
目指すは競馬だけでメシを食う!どうも、競馬JAPANの塚越タケシです!
実力馬が人気を落としたタイミングを狙い撃つスタイルで予想をするワタクシ塚越とラジオ日本でメイン解説を務める境和樹さんが、「今が買いドキ!」な馬券妙味満点の一頭を紹介します。
有馬記念[GI]
出走馬&有力馬ジャッジ
有馬記念 (GⅠ)
12月25日(日)中山2500m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
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1 | アカイイト | 牝5 | 55.0 | 幸英明 | 中竹和 |
2 | イズジョーノキセキ | 牝5 | 55.0 | 岩田康 | 石坂公 |
3 | ボルドグフーシュ | 牡3 | 55.0 | 福永祐 | 宮本博 |
4 | アリストテレス | 牡5 | 57.0 | 武豊 | 音無秀 |
5 | ジェラルディーナ | 牝4 | 55.0 | Cデム | 斉藤崇 |
6 | ヴェラアズール | 牡5 | 57.0 | 松山弘 | 渡辺薫 |
7 | エフフォーリア | 牡4 | 57.0 | 横山武 | 鹿戸雄 |
8 | ウインマイティー | 牝5 | 55.0 | 和田竜 | 五十嵐 |
9 | イクイノックス | 牡3 | 55.0 | Cルメ | 木村哲 |
10 | ジャスティンパレス | 牡3 | 55.0 | Tマー | 杉山晴 |
11 | ラストドラフト | 牡6 | 57.0 | 三浦皇 | 戸田博 |
12 | ポタジェ | 牡5 | 57.0 | 吉田隼 | 友道康 |
13 | タイトルホルダー | 牡4 | 57.0 | 横山和 | 栗田徹 |
14 | ボッケリーニ | 牡6 | 57.0 | 浜中俊 | 池江泰 |
15 | ブレークアップ | 牡4 | 57.0 | 戸崎圭 | 黒岩陽 |
16 | ディープボンド | 牡5 | 57.0 | 川田将 | 大久保 |

ついに有馬記念がやってきました!全競馬ファンが熱狂する大一番です!

特に今年は我々にとっても特別も特別なレース。競馬JAPANファミリーの岡田牧雄さんの生産馬タイトルホルダーが堂々のファン投票第1位で選出された。

歴代最高の得票数だったそうですから本当に嬉しいです!
競馬JAPANではマキオさんに9年前からコラムを連載していただいていますが、今年も境さんがマキオさんに直前インタビューしてくれたそうですね。

去年に続いて、マキオさんに貴重な時間を割いていただいて電話取材させてもらったよ。
今年は春のグランプリ王者として他馬を迎え撃つ立場。「いよいよ完成形に近づいてきた」とタイトルホルダーに対しての絶対的な信頼を感じ取れたね。

いつもながらマキオさんのサービス精神には頭が下がるばかりです。多くの競馬ファンに愛されるのも納得です!
さぁ、それでは貴重なインタビューをまずはご覧ください。
有馬記念[GI]
有力馬ジャッジ
(木村哲也厩舎/C.ルメール騎手)

それではいよいよ、有馬記念の有力馬について伺っていきます。
まずは天皇賞秋では1番人気に応え快勝したイクイノックスです。3歳馬ながらここでも1番人気に支持されそうですが、いかがでしょう?

一つ目のポイントは、中山は彼にとって決して適した舞台とは言えないだろうということ。高速決着、高速上がり比べに強いタイプで、やっぱり広いコースでノビノビ走らせた方が力を出せるタイプだと考えているんだ。
皐月賞の2着もあるけど、あのレースこそ小回りコースが故に取りこぼてしまった痛恨の1戦とも言える。

では、今回の好走はあまり期待できないということでしょうか?

もちろん、絶対的な能力に関しては疑いようがないよ。
体質面に弱さを抱えている現状で、休み休みになってしまう中で5戦オール連対。ダービーではレコード決着の中でタイム差なしの2着で走っているし、デビュー4戦目だったことを考えると、ものすごいポテンシャルだと思う。前哨戦をあまり使わない現代競馬の象徴的存在だよね。
能力は認めた上で、あくまで中山だと取りこぼす可能性を考えておいたほうがいいという見方だね。

では二つ目のポイントは?

逃げると目されているタイトルホルダーが作るタフなペースへの適性だね。
ダービーでは道中16番手に控え、イクイノックス自身はスローで追走。天皇賞秋も逃げたパンサラッサだけがハイペースを刻み、後続勢はラップ構成としては緩い流れだった。

つまり、ハイペースで追走する経験に乏しいということですね。イクイノックスが初めての追走スピードに戸惑い、道中で脚がなくなる可能性もあるかもしれませんね。

天皇賞秋に比べて条件が楽になるとは決して言えないけど、これを覆して勝つようなら、来年はこの馬の天下ということになるだろうね。
(栗田徹厩舎/横山和生騎手)

続いては天皇賞春、宝塚記念を連覇したタイトルホルダーです。前走の凱旋門賞では悔しい結果となりましたが、いかがでしょう?

凱旋門賞は直前のスコールの影響で日本の道悪とは比べものにならない極悪馬場。当然参考外と考えるべきだろう。

現地の方も「ここまで酷い馬場の凱旋門賞はこれまでになかった」というレベルだったらしいですからね。

有馬記念への適性はピカイチ。国内の非根幹距離では高いレベルで安定しているしね。持続力に長けていて、上がりのかかる小回り中山は抜群の相性だと思うよ。先ほどのイクイノックスとは対照的かな。

高評価ですね。去年は5着に負けていますが、悲観するものではないのですか?

