協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. トップ
  2. 無料コラム
  3. 城崎哲:馬場トレンドジャッジ
  4. 今週の馬場傾向【今週は天候に恵まれそう】

競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2016年10月15日(土)更新

今週の馬場傾向【今週は天候に恵まれそう】


【東京芝】


■先週の競馬で内の芝が温存された気配。やや先行有利、内有利


《Aコース2週目》

先週の土日とも午前中に15ミリ前後雨が降った。芝のレースが行われている時点では雨は弱まっていたが、水はけしていない状態でレースが行われたことはたしか。ボクシングの試合にたとえれば、初回にいいパンチを2つ3つ喰らって足がふらついた、程度のダメージはあったと思う。

土曜は良→稍重で0.6秒前後遅く、日曜は重→稍重で1.2秒前後遅かった。3連続開催の月曜日は良に回復してタイム差なし前後の時計だった。ただし月曜日のレースは過半数がスローペースだったので、その分を考慮して、0.5秒前後速い程度に考えておいた方がいいかもしれない。

今週の中間には雨は降らず、週末も晴れが見込める。開幕週の先週の時点で内を避ける競馬をしていたので、内の芝は意外に温存された可能性が高い。また雨の競馬には路盤を締める作用もある。今週は乾いた良で、ある程度速いと考えてよさそう。0.5秒前後速い時計を想定する。内有利、やや先行有利。




【東京ダート】


■乾き気味だが標準的なダート。内外互角、先行差し互角


先週は中間に雨は降らなかったが、土日とも午前中に雨が降った。土曜は1・2Rが雨中の競馬になった。馬場発表は1日中稍重だった。日曜の午前中にも雨が降り、1日中不良になった。月曜は1日中曇りで、馬場は重→稍重と変遷した。馬場状態は目まぐるしく動いたが、時計的には3日間ともほぼ2秒前後速い状態をキープしていた。言い換えるとダートとしてはいちばん速い状態が続いた。

今週の中間も雨が降らず、土日も晴れが見込める。気温が下がっているので真夏のダートのようにカラカラになることはないが、ある程度乾いた良馬場が見込める。0.3秒速い~タイム差なし前後の時計を想定する。内外互角、先行差し互角。




【京都芝】


■状態上々で速い芝。やや先行有利。内有利


《Aコース2週目》

9月の京都はやたらと雨ばかり降っていたが、先週の中間は月曜日に3ミリ、水曜日に11.5ミリと、散水程度の雨が降っただけだった。土曜日は良で1.5秒前後速い時計になった。日曜は早朝に50.5ミリも降ったにもかかわらず、馬場悪化は重までで、午後には稍重に回復した。時計も1秒前後遅い程度に留まった。月曜はスタートから良になり、タイム差なし前後の時計になった。ただし月曜はほとんどのレースがスローペースになったので0.5秒以上速い時計だったと考えたほうがよさそう。

今週は中間にも雨が降らず土日もほぼ晴れが見込める。同じ良でもある程度乾いた芝が期待できることから、先週の月曜日よりは速い時計が出ると考えて、0.8秒前後速い時計を想定する。やや先行有利。内有利。

秋華賞は個人的にはパールコードに◎。フローラSはオークス2着馬チェッキーノの2着だし、前走の紫苑Sは不利があって5着。

対抗はオークス3着馬のビッシュ。オークスはシンハライトとほぼ互角のレースぶりだったし、前走の紫苑Sも非常に強かった。それにローズSの2~4着馬、およびミエノサクシードを加えてどうにかならないだろうか。




【京都ダート】


■乾き気味だが標準的なダート。先行差し互角、内外互角


先週の中間は月曜日に3ミリ、水曜日に11.5ミリ降った。土曜はやや含水のある良で1秒前後速かった。日曜は早朝にトータル50.5ミリも降ったが、降り方が一瞬で大量に降る降り方だったのでかえって水はけしやすかったのかもしれない。不良でスタートしたものの、午後からは重になった。2秒少々速かった。月曜日は一日中稍重だったが、1Rめは1.5秒前後速い程度の時計で、それ以降のレースは0.8秒前後速い時計だった。

今週は中間にも雨が降らず土日ともほぼ晴れで良馬場が見込める。土日とも先週の土曜日より多少乾燥した状態で、0.5秒前後速い時計を想定する。先行差し互角、内外互角。




【新潟芝】


■夏の状態がそのまま持ち越される。やや外有利、やや差し有利


《夏に続いてAコース使用》

今年の夏の新潟はAコースで6週12日間行われたが、中間日には適度に雨が降り、開催日には雨が降らなかった。その結果芝の状態が維持されて最初から最後まで時計がほとんど変わらなかった。ただし開催が進むにつれて大きな馬番の活躍が目立つようになっていった。

新潟の芝コースは直線が長く、またほとんどのコースがフルゲート18頭なので、もともと大きな馬番が活躍しやすい土壌はあるが、それにしても、比較上外のほうが走りやすくなっていたことはたしかなようだ。

一般の開幕週と違って、3回新潟は3週とも2回新潟で6週間使われたのと同じAコースが使われる。まだ2回新潟が終わってから5週程度しか経ってないので、いくらメンテナンスを熱心にやろうが芝の状態が大きく変わることはない。また今年は9月の日照が全国的に不足で、その後の気温もぐっと下がっている。したがって夏の開催以降、芝が持ち直す材料に乏しい。

この開幕週は、基本的には2回新潟の最終週の芝の状態の持ち越しと考えるべきだが、1カ月強のインターバルの間にエアレーション作業を行ったため、芝はさらに軟らかい力の要る状態になっているはず。今週の中間は水曜日に10ミリ降ってその後は晴れ、週末の天候もほぼ晴れが見込める。2回新潟の後半よりも多少遅くなると考え、良で0.3秒前後速い時計を想定する。やや外有利、やや差し有利。




【新潟ダート】


■やや乾き気味で標準的なダート。やや内有利、先行有利


水曜日に10ミリ降り、金曜日正午の時点では"稍重"発表だったが、金曜日は1日晴れたし、週末もきれいに晴れて、土日とも良で競馬することができそうだ。JRA-HPの『馬場情報』の記述から、夏競馬以降に砂を足したムードはないので、時計その他の傾向はほぼ夏競馬のそれを踏襲すると考えてよさそう。タイム差なし前後の時計を想定する。やや内有利、先行有利。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

  • twitter
  • facebook
  • g+
  • line