京王杯スプリングカップ2020予想大物食いを狙う人気薄に乱目せよ！安田記念の前哨戦は波乱の気配！出走予定馬/予想オッズ

このページでは５月１６日に東京競馬場で行われる京王杯スプリングカップの予想に役立つ情報を随時更新していきます！

連覇を狙う、昨年のスプリントチャンピオン・タワーオブロンドンをはじめ多種多様な顔ぶれになりました。

本番の安田記念には現在、昨年の覇者インディチャンプ、ヴィクトリアＭを回避したグランアレグリア、香港マイルを制したアドマイヤマーズなど、錚々たるメンバーが出走予定。この京王杯スプリングカップ組にも本番で楽しみな馬がチラホラいますね。ここでの走りは必見です！

京王杯スプリングカップ2020予想
【枠順確定】出走馬

京王杯スプリングカップ（GⅡ）
2020/5/16（土）
東京芝1400m　出走頭数：13頭

馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	調教師
1	ラヴィングアンサー	牡6	56.0	吉田豊	石坂正
2	グルーヴィット	牡4	56.0	Ｍデム	松永幹
3	ケイアイノーテック	牡5	57.0	石橋脩	平田修
4	ドーヴァー	牡7	56.0	三浦皇	伊藤圭
5	レッドアンシェル	牡6	56.0	福永祐	庄野靖
6	ライラックカラー	牡5	56.0	武豊	藤沢和
7	ストーミーシー	牡7	56.0	田辺裕	斎藤誠
8	ショウナンライズ	牡7	56.0	和田竜	上原博
9	セイウンコウセイ	牡7	57.0	内田博	上原博
10	タワーオブロンドン	牡5	58.0	Ｃルメ	藤沢和
11	エントシャイデン	牡5	56.0	松山弘	矢作芳
12	ステルヴィオ	牡5	57.0	川田将	木村哲
13	ダノンスマッシュ	牡5	56.0	Ｄレー	安田隆

今後のレース

注目は同期のライバル、タワーオブロンドンとダノンスマッシュが1400ｍでどんな競馬を見せるかでしょう。ダノンスマッシュに関しては1200ｍ以外の距離を使うのは３歳時のＮＨＫマイルＣ(７着)以来となりますね。それでは早速、有力馬分析をしていきましょう。

京王杯スプリングカップ2020予想
有力馬分析

想定１番人気
タワーオブロンドン（ルメール）
藤沢和厩舎［戦績：7-3-3-3］
前走：高松宮記念12着

昨年の京王杯スプリングカップをレコードで制したタワーオブロンドン。このレースの後、1200ｍ戦線に矛先を向け一気に頂点へと駆け上がりました。しかし2020年は２戦走って未だ勝利を挙げる事ができていません。高松宮記念では１番人気に支持されながらも道悪を嫌い、全く伸び切れず12着に凡走。昨夏、道悪での競馬となったＧⅢ戦をともに取りこぼした様に道悪を苦手とする馬なだけに致し方ない敗戦と言えるでしょう。得意のパンパンの高速馬場なら巻き返し必至ではないでしょうか。

注目データ

京王杯スプリングカップ過去10年で、タワーオブロンドンを管理する藤沢和雄厩舎の成績は【3-0-2-4】とこのレースと抜群の相性を誇っています。そもそも藤沢和厩舎は過去10年東京芝1400ｍで驚異の複勝率46.9％を記録しており、同コースで無類の強さを発揮しています。このタワーオブロンドンも東京芝1400ｍの重賞を２勝。人馬ともにベスト舞台のここで昨年同様、末脚爆発となるでしょうか。注目です。

想定２番人気
ダノンスマッシュ（レーン）
安田隆厩舎［戦績：7-2-1-7］
前走：高松宮記念10着

ＧＩであと一歩の競馬が続くダノンスマッシュ。重賞４勝ながら、この馬が未だＧＩ未勝利という事が正直ビックリです。高松宮記念の前哨戦となったオーシャンＳではタワーオブロンドン以下を全く良さ付けない完勝劇を見せた様にその地力はもはや疑う余地はありません。今回は久々に1200ｍ以上の距離を使ってきました。1400ｍに替わってどんな競馬を見せるのか、馬券の面でもカギを握る一頭になりそうです。

注目データ

京王杯スプリングカップ過去10年における、前走高松宮記念組の成績は【3-0-2-25】と出走馬の数の割には馬券内に来た馬が少ない印象を受けます。勝った３頭はいずれも東京競馬場での勝利実績がありました。東京競馬場はおろか、左回りでの勝利経験すらないダノンスマッシュはここで苦手の左回りを克服する事ができるでしょうか。

想定３番人気
ステルヴィオ（川田）
木村厩舎［戦績：4-3-1-6］
前走：高松宮記念９着

一昨年のマイルＣＳの勝ち馬・ステルヴィオ。そのマイルＣＳ以来勝利を挙げる事ができていない。それでも故障明けとなった阪急杯では進路が狭くなるシーンがありながら、強敵相手に見せ場十分の競馬を見せるなど徐々に復調の気配は示しています。初の1200ｍとなった前走を度外視すればまだまだ見限れない一頭です。

