競馬JAPAN編集部のツカゴシです!
ここでは例年以上の豪華メンバーが集結した
中山記念2020のデータ分析を行っていきます!
大阪杯の前哨戦でもあり、
海外遠征のステップにここを選ぶ馬も多く
毎年豪華メンバーになる中山記念。
一競馬ファンとしては心躍る一戦ですが、
豪華メンバーがゆえに、馬券という意味では
今年の中山記念はかなり難解な一戦...
「海外帰り組の状態は?」
「ここがメイチ勝負の馬は?」
そんなみなさまの悩みは・・・
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出走表
まずは中山記念2020の
出走予定馬と予想オッズを見ていきましょう!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | インディチャンプ | 牡5 | 58.0 | 福永祐 | 音無秀 |
2 | エンジニア | 牡7 | 56.0 | 大野拓 | 牧光二 |
3 | ダノンキングリー | 牡4 | 56.0 | 横山典 | 萩原清 |
4 | ソウルスターリング | 牝6 | 54.0 | 北村宏 | 藤沢和 |
5 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57.0 | 池添謙 | 池江泰 |
6 | マルターズアポジー | 牡8 | 56.0 | 武士沢 | 堀井雅 |
7 | ラッキーライラック | 牝5 | 55.0 | Mデム | 松永幹 |
8 | ウインブライト | 牡6 | 58.0 | Fミナ | 畠山吉 |
9 | ゴールドサーベラス | 牡8 | 56.0 | 横山和 | 清水英 |
中山記念2020
絶対に押さえておきたい3つの傾向
中山記念で勝つために
絶対に知っておきたい3つの傾向はこちら!!
↓↓↓
- ①1番人気は過信禁物!?
- ②ここがメイチの馬を探せ!
- ③黙って内枠の先行馬を買え!
①1番人気は過信禁物!?
中山記念を攻略するうえで見逃せない傾向は
1番人気がとにかく不振である
という事です!
過去10年、中山記念で
1番人気に支持された馬の成績は・・・
【2・0・0・8】
と、人気に応えることができた馬は
わずか2頭しかいないんです...
大阪杯がGⅠに昇格して以降、
その大阪杯やドバイへのステップ
として使われることが増えた中山記念。
人気になる馬は・・・
「あくまでここは叩き」
という馬がほとんどだという事が
1番人気が不振である要因でしょう!
近3年の中山記念で
1番人気を裏切った馬を見ても・・・
- 2019 ディアドラ
- 6着→ドバイへの叩き
- 2018 ペルシアンナイト
- 5着→大阪杯への叩き
- 2017 アンビシャス
- 4着→大阪杯への叩き
「ここはあくまで叩き、本番は次」
という馬の取りこぼしが多発しているんです!!
中山記念3連覇を狙う 1番人気濃厚の・・・
- ウインブライト
ここ2年は中山金杯から叩き2走目で
中山記念に挑んでくるというローテでした。
ただ、今年は休み明けでの参戦で
あくまでここは香港への叩き台である可能性も考えられます。
ここ2年とは異なる臨戦となる今年も勝利し
"中山記念3連覇"
を達成することができるでしょうか!?

②ここがメイチの馬を探せ!
中山記念を取りにきた・・・
「ここがメイチ勝負!」
という馬が実績あるGⅠ馬を
負かすシーンが急増している近年の中山記念!
かつては別定戦のGⅡということもあり
GⅠレベルの馬がここを
目標にするケースも少なくなく、
重賞を勝ったことのない馬は
ほぼノーチャンスのレースでした。
ただ近年、大阪杯のGⅠ昇格や
ドバイ、香港への海外遠征の増加によって
その傾向がガラリ一変!!
2017年に当時重賞未勝利の
8人気・サクラアンプルールが
2着に突っ込んで来たのを皮切りに
2018年には
当時GⅠでは手も脚も出なかった
ウインブライトが勝利し
3着にもGⅠでは出番なしの
マルターズアポジーが粘り込む波乱の決着!!
そして2019年も、
ディアドラ、スワーヴリチャード、ステルヴィオ
といった強力GⅠ馬たちを、
またも当時GⅠ未勝利のウインブライトが撃破!
「中山記念がメイチ勝負だ!!」
という馬がGⅠ馬を打ち負かすのが
中山記念のトレンドなんです!!
今年の出走予定馬で
年内2戦目以上のGⅠ未勝利馬は・・・
- マルターズアポジー
- エンジニア
- ゴールドサーベラス
中山記念のトレンドを逃さぬようご注意を!

