
目指すは競馬だけでメシを食う!どうも、競馬JAPANの塚越タケシです!
実力馬が人気を落としたタイミングを狙い撃つスタイルで予想をするワタクシ塚越とラジオ日本でメイン解説を務める境和樹さんが、「今が買いドキ!」な馬券妙味満点の一頭を紹介します。
根岸S[GⅢ]
出走馬&有力馬ジャッジ
根岸S (GⅢ)
1月29日(日)東京ダ1400m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
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1 | オーロラテソーロ | 牡6 | 57.0 | 原優介 | 畠山吉 |
2 | ヘリオス | セ7 | 57.0 | 武豊 | 西園正 |
3 | ホウオウアマゾン | 牡5 | 57.0 | 坂井瑠 | 矢作芳 |
4 | セキフウ | 牡4 | 56.0 | Mデム | 武幸四 |
5 | アドマイヤルプス | セ6 | 57.0 | 内田博 | 加藤征 |
6 | ギルデッドミラー | 牝6 | 55.0 | 三浦皇 | 松永幹 |
7 | レディバグ | 牝5 | 55.0 | 酒井学 | 北出成 |
8 | テイエムサウスダン | 牡6 | 57.0 | Cルメ | 蛯名正 |
9 | ベルダーイメル | 牡6 | 57.0 | 柴田善 | 本田優 |
10 | タガノビューティー | 牡6 | 57.0 | 石橋脩 | 西園正 |
11 | ジャスパープリンス | 牡8 | 57.0 | 田中勝 | 森秀行 |
12 | デンコウリジエール | 牡6 | 57.0 | 秋山真 | 荒川義 |
13 | レモンポップ | 牡5 | 57.0 | 戸崎圭 | 田中博 |
14 | バトルクライ | 牡4 | 56.0 | 川田将 | 高木登 |
15 | エアアルマス | 牡8 | 57.0 | 横山武 | 池添学 |
16 | ケンシンコウ | 牡6 | 57.0 | 田辺裕 | 小西一 |

競馬ファンの皆様、体調にお変わりはありませんか?依然として冷える日々が続きますので、お体には気を付けて競馬を楽しんでくださいね。
さて今回はフェブラリーSの前哨戦として行われる根岸Sについて考えていきますが、昨今のダート路線に変化が見られませんか?

2月に行われるサウジカップだよね。何せ1着賞金が約14億円、5着でも何と約1億3500万円もあるんだ。

フェブラリーSの1着が1億2000万円ですから、とてつもない高額賞金レースですよね、サウジカップは。

これで何が起きるかというと、ダートの一線級は軒並みサウジカップに登録するんだ。
結果フェブラリーSのメンバーが手薄になってしまう可能性がある。日本にはダートGIが2レースしかないから、少々寂しいよね。

そうですよね。ですが馬券となると話は違います!

その通り。能力断然の鉄板クラスが不在となると、人気薄の台頭が期待できる。結果思わぬ高配当が生まれるかもしれない。当然積極的に穴馬を狙っていくべきだよね。

はい。境さんをはじめとしたプロが指名する穴馬にご注目頂きたいですね!

君もホープフルSでドゥラエレーデ(単勝90.6倍1着)を推奨した実績があるんだ、胸を張ってまた推奨馬を頼むよ。


ありがとうございます、了解しました!
それでは根岸Sをみていきます。フェブラリーSで高配当ゲットのためにも見逃せない注目レースですので、じっくり考えていきましょう!
根岸S[GⅢ]
有力馬ジャッジ
(田中博康厩舎/戸崎圭太騎手)

まずは4連勝で臨んだ前走・武蔵野Sで惜しくもハナ差2着となったレモンポップです。二度目の重賞となりますが、いかがでしょう?

前に行くレモンポップは、ハッキリ言って根岸Sに合わないタイプだね。
というのも、根岸Sは圧倒的に先行馬が苦戦しているレースなんだ。
4角4番手以内馬の成績(過去10年)
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【根岸S】
勝率:2.0% 連対率:9.8% 複勝率:13.7%
【他の1,2月東京ダ1400m】
勝率:12.3% 連対率:24.7% 複勝率:34.8%

それぞれ倍以上も好走率が異なっていますね。根岸Sの4角4番手以内の着順は【1-4-2-44/51】(過去10年)となっており、先行することが自滅になりかねないと言えそうです。
レモンポップは今まで9戦して全て4角4番手以内ですから、厳しいレースを強いられそうですね。

そうなんだ。もちろん能力の高さに疑いはないけれど、自ら勝ちに行く競馬をすると、直線で何かに差されるシーンがどうしても頭に浮かんでしまうね。特に1着付で買うのは得策ではないかもしれない。

東京ダート1400m4戦4勝のレモンポップですが、少々手厳しい評価となりましたね。

今までの勝ち方は文句なしだっただけに、今回もし勝ち切るようなら相当な能力だと言える。まさに試金石となる一戦だね。
(松永幹夫厩舎/三浦皇成騎手)

続きましては前走・武蔵野Sで先ほど取り上げたレモンポップを捉え1着となったギルデッドミラーです。いかがでしょう?

