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競馬コラム

馬場トレンドジャッジ

2016年08月20日(土)更新

今週の馬場傾向【新潟&札幌は天気に要注意】


【新潟芝】


■直線はある程度外に持ち出した馬のほうが伸びる。やや外有利。先行差し互角


《Aコース4週目》

先週は火曜日に0.5ミリ降っただけだった。その代わりほぼ毎日散水していた。土日とも0.7秒前後速い時計だった。時計は1週目からほとんど変わっていないが、速い上がりが出るようになり、差し馬の台頭が目立った。

今週は月曜日に6ミリ、水曜日に40.5ミリ降った。まとまった雨が降るのは久しぶりだが、木曜日には早くも散水していたので、あっという間に水はけしてしまったのだろう。予報では土曜日は晴れ、日曜日は曇り…となっている。ただし天気図から空気がかなり湿気ていそうで、実際はいつゲリラ豪雨に見舞われても不思議ではないはず。とくに日曜日の天気は予断を許さない。

ここでは予報通り“週末雨が降らないもの”と想定する。全体的な時計は先週までと比べて大きく変わらないはずだが、中間の雨、高湿度な状態を考えて、多少時計を上積みしてタイム差なし前後の時計になりそう。先週は最内通っての逃げ切りもあったものの、直線はある程度外に持ち出した馬のほうが伸びる感じ。やや外有利。先行差し互角。




【新潟ダート】


■標準的な速さのダート。やや外有利、先行差し互角


先週は火曜日に0.5ミリ降っただけで、カラカラに近い気味のダートだったが、土日とも0.3秒前後速い時計だった。これは先々週とほぼ同じ時計だった。

今週は月曜日に6ミリ、水曜日に40.5ミリ降った。だが金曜日正午の時点で馬場発表は“良”だった。この暑さで水分があっという間に乾いてしまったのだろう。週末の天気が難しいが、少なくとも土曜日は晴れが予想される。このまま雨が降らない場合は0.5秒前後速い時計を想定する。雨が降ればもちろん時計は速くなる。やや外有利、やや逃げ・先行有利。




【小倉芝】


■軟らかいまま芝の傷みが進んでいる。先行差し互角、内外互角


《Aコース4週目》

開幕1週目からずっと雨が降っていない状態で、1週目はほぼタイム差なし→2週目は0.6秒前後遅い→3週目(先週)は0.8秒前後遅い…と、少しずつ遅くなっている。小倉の芝はハイペースが多いからか芝の傷みがタイムに反映しやすく、昨年も似たような経過をたどったのだが、今年もそれがはっきり出ている。

シャタリング作業などによって芝をやわらかく管理している分、芝が傷みやすく、また競馬の前後でまったく雨が降ってないので、雨降って地固まることがなく、開催前にシャタリングをかけたままの状態がある程度保たれているのかもしれない。

今週も火曜日に0.5ミリ降ったきり。これでほぼ30日間カンカン照りの日が続いている。新潟は雨が降る可能性があるが、小倉は今週末もこのまま晴れそうだ。先週の時点でコーナー部分の芝がかなり傷み、直線で外に逃げる傾向が見られた。今週も芝が軟らかいまま芝の傷みがさらに進むとすると、時計はさらにかかるようになるはずで、1秒前後遅い時計を想定する。小倉はほとんとのレースがハイペースになるためテンが速く上がりがかかる傾向。先行差し互角、内外互角。




【小倉ダート】


■カラカラすぎて底着きしやすいダート。逃げ・先行有利、内外互角


先週は3週間程度雨が降ってない状態で、土日とも晴れ。カラカラのダートで、土日とも0.1秒前後遅かった。先々週より砂が乾いてないはずはないが、「乾きすぎると砂が散りやすく底着きがよくなるため、かえって速くなる」という説もある。

その後も晴れの日が続いており、まともなら今週はさらに砂が乾いているはず。もし「乾きすぎると底着きがよくなって速くなる」という説が本当なら、今週も同じ程度の時計になるのかもしれない。0.2秒前後遅い時計を想定する。ただし上がりがかかるので、差し馬にはあまり向かない馬場のようだ。逃げ・先行有利、内外互角。




【札幌芝】


■7年ぶりの重馬場が濃厚で極端に時計がかかる。逃げ・先行有利、内有利


《Cコース1週目》

先週は火曜日に1.5ミリ降ったきりで、土日は晴れた。先週「そろそろ洋芝が練れてきてさらに上がりがかかるようになりそう」と書いたが、映像からはそれほど芝の傷みは見えていなかったものの、多少上がりがかかるようになった。土曜日は0.5秒速く、日曜日は0.4秒遅い時計になった。

今週は火曜日に33ミリ、水曜日に88.5ミリ降った。さらに予報では土日もまとまった量の雨が降るという。札幌芝は09年の7月を最後に重以上になったことがなかったが、今週は不良になる可能性が高い。Cコースへのコース移動で先週までの芝の傷みはほぼカバーされることは間違いなく、またシャタリングの効果で水はけもよくなっているものの、オンタイムの雨で水が浮くような不良になれば洋芝の馬場が傷むのは早いはず。

土曜早朝の段階ではまだ雨は降ってないが、予報通りなら昼前に降り始めて土曜中に不良になりそう。さらに日曜まで降り続くという想定で、土曜日が1.5秒前後、日曜日は2.5秒前後遅くなると想定する。芝は踏んだ後から壊れていく状態なので先に通ったもの勝ちになる。逃げ・先行有利、内有利。




【札幌ダート】


■水が浮いて速いダート。先行有利、やや内有利


先週は火曜日に1.5ミリ降ったきりで、土日は晴れた。土日とも0.5秒前後速い時計だった。

今週は火曜日に33ミリ、水曜日に88.5ミリ降った。さらに土日もまとまった量の雨が降る予報が出ている。予報通りなら土曜の午後からは水が浮いた不良のダートになるはずで、1.5~2秒程度速い時計を想定する。逃げ・先行有利、やや外有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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