③黙って内枠の先行馬を買え!
1コーナーまでわずか200m程度しかなく
コーナーを4度回るトリッキーな
中山芝1800mで行われる中山記念。
やはり・・・
内枠の先行馬が有利になってきます!
「そんなの知ってるわ!」
という声が聞こえてきそうですが(笑)
下記の表を見てもらえれば、
その破壊力がよくわかると思います!
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単値 | 複値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2-1-0-8 | 18.2% | 27.3% | 27.3% | 128 | 97 |
2枠 | 1-0-2-10 | 7.7% | 7.7% | 23.1% | 280 | 90 |
3枠 | 2-3-1-7 | 15.4% | 38.5% | 46.2% | 90 | 135 |
4枠 | 1-0-1-11 | 7.7% | 7.7% | 15.4% | 36 | 29 |
5枠 | 1-2-2-9 | 7.1% | 21.4% | 35.7% | 37 | 166 |
6枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% | 0 | 26 |
7枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 17 | 56 |
8枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% | 22 | 41 |
▶︎中山記念の枠番別成績(近10年)
1、2、3枠の単複回収率が
とんでもない事になってるんです!
大袈裟に言えば・・・
「内枠を買っていればOK!」
それが中山記念というレースなんです!(笑)
また、そのコース形態から・・・
先行馬がとにかく強い
というのも中山記念の特徴のひとつ。
過去10年の中山記念勝ち馬の
4コーナー通過順を見てみても・・・
年度 | 馬名 | 4角通過順 |
---|---|---|
2019 | ウインブライト | 4番手 |
2018 | ウインブライト | 3番手 |
2017 | ネオリアリズム | 3番手 |
2016 | ドゥラメンテ | 4番手 |
2015 | ヌーヴォレコルト | 4番手 |
2014 | ジャスタウェイ | 3番手 |
2013 | ナカヤマナイト | 3番手 |
2012 | フェデラリスト | 6番手 |
2011 | ヴィクトワールピサ | 6番手 |
2010 | トーセンクラウン | 6番手 |
▶︎中山記念勝利馬の4角通過順(近10年)
なんとここ10年の勝ち馬は・・・
すべて4角6番手以内の馬なんです!
「前が止まらん!」
とみなさんが毎年嘆くのが
中山記念ではないでしょうか(笑)
2019年の中山記念も1枠1番から
先行策を打った5人気ウインブライトと
3枠3番から2番手を追走した
6人気ラッキーライラックのワンツー決着!
馬連は24.7倍の高配当でした!
2018年の中山記念は、
4角1.2.3番手の馬が上位を独占し
3連単は415倍の大万馬券!
今年の中山記念も内枠の先行馬
を買って穴馬券をゲットしましょう!!

中山記念2020
馬場ジャッジ

【中山芝】
■芝の状態はいいが、念入りな軟らかいセッティング、内有利、やや先行有利
《今週からAコース》
中山と阪神の2回開催のスタートは例年より1週遅い。とくに中山は1回開催が例年より1週多かった。1回開催はCコース開催だが、それにしても芝の負担が大きな真冬の開催を1週多く消化していることになる。
Aコースは昨年の5回中山で9日間使われた。その間開催が雨に当たったのは、12月7日の1日だけ。また1回中山の終了後にエアレーション作業を実施している。外の芝の状態があまりよくなさそうなのに対して内の芝の状態は悪くないハズだが、かなりソフトなセッティングになっているハズ。極端に速い時計にはならなさそう。
今週は火曜に0.5ミリ、水曜に4ミリ降った。また月曜と木曜に散水もしている。土曜は曇り、良を想定し、0.3秒前後速い時計を想定する。土曜の開催終了後に雨が降りそうだが、どれくらいの雨量が降るかによってかなり変わってきそう。日曜は曇り、稍重~重を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。内有利、やや先行有利。
中山記念2020
枠順&展開予想

