べて小倉は面積が小さいのでこれくらい張り替えるとかなりの面積が野芝に置き換わる。さらに外側の部分も農業機械等を使ってイタリアンライグラスを剥がした状態で野芝を育てる。それによって夏開催の小倉の芝は野芝100%といって差し支えない状態になる。

新潟と同じく小倉も昨年に引き続き1回小倉終了後にバーチドレンとシャタリングをかけている。数年前までと比べてかなり芝が軟らかくなっていることは間違いない。

新潟と違って小倉は直線が短いが、その分テンが速くなることは織り込み済みで、いくら開幕週の芝でもそう簡単には逃げ切れない。

小倉はここ10日間くらいまったく雨が降ってない。昨年も同じような状態だったがそんなに速くならなかった。0.2秒前後速い時計を想定する。やや先行有利。やや内有利。




【小倉ダート】


■春から時計がかかる傾向で力の要るダート。先行有利、内外互角


昨年の夏の小倉ダートは速かったが、2回小倉終了後にダートコース全面のクッション砂洗浄を行った効果がはっきり出て、1回小倉のダートはめっきり時計がかかるようになった。1回小倉では凍結防止剤を使っていないので、砂が乾く夏の小倉ではもっと時計がかかると考えるのが自然。

小倉にはもう10日以上も雨が降ってない。芝と違って日常的に散水するわけでもないので路盤はカラカラになっているはず。週末もよく晴れそう。開催日早朝の水をまきは織り込んでも、ある程度時計がかかることは間違いない。1秒前後遅い時計を想定する。先行有利、内外互角。




【札幌芝】


■週後半の雨で含水あるもしっかりした洋芝。先行有利、やや内有利


《Aコース1週目》

札幌競馬場も昨年の夏の開催終了後にシャタリング、バーチドレンを使っているが、インターバルが長い北海道ではもともとかなりの面積張り替えるし、これまでも張り替えるたびにその部分は耕運機(のようなもの)で耕していたはずなので、シャタリング、バーチドレンを使用したからといって馬場の性格が変わるほど軟らかくなっていることを警戒する必要はない。

開幕週の洋芝はむしろがっちりしていて、力の要る芝という印象にはあまりそぐわない。札幌は直線が短く先行有利、出走頭数が少ないため外枠でもそれほどロスがなさそうに見えるが、やはり先行しやすい内有利といえる。

今週は水曜日以降雨が降り続いたが、金曜日の午後には晴れているし、週末も晴れが続きそう。芝はアサイチから良になっている。

土曜日はある程度含水があることを考えて0.2秒速い時計を想定する。日曜日は芝が乾くことを見込んで0.5秒速い時計を想定する。先行有利、やや内有利。




【札幌ダート】


■含水あり速めのダート。先行有利、やや内有利


昨年の札幌ダートの時計はやや速めだった。昨年から今年にかけてダート砂の洗浄は部分的につき、今年夏の札幌ダートはさらに速くなりそうだ。今週は水曜日以降10~20ミリの雨が降り続き、含水の高い状態も見込める。土曜日は重~稍重で1秒前後速く、日曜日は稍重~良で0.5秒前後速い時計を想定する。先行有利、やや内有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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