注目データ

京王杯スプリングカップはマイル以上の距離に実績のある馬が強いレース。昨年の勝ち馬タワーオブロンドンもアーリントンＣ(芝1600ｍ)を勝利した実績がありましたし、一昨年の勝ち馬ムーンクエイクも今回が初の1400ｍでそれ以前はマイル以上のレースを使っていた馬でした。マイルＣＳ１着をはじめ、マイル以上の距離に実績多数のステルヴィオは、京王杯スプリングカップの勝ち馬の傾向にピタリと当てはまる一頭と言えるでしょう。

想定４番人気
グルーヴィット（デムーロ）
松永厩舎［戦績：5-1-2-4］
前走：高松宮記念15着

高松宮記念で13番人気ながら0.3秒差の６着と健闘したグルーヴィット。この馬は現役屈指のサウスポーで、左回りの芝のレースで人気以上に走らなかった事はドン詰まりでレースにならなかったＮＨＫマイルＣのみ。引き続きの得意の左回りなら、大物食いがあっても全く驚けません。

注目データ

京王杯スプリングカップは、グルーヴィットの様な左回り重賞勝ち馬が激走を見せるレース。昨年の勝ち馬タワーオブロンドンは東京競馬場で行われる京王杯２歳Ｓを勝利していましたし、３着のロジクライも富士Ｓを勝利。３年前の覇者・レッドファルクスも中京のＣＢＣ賞を勝利していました。昨年の中京記念でプリモシーン、クリノガウディーらを破り重賞制覇を飾ったグルーヴィットは得意の左回りで重賞２勝目を挙げる事ができるでしょうか。

このレースの翌日には同じ東京競馬場でＧＩヴィクトリアマイルが開催されますね。楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

そんなヴィクトリアマイルは昨年１、２，３人気が全滅し、３連単17万5040円の配当となるなど波乱決着となることが多い一戦です。

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2019年ヴィクトリアマイル
１着△ノームコア(５人気)
２着◎プリモシーン(４人気)
３着△クロコスミア(11人気)
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京王杯スプリングカップ2020予想
重賞攻略トリプルトレンド

競馬JAPAN編集部のツカゴシです！

ここではトリプルトレンド【絶対に押さえたい３つの傾向】と本当に買わなければいけない馬を紹介します！

京王杯スプリングカップの
トリプルトレンドがコチラ
↓↓↓

左回り重賞の連対実績必須
距離延長組より距離短縮組を買え
芝1400ｍ以下の経験が少ない馬を買え

重賞攻略トリプルトレンド①
左回り重賞の連対実績必須

京王杯スプリングカップは
左回り巧者の好走が目立つレース。

京王杯スプリングカップ過去10年の３着内に走った馬の左回り重賞実績を見ると、10年前の2010年以外は毎年左回り重賞で連対した経験のある馬は馬券になっているのです！

年度	着順	馬名	左回り重賞	着順
19年	１着	タワーオブロンドン	京王杯２歳Ｓ	１着
19年	３着	ロジクライ	富士Ｓ	１着
18年	３着	サトノアレス	東京新聞杯	２着
17年	１着	レッドファルクス	ＣＢＣ賞	１着
	２着	クラレント	東京新聞杯など5勝
	３着	グランシルク	中京記念	２着
16年	１着	サトノアラジン	左回り重賞２着２回
15年	２着	ヴァンセンヌ	東京新聞杯	１着
14年	１着	レッドスパーダ	関屋記念など２勝
14年	２着	クラレント	東京新聞杯など3勝
13年	１着	ダイワマッジョーレ	東京新聞杯	２着
	２着	トライアンフマーチ	東京新聞杯	２着
	３着	ガルボ	東京新聞杯	１着
12年	１着	サダムパテック	東スポ杯２歳Ｓ	１着
11年	２着	シルポート	エプソムＣ	２着
11年	３着	ジョーカプチーノ	ＮＨＫマイルＣなど２勝

▶︎京王杯スプリングカップ過去10年３着内馬の左回り重賞実績

2017年のクラレント(11人気)や、レッドスパーダ(10人気)の様に左回り重賞実績多数のサウスポーにも関わらず人気が全くないパターンには要警戒です。

反対に、左回り重賞の連対実績や左回りでの勝利経験のない馬などは、思い切って軽視してみてもいいかもしれませんね。

左回り重賞の連対実績のある馬

タワーオブロンドン(京王杯ＳＣなど２勝)
ケイアイノーテック(ＮＨＫマイルＣ)
グルーヴィット(中京記念)
レッドアンシェル(ＣＢＣ賞)
セイウンコウセイ(高松宮記念)
ステルヴィオ(毎日王冠２着)

昨年の京王杯スプリングカップを制したタワーオブロンドンを含む６頭が該当。馬券の軸はこの中から選ぶのが得策でしょう。

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重賞攻略トリプルトレンド②
距離延長組より距離短縮組を買え