少頭数だが、典型的な前傾持続タイプの逃げ馬である⑥マルターズアポジーがいるため、隊列は読みやすい。
久々に武士沢騎手が跨る⑥マルターズアポジーは、道中で大きく息をいれずにスピードの持続力で勝負するクチ。昨年の中山記念でもハナを切り、1000m通過58.2秒とハイペースで後続を離す隊列を作った。今年も単騎必至だが、スローに持ち込む可能性は低い。小回りで持続力が問われるレースとなるだろう。
中山は年末以来のAコースだが、馬場が荒れていた開催だった事もあり開幕週でもバイアスが読みづらい。少頭数で縦長ならばそれほど枠を気にする必要もなく、前傾色の強いラップ構成が得意な馬を重視でいいだろう。
中山記念2020
最終追い切り診断

想定段階で9頭のみ中山記念だが、上位と見做されている立場のレベルは伝統あるGⅡに相応しい。中でも香港でのGⅠ2勝馬・ウインブライトの実績が抜きん出ている。
元々、海外で飛躍する以前のホームコースは中山で、実際に当レースだけでも3連覇を視野に入れている目下がある。また、在厩期間を長くしてここに臨むというパターンが昨年同様。その目論見にズレがないのは、先週の木曜に6F79.0秒の好時計をマークできたことからも分かる。加えて、流したような印象だった最終追いでさえ5F65.4秒。張りつめた筋肉が躍動する様に目を奪われた。
完成されたその古馬に迫るというか、それを凌ぐと考えて◎としたいのがダノンキングリー。
直前の行き出しは半マイルで内目ながら平凡な時計に過ぎぬ。現に、少々立派に映る馬体でもある。ただ、数字のわりにスマートといった形容が当て嵌まっていた分、成長を促す意図が成果に結びついたとの見方も成り立つ。何より、1週前の3頭併せが圧巻で、追走して外ラチ沿いながら5F65.1秒。ハードに追われて既に息がデキているのだ。脚色にお釣りがなくとも頷ける猛稽古が、一段と大きくなった器を物語っている。
勿論、インディチャンプも俎上に載せなければならぬ。
4歳を迎えた昨季、トントン拍子でのGⅠ2勝。質の高い香港での7着で勢いが失せたと考えるのは如何にも早計なのだ。ただ、初の海外遠征の直後で別定58キロ。つまり、毎日王冠で捻じ伏せられた対ダノンキングリーということであれば分が悪かろうし、今回の距離であればパフォーマンス低下が避けられぬ。
ということで、一角崩しの最有力は、同じ関西馬でもラッキーライラックに落ち着くのでは。
エリザベス女王杯で2歳時以来のGⅠを制するや、返す刀で香港でも2着。昨春からの馬体増が実になって完成域に達したわけ。しかも、スタートラインを中山記念に据えるのは昨年同様。そこでは、それまでと一転した積極策で、2F目から11秒台を刻む中、前を潰しに行く強い競馬での2着。コース適性といった要素に加え、CWでの長目追い3本と即動ける状況に。
中山記念2020
有力出走馬ピックアップ