「去年の段階ではまだまだ馬が幼かった」とマキオさんがインタビューでも言ってたけど、やっぱり去年は完成途上だったようだね。
それに有馬記念では鬼門とも言える大外枠も痛かった。
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【0-0-1-19/20】
勝率0% 連対率0% 複勝率5%

苦戦なんてもんじゃないですね、大外枠を引いた時点で終了と言ってしまえるデータです。
5着に粘っただけでも高評価に値するかもしれませんね。

今年は4歳となり古馬GIを2勝、いよいよ本格化したと言える。ハナでも2番手でも押し切る強さを身に着けた。まともなら好勝負必至じゃないかな。

凱旋門賞からの復帰初戦という点は気になりませんか?極悪馬場を走り切った疲れが心配です。

凱旋門賞後の状態については、インタビュー動画でマキオさんに直撃しているのでぜひ自分の目と耳で判断してほしい。
単騎逃げが濃厚な今回、鞍上には強気な騎乗を見せてほしいところだね。
有馬記念[GI]
今が買いドキ!塚越の推奨馬

それじゃ、ツカゴシ君の推奨馬を教えてもらおうか。

はい!
有馬記念ということで気合を入れて選ばせてもらいましたので、ご紹介させていただきます!
(宮本博厩舎/福永祐一騎手)
①菊花賞での収穫、②過去にマークした上がり時計の2つを根拠としボルドグフーシュを推奨します!
①菊花賞での収穫=3〜4角位置取り
デビュー以来、器用さがなく、コーナーで位置取りを上げることに苦戦していたボルドグフーシュですが、前走の菊花賞では驚きの変わり身を見せてくれました。
ボルドグフーシュの近4走におけるコーナー通過順を見て頂きましょう。
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4走前:京都新聞杯(12頭立て)12-12-12-12
3走前:一宮特別(8頭立て)7-7-7-7
2走前:神戸新聞杯(17頭立て)15-15-13-16
前走:菊花賞(18頭立て)12-13-10-4
菊花賞での4角位置取りに変化が見られると思います。直線まで後方指定席であったボルドグフーシュが、4番手で直線入り口を迎えられたのです。また、押し上げ方にも見どころがあり、内目から馬群を縫う形で脚を使い進出しました。
有馬記念が行われる中山2500mでは直線のみの勝負だと届かないケースが多く、多頭数が故に2周目の3〜4角において馬群が凝縮する形も想定すると、馬ごみを捌きながらマクリ上げる形を経験できたことは収穫と言えるでしょう。
②上がり時計=対タイトルホルダー適性
ボルドグフーシュと同じ差し脚質で、人気が予想される2頭と平均上がり時計の比較をしてみましょう。
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イクイノックス
33.66秒(上がり1位=4/5回)
ヴェラアズール
33.72秒(上がり1位=5/5回)
ボルドグフーシュ
34.74秒(上がり1位=5/5回)
ボルドグフーシュが劣ると思われるかも知れませんが、タイトルホルダーが逃げる今回の有馬記念では、上がり33秒台を要求されることは考えづらいのです。
下記をご覧ください。
【タイトルホルダー逃げ5戦】
最速上がり馬の平均=35.2秒
タイトルホルダーはタフなレースを作り出すことから、上がりもかかることがわかると思います。
緩いペースから高速上がりを使うことに慣れているイクイノックスとヴェラアズールよりも、厳しいペースの中で上がり上位を発揮することに慣れているボルドグフーシュに、今回の有馬記念では利があると言えるでしょう。
以上2つの面から、今年の有馬記念ではボルドグフーシュの激走を期待してレースを見守りたいと思います!

ほう、ツカゴシ君はボルドグフーシュを推してきたか。
有馬記念では3歳馬が55キロで出られることも後押しとなりそうだね。

過去10年で8頭の3歳馬が馬券に絡んでいますから、期待できそうですよね!

さて、ここまで岡田牧雄さんからの貴重な情報を含め、有馬記念の有力馬についてお話を伺ってきました。
我々としても特別な一戦となりますが、有馬記念と言えば宝塚記念と密接な関係があるレースですよね。

両グランプリ共に非根幹距離ということもあり、結果がリンクしやすい。有馬記念的中には、宝塚記念をしっかり復習することが重要と言えるね。

そこで改めて今年の宝塚記念を振り返ってみると、なんと我々競馬JAPANの予想家6名全員の◎本命馬が上位独占!
まさに”競馬JAPANはグランプリに強い”ということを証明してくれる一戦となりました。
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22年 宝塚記念(GI)
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【本紙&大物】
◎タイトルホルダー(2人気1着)
【水上&今川】
◎ヒシイグアス(5人気2着)
【上田&柴田】
◎デアリングタクト(4人気3着)

出来過ぎというほど見事な結果となったね。私も思い出したところだよ。

確か境さんの本命もヒシイグアスでしたよね?

よく覚えていてくれたね、その通りだよ。

もちろん覚えていますとも(笑)
そんな境さんをはじめ、7年連続黒字収支・今川秀樹、東大卒・水上学といった俊英予想陣が在籍する競馬JAPANでは、毎週プロの最終結論を公開中!
今週は有馬記念の最終結論を無料公開!グランプリに滅法強いプロ予想家たちの見解をご覧いただき、幸せな年末年始の競馬をお楽しみください!

最後までご覧いただきありがとうございました!
今年の競馬はまだ終わりではありませんよ!もちろんホープフルステークスの予想も公開します!出走馬&有力馬ジャッジは12月25日(日)に公開しますのでお楽しみに!