京王杯スプリングカップは
距離短縮組が好相性のレースです。

「高松宮記念組がいるのに？」

と思った方も多いと思いますが、下記の京王杯スプリングカップ過去10年の前走距離別データをご覧いただければその差は歴然です！

前走距離	着別度数	勝率	連率	複率
同距離	1-2-2-21	3.8%	11.5%	19.2%
今回延長	3-1-3-52	5.1%	6.8%	11.9%
今回短縮	6-7-5-59	7.8%	16.9%	23.4%

▶︎京王杯スプリングカップ過去10年前走距離

芝1400ｍは他の競馬場では前傾ラップとなり、スピードで押し切るスプリンター系の馬に向くレースになる傾向にありますが、この京王杯スプリングカップは直線の長い東京競馬場での施行であるため、キレ味が武器のマイラータイプが好成績を収める傾向にあります。

距離短縮馬

ケイアイノーテック
ストーミーシー
エントシャイデン
ショウナンライズ
ドーヴァー

今年の距離短縮組は軒並み人気薄！波乱の立役者はこの中にいるかもしれませんね。

重賞攻略トリプルトレンド③
芝1400ｍ以下の出走経験が少ない馬を買え

京王杯スプリングカップ最大のポイントは
芝1400ｍ以下の経験が少ない馬が強いという点です。

京王杯スプリングカップ過去10年の勝ち馬10頭中、５頭が芝1400ｍへの出走が初であった様に出走回数は少なければ少ない程有利なのです！

年度	馬名	1400m以下の出走回数
19年	タワーオブロンドン	２回
18年	ムーンクエイク	初出走
16年	サトノアラジン	初出走
13年	ダイワマッジョーレ	初出走
12年	サダムパテック	初出走
11年	ストロングリターン	初出走

▶︎京王杯スプリングカップ過去10年の勝ち馬で芝1400m以下の出走回数２回以下の馬

ノーザンＦをはじめとする、大手の生産者が育成に力を入れていない事もあり、基本的に短距離戦線のレベルは高くありません。その為、マイル以上の距離で実績を残してきた馬が、短距離戦線に参入し歴戦の短距離馬たちを一蹴するというシーンは珍しくありません。その代表的なレースがこの京王杯スプリングカップだという事です。

芝1400m以下の出走回数２回以下の馬

ケイアイノーテック
グルーヴィット

先ほどお話した『短距離＜マイラー』の傾向からも注目はケイアイノーテック。芝1400ｍ以下のレースへの出走が一昨年の阪神Ｃの一度のみという馬で、マイルのＧⅠを勝利した実績もあります。

歴戦の短距離馬をまとめて差し切るシーンも十分考えられます。

京王杯スプリングカップ2020予想
本当に買わなければいけない馬

ここまで京王杯スプリングカップのトリプルトレンド【絶対に押さえたい３つの傾向】を見てきました。

左回り重賞の連対実績必須
距離延長組より距離短縮組を買え
芝1400ｍ以下の経験が少ない馬を買え

この傾向を踏まえたうえで、京王杯スプリングカップ2020で本当に買わなければいけない馬は・・・

本当に買わなければいけない馬

ケイアイノーテック
グルーヴィット

想定９番人気
ケイアイノーテック（石橋）
平田厩舎［戦績：3-2-1-12］
前走：ダービー卿ＣＴ４着

トリプルトレンドの３つ全てに該当するケイアイノーテックが絶好の狙い目。３歳時のＮＨＫマイルＣ以来勝利を挙げる事が出来ていませんが、近３走中２走で上り最速をマークしている様に、徐々にＮＨＫマイルＣを大外一気で差し切ったあの末脚を取り戻しつつあります。1200mからの馬が多く、ペースアップが見込める今回は展開面も味方につける事が出来そうです。マイラーのキレ味が要求される京王杯スプリングカップはこの馬にとって絶好の舞台。復活Ｖのお膳立ては整ったと言っていいでしょう。

想定４番人気
グルーヴィット（デムーロ）
萩原厩舎［戦績：5-1-2-4］
前走：高松宮記念15着

もう一頭が、左回りの中京で行われた中京記念を制したグルーヴィット。左回りの芝のレースで人気以上に走らなかった事はドン詰まりでレースにならなかったＮＨＫマイルＣのみという典型的なサウスポー。前走の高松宮記念が芝1400m以下のレースは２戦目という点もこの京王杯スプリングカップにおいては大きな強調材料と言えるでしょう。その前走は出遅れと1200mのスピードに対応できずの二重苦で、後方からの競馬になりながらも上がり２位の決め手で６着まで追い上げて来るなどさすがは左回り巧者という走りを見せてくれました。引き続きの左回りなら好勝負必至です。

最後までご覧いただきありがとうございます。

来週はオークスはもちろんですが、土曜に行われるダート重賞・平安Ｓも大注目。

東京大賞典を連覇したオメガパフューム、ダート界の重鎮・ゴールドドリームといった古豪に、現在破竹の６連勝中・ロードレガリス、マーチＳを制したスワーヴアラミスの２頭の新星が挑む今後のダート界を占う上で、目が離せない一戦です。フェブラリーＳよりも豪華なメンバーですね(笑) トリプルトレンドも公開予定ですのでお楽しみに！