- 中山記念出走馬① インディチャンプ
- 昨年マイルGⅠを完全制覇。勇躍挑んだ香港マイルで初めて掲示板を外す結果に終わったが、スタートミスで位置後方。流れが緩くて直線では進路取りに苦労して、かなり追い出しが遅れた結果。実力負けではなかったと思える。過去2回の1800mはいずれも3着止まりだったが、今年の中山記念は少頭数で小回りコースと舞台が異なる。中山記念・1週前の稽古で行きたがる面を見せていたのは気になるが、折り合いさえスムーズなら能力発揮に支障はあるまい。
- 中山記念出走馬② ウインブライト
- 香港GⅠ2勝がクローズアップされがちだが、中山記念を連覇中。さらに中山記念を加えて中山1800mの重賞は3戦3勝で、2000mの中山金杯も2、1着と中山中距離重賞の申し子とも言える戦績を残している。今回はドバイ→香港遠征前のひと叩きという状況だが、中山記念・1週前にはウッド6ハロンから破格の時計をマークして仕上げ過程は至って順調。また、中山記念限りの騎乗となるミナリクは次戦を考える必要がないシチュエーション。適性の高さで3連覇も十分にあり得る。
- 中山記念出走馬③ ラッキーライラック
- アクシデント明けの秋華賞で9着、3角で不利があり直線でもモタれがひどかった阪神牝馬Sで大きく崩れたが、エリザベス女王杯でGⅠ2勝目を挙げると香港ヴァースでも2着奮闘と完全に立ち直った印象。本質的には中距離戦がベターで自在性ある競馬ができるタイプ。昨年の中山記念でも淀みない流れを積極的に動いてタイム差なしの2着と強い競馬をしている。牡馬陣と比較すると有利に映る斤量55キロで首位戦線に浮上。
- 中山記念出走馬④ ダノンキングリー
- 昨春のクラシック路線で王道を歩んで皐月賞3着、ダービー2着とGⅠ馬に劣らない実力を誇示。それだけにマイルCSで伸びを欠いた5着に不満が残るが、初の関西遠征、久々のマイル戦だったこと考えれば酌量余地ありと判断できる。今回は2戦2勝、それも重賞2勝の1800戦で、上手に立ち回った皐月賞の内容から中山コースにも不安なし。中山記念・1週前にしっかり追った効果が最終追い切りで表れれば上位争いの期待が懸けられる。
中山記念2020
レース展望
ウインブライトが連勝中の中山記念。そのウインブライトが今年も出走となれば、やはりこの馬を中心に考えねばならない。3連覇達成の可能性は?
「最大目標は次のドバイだと思いますが、2月20日発表のドバイワールドカップデイの各レース選出及び受託馬の中に、ウインブライトの名はありませんでした。おそらくは中山記念の結果で決めると思われますので、しっかり勝ちに来るでしょう。1週前のウッド調教では6F78秒台、1F12秒台前半とかなり速い時計をマーク。仕上がっていますね」(競馬専門誌記者)
昨年は香港でGⅠを2勝。勝った過去2年時以上の立場としての出走。恥ずかしい競馬はできないところだが、相手はGⅠ馬をはじめ有力馬揃い。格的に上位は安田記念、ヴィクトリアマイルと昨年GⅠを2勝したインディチャンプだ。
「2月19日の坂路は持ったまま50.2秒。躍動感があっていい動きだったよ。ここまでGⅠ前哨戦は2つともに負けているけど、調教から今回は問題ないと思う。課題は相変わらずゲート。ちゃかちゃかするので、出遅れの不安はある。そこさえクリアすれば大丈夫」(関西記者)
関西馬は他にもラッキーライラック、ペルシアンナイトらGⅠ馬が出走を予定している。
「ラッキーライラックは今年初戦。1週前は長めからやり、終いも12秒を切る時計を馬なりでマークと仕上がりは上々だ。昨年より臨戦過程がいいことから、もっと上の頭を狙える。ここへ来てノーザンF有力馬の騎乗が多くなってきたデムーロ騎手は今が勝負時。彼もやる気は高いはずだ。
ペルシアンナイトも調教は1、2週前ともに終い速い時計を出し、調子は良好。追い出されてからの反応も良く、陣営もいい頃に戻ってきたと話している。中山記念は1年前に1番人気を裏切ったレースだけど、当時はGⅠ前の叩き台。今はGⅠ前の叩き台なんて言える状況じゃないから、しっかり勝負に来るんじゃないかな」(関西記者)
GⅠ勝ちこそ無いが、皐月賞3着、ダービー2着の実績からダノンキングリーも能力は上位だ。
「1週前はウッドで5F65秒台の好時計をマーク。時計は速いですが、かなり一杯に追っており、手応えは併せた相手のほうが良かったですね。速い本数が少ないので、まだ仕上がりに余裕があるのかもしれません。残り1週でどこまで変わりますか……」(競馬専門誌記者)
こちらは最終調教をしっかりチェックしたほうが良さそうである。
中山記念は、芝1800mになってからカネミカサ、エイティトウショウ、バランスオブゲーム、カンンパニーと4頭が2連覇しているが、3連覇した馬は無し。
この4頭の中ではカネミカサ、エイティトウショウが2連覇の翌年も出走したが、ともに2着で惜しくも3連覇を逃している。
ウインブライトは過去2年勝利も、2着とは僅かにクビ差。鞍上も過去2年とは違う。特に昨年クビ差2着のラッキーライラックは、前年以上に臨戦過程が良い。ウインブライト3連覇へ高い壁となりそうである。