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競馬コラム

城崎哲:馬場トレンドジャッジ

2016年12月10日(土)更新

今週の馬場傾向【阪神は土→日での変化に要注意】


【中山芝】


■軟らかく、芝がしっかりした理想的な状態。内有利、先行差し互角


《Aコース2週目》

先週の中間は木曜日に13.5ミリ降った。だが週末にかけての気温が高く、週末もよく晴れて馬場発表は土日を通じて良になった。土曜日は0.3秒前後速く、日曜日はタイム差なし前後の時計になった。

秋の中山は4回中山でB→Cコースを使い、5回中山でAコースに戻す変則的な使い方をする。先週はAコース戻し1週目の乾いた芝の良馬場だったが、中間にエアレーション工程を入れたのが効いて時計がさほど速くならなかった。

今週は中間にほぼ雨が降らず、週末も土日ともよく晴れそう。気温は低いが風があるので芝がよく乾いているはず。一度使ったことで土が締まり、先週より多少速くなる可能性がある。土日とも0.5秒前後速い時計を想定する。内有利、先行差し互角。




【中山ダート】


■よく乾いてやや力の要るダート。内外互角、やや先行有利


先週は木曜日に13.5ミリ降り、土曜日は重で行われた。土曜日は1.3秒前後速かった。日曜日は稍重になり、0.2秒前後速かった。

今週は内外互角、やや先行有利。中間にほぼ雨が降らず、土日ともよく晴れそう。気温は低いが風があるので砂は乾ぎ気味のはず。0.5秒速い~タイム差なし前後の時計を想定する。内外互角、やや先行有利。




【阪神芝】


■土→日にかけて状態変化ありそう。やや内有利(土)→内外互角(日)、やや先行有利


《Aコース2週目》

先週は中間に雨がなく、土曜日は晴れて乾いた芝で行われ、タイム差なし前後の時計になった。日曜の午前中は曇り、引き続き良馬場で土曜日同様のタイム差なし前後の時計だったが、3時ごろから降り始め、11・12Rが稍重になった。11・12Rは1秒遅い前後の時計だったと考えられる。11Rはペースも遅かったが、芝も水を吸って急速に遅くなっていた様子だった。

先週の日曜日少量の雨で簡単に時計が遅くなってしまったところを見ると、芝がかなり軟らかく、傷みやすい状態だと想像できる。とはいえ今週は中間に雨が降らず、週末も晴れで競馬できる見込み。土曜日は0.2秒前後遅い時計を想定する。日曜日は0.5秒前後遅い時計になると想定する。土曜日の時点ではやや内有利だとしても、日曜日にはほぼ内外互角以上に振れる可能性がある。やや先行有利。

今週のG1は阪神ジュベナイルフィリーズ。舞台となる阪神芝1600外回りは内~中がやや有利。差し脚質が優勢。今回全体を見渡すと前に行く馬が多い。マイルで18頭立てだし、普通に考えてある程度速くなるはず。差し馬を重く見る。

馬柱を見ればわかることだが、今期の2歳馬はルメール騎手に有力馬が集中していた。その中からルメールが選んだソウルスターリングを最有力と考えるのが自然だろう。差し馬の2番枠はイマイチだが、今週はデムーロ騎手が香港競馬参戦でいないし、戸崎騎手も大外に回ったので、捌くのがかなり楽になったはず。軟らかめの今の阪神芝も血統的に味方しそう。相手はリスグラシュー、ジューヌエコール、レーヌミノルの他、ウゼットジョリー、ディーパワンサ、サトノアリシアも。




【阪神ダート】


■乾いてやや力の要るダート。内外互角、やや先行有利


先週は中間に雨が降らず、土曜日は晴れで1日中良だった。時計は0.8秒前後速かった。日曜日は3時ごろから降り始め、10Rは雨中の競馬になったが、馬場発表は良のままだった。時計は単純平均すると0.2秒前後速いことになるが、8Rと10Rがスローペースだったことを考慮し、上げ底にして0.6秒前後速かったと考える。

久しぶりに砂が乾いたことでもっと遅くなると思ったが、意外と速かった。砂が乾いても今の阪神のダートはこの程度の時計になると考えるのが妥当なようだ。

今週は中間に雨が降らず、週末も晴れで競馬できそう。湿度が低く、多少風もあるので砂は先週同様ある程度乾いた状態。先週並に0.5秒前後速い時計を想定する。内外互角、やや先行有利。




【中京芝】


■昨年までとは芝の性格が一変。上々の芝でやや内有利、やや先行有利


《Aコース2週目》

中京は「芝が傷みやすい中京」という定評から脱却しようと今年の春から野芝重視の整備方法に変えた。それによって昨年までの中京と今年の春以降の中京では芝が一変していると考えたほうがいい。中京の正念場は真冬の開催が連続するこれからだが、先週の競馬を見る限りとりあえず現状の芝の状態はよさそうだった。たぶん残暑が長かったことが芝の定着にプラスに働いているのだと思う。

先週は中間にも週末にも雨が降らず、乾いた状態の芝で土日とも1.8秒前後速かった。たぶんこの先の冬の開催では乾いた状態で0.5秒前後速いくらいになるはずで、現在はそのスタンダードから1秒少々速い状態と考えるのがいいと思う。

今週も月曜日以降雨が降ってないし、週末もほぼ晴れが見込める。芝の状態上々で1.5秒前後速い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。




【中京ダート】


■乾いてやや力の要るダート、やや先行有利、内外互角


先週は中間にも週末にも雨が降らず、今の時期としては目いっぱい砂が乾いた状態で土日とも0.4秒速い前後の時計になった。

今週も月曜日以降雨が降ってないし、週末もほぼ晴れが見込める。ほぼ先週同様の乾いてやや力の要るダートになりそう。土日とも0.2~0.5秒速い時計を想定する。やや先行有利、内外互角。



プロフィール
城崎哲

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。


城崎哲

JOSAKI TETSU

1959年栃木県生まれ。競馬雑誌編集者を経て、フリーランスのライターに。 『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』により2007年JRA賞馬事文化賞受賞。 まるで学者のように調査対象を多角的に突き詰め、独自の視点から競馬を追及するのが持ち味で、コース予想の分野を切り開いた。 他に『コースの鬼!2nd Editon』、『ハンデキャッパーの方法』など、競馬に関する著作多数。

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