ギルデッドミラーは後方から差し脚を使うタイプなだけに、根岸Sにピッタリだね。

レモンポップとは打って変わり、レース適性に不安なしということですか。
前走は先行するレモンポップを的にできた展開利があったとの見方もできそうですが、その点については?

確かにレモンポップの直後ともいえる位置でマークできたのは競馬がしやすかった。とはいえ今回も同じような展開になる可能性があるよね、2頭の脚質を考えると。
それにレモンポップよりギルデッドミラーの方が地力が高いと見ているんだ。

なるほど。ではギルデッドミラーの力を評価する根拠はありますか?

2走前のグリーンチャンネルC2着だね。というのも、勝ったデシエルトはかなりの素質馬で、ギルデッドミラーは直線で追い出しを待たされる不利がありながら0.1秒差まで迫ったことは高評価に値する。

決着時計も1.33.5秒のレコードで、まるで芝並みでしたよね。デシエルトはクラシックでも期待されていた馬ですから、相手が悪かったの一言と言えそうです。

ギルデッドミラーはダートをまだ3戦しかしておらず、負けた一戦は致し方なしとすれば、全く底を見せていない。今後のGI戦線に向けてどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか期待だね。
根岸S[GⅢ]
今が買いドキ!塚越の推奨馬

ではツカゴシ君のおすすめを聞こうか。

わかりました!根岸Sは伝統の重賞ですから、気合が入っていますよ!
(武幸四郎厩舎/M.デムーロ騎手)
根岸Sは差し狙いという正攻法を踏襲し、セキフウを狙います!
セキフウは意欲的に海外や地方交流戦に挑戦していますが、中央ダート戦に絞ると【2-1-2-1/6】と実に安定。さらに6戦中4回上がり最速、上がり2位1回をマークと末脚が武器です!
そして今回と同じ東京で行われたユニコーンS2着ですが、メンバーが強力でした。
その後の主な成績
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1着 ペイシャエス → 名古屋GP(JpnⅡ)1着
2着 セキフウ
3着 バトルクライ → すばるS(L)1着
4着 ヴァルツァーシャル → 3勝クラス1着
5着 タイセイディバイン → 朱鷺S(L)3着
6着 リメイク → カペラS(GⅢ)1着
今回人気に押されるであろうバトルクライに先着している点は当然強調です。そして競馬の仕方にも注目。スタートで出負けしたのですが、焦らず後方待機を選択したことがラストの伸びに繋がりました。
対して一度崩れた武蔵野Sですが、同じく若干出負けした後、位置を取りに行く際に脚を使ってしまいました。直線でも手前を変えずに走り、ラストは鞍上がほぼ追わずと、力を発揮せずの不完全燃焼でしょう。
要するにセキフウは終い勝負に徹することが大切。前走すばるSも後方待機から3着に好走したことで改めて末脚上位を証明しました。スタートが不安定ですが、焦らずリズム重視でいけば、差し有利の根岸Sにおいては悲観しなくて良いでしょう。
1人気濃厚で先行するレモンポップにマークが集中し、全体が前がかりになった際、セキフウが突っ込んでくることに期待します!

今度はセキフウか。
ツカゴシ君が言ったように、海外や地方交流戦で馬柱が汚れているから、実力に反してオッズが付くかもしれないよね。

そうなんですよね。力はあるはずですから、高配当を演出してくれると思います!

さてここまで根岸Sの有力馬についてお話を伺ってきましたが、今年のダート重賞も混戦必至のようですね。

冒頭にも申し上げたように、海外のビッグレースに目を向ける馬もいれば、時期的に仕上げが難しい点も一因だからね。馬券的にかなり面白いことは間違いない。

高配当が期待できますよね。ですが競馬ファンの皆さんは予想が難しいと仰るかもしれません。
そんな時はプロの見解を参考にされるのも一つの手です!なんと競馬JAPANでは昨秋のダート重賞で万馬券的中の嵐だったんです!
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【22/10/01 GⅢ・シリウスS】
3連単▲◎△4万9520円[的中]
【22/11/12 GⅢ・武蔵野S】
3連単〇◎▲2万2320円[的中]
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芝と違ってダート路線はどうしても注目されづらいから、こと予想になると何から手を付けていいかわからない方も多いかもしれないね。
そこは我々プロの腕が試されるところ。昨秋の的中に引き続き、今年も期待していてほしい。

頼りになる一言ですね!皆さん、予想に行き詰った際はぜひ競馬JAPANのプロ予想陣による最終見解をご覧ください!
今週は東大卒・水上さんやラジオ日本メイン解説・境さんらプロの根岸Sの最終結論を公開!プロの鋭い予想を体感してみてくださいね!

最後までご覧いただきありがとうございました!
次回は東京新聞杯の出走馬&有力馬ジャッジを1月29日(日)に公開します。お楽しみに!