エリザベス女王杯 (GⅠ)
11月10日(日)京都芝2200m
馬名 | 性齢 | 想定情報 | |
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騎手 | オッズ | ||
レガレイラ | 牝3 | C.ルメール | 3.4 |
ホールネス | 牝4 | 坂井瑠星 | 5.8 |
シンリョクカ | 牝4 | 木幡初也 | 7.4 |
シンティレーション | 牝5 | T.マーカンド | 9.3 |
スタニングローズ | 牝5 | C.デムーロ | 10.7 |
シランケド | 牝4 | M.デムーロ | 12.6 |
ラヴェル | 牝4 | 川田将雅 | 17.4 |
コスタボニータ | 牝5 | 松山弘平 | 23.8 |
コンクシェル | 牝4 | 岩田望来 | 29.2 |
サリエラ | 牝5 | R.ムーア | 31.3 |
モリアーナ | 牝4 | 岩田康誠 | 35.9 |
ハーパー | 牝4 | 武豊 | 48.3 |
ルージュリナージュ | 牝5 | 池添謙一 | 60.2 |
キミノナハマリア | 牝4 | 鮫島克駿 | 75.9 |
ライラック | 牝5 | 石川裕紀人 | 83.3 |
エリカヴィータ | 牝5 | 藤岡佑介 | 98.3 |
ピースオブザライフ | 牝4 | 団野大成 | 113.4 |
ゴールドエクリプス | 牝5 | 田口貫太 | 120.8 |
さて、来週から年末まで怒涛のGⅠラッシュですよ。最近は競馬場も冷え込むようになったし、最後まで元気に走り切れるように体調管理に気を付けたいね。
「病は気から」とも言うからな。いい的中を皆さんにお届けして元気になって欲しいものだ。
いいこと言うね。そんなブライアンから、GⅠラッシュの一発目、エリザベス女王杯のポイントについて教えてもらおうかな。
ポイント①各馬のローテ、出走経緯は要チェック
大きいところをいくつも勝っているような、飛び抜けて力のある馬は見当たらないこのレース。混戦ムードで馬券的にも面白そうな一戦だな。
各馬の取捨を決める上で意識したいのが臨戦過程だ。今回はここを目標に使って来ている馬と、圧倒的な有力馬不在でチャンスありと見て参戦を決めた馬がハッキリ分かれている。
電撃参戦の馬っていうのは、どうしても能力面・調整面の双方から怪しく見えるよな。逆に、ここを視野に入れて使ってきた馬は信頼度が高いと言えそうだ。
その辺り、この馬はどっちなんだ?ってのを把握することが的中に繋がるレースと言える。
なるほどね。そういう意味では、上位人気が予想されるレガレイラはここが目標って捉えて良さそうだね。
ブライアンとローズSの話をしていた時は去年のブレイディヴェーグを例に「ここを使った後、チェルヴィニアがいる秋華賞ではなくエリ女にいくのでは?」なんて話をしてたら、実際にその通りになったわけだし。
あれはドンピシャだったよな。ノーザンFが行き当たりばったりで目標も決めずに馬を使うなんてことは無いだろうし、最初からここを目標にしていたと見て問題ないだろう。
ただ、我々としても、そして恐らくはノーザンFとしても、5着に敗れた上での参戦は描いていたイメージとズレているよな。
ローズSを勝っていれば話は早かったんだけどね。ここが目標だとしても根本的に能力で抜けているかといわれたら、現状そうは見えないし。
そう言えば、レガレイラの取捨について色々考えていたら、重要な事実が見えてきたんだ。
今年は3歳馬がレガレイラ以外登録していないだろ。最初は「ノーザンFがこの馬を勝たせる気満々で、同世代の他の馬をぶつけて来なかったのか?」なんて思ったんだよ。
でも、よくよく調べて見ると結構びっくりするデータが出てきてさ。
今年行われた3勝クラスのレースのうち、1800m以上に限って言えば、3歳牝馬は一頭たりとも勝っていないんだ。
確かに、そのクラスで3歳牝馬が勝っているイメージはあまりないけど、まさか一頭もいないとはね。つまり、レガレイラに配慮して使ってこないわけじゃなくて、そもそも使える3歳牝馬がいないってわけだ。
そうそう。レガレイラをしっかり勝たせたいという意図があって、同世代の馬を連れて来なかったとは言えないんだよな。
ここが大目標だったと仮定しても、前走の5着すら想定内で準備万端の今回なのか、内心「参ったな...」と思いながらも既定路線をとりあえず進んでいるのかで話が変わってくる。その辺りのリサーチは鋭意進行中だから、結論は週末まで待っていてくれ。
ありがとうブライアン。僕の方からも気になっているポイントを一ついいかな。
よろしく頼んだ!
ポイント②前走敗戦だけで評価を下げてはいけない
このレースって去年こそ控えめな配当だったけど、例年多少なりとも荒れるレースだよね。ということで、穴馬の取捨を決める上で重要なポイントについて。
人気薄でこのレースを好走する馬って、前走こそ負けていても、近走である程度好走していた好調馬が来ることが多いんだ。
例えば15年のマリアライトは前走オールカマー5着から6番人気でこのレースを勝利。それ以前にもマーメイドSの2着を筆頭に好走が続いていた馬で、一戦のみを理由に嫌ってはいけないということだね。
大穴ってワケじゃないが、昨年2着だったルージュエヴァイユもそのタイプだな。
エプソムカップ、府中牝馬Sでいずれも2着と順調な割には5番人気とやや控えめの評価だった。勝ち切れなさを嫌われた格好だな。
こういうところを取りこぼさないのも重要ってワケだね。
そうそう。今年も重賞を負けてここに来ている馬が何頭かいるけど、前走に引っ張られすぎず、そこまでの勢いをしっかり評価したいね。
逆に、前走を勝って人気していても気を付けた方がいい馬のポイントなんかはあるか?
少なくとも、傾向としては前走重賞組が圧倒的に有利で、条件戦を勝ってきて勢い十分!って馬は疑った方が良い。
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前走重賞※【28-28-26-287/369】
前走非重賞【0-1-1-93/95】
※海外を含む
この通り、前走条件戦の馬どころか、オープンやリステッドから来た馬を含めても全く通用していない。このレースが現在施行されている形式になってから30年近く変わることのない、きわめて強い傾向だね。
ただ、さっきブライアンも言っていたように、今年は圧倒的な有力馬が見当たらない。だから、前走重賞以外の馬にもチャンスはありそうで、この傾向に拘りすぎるのは危ないかな。あくまでも各馬の優先順位に悩んだ際のヒントくらいに考えた方がよさそうだ。
そうなると、前走重賞以外でも勢いのある馬はしっかりチェックしておきたいな。
具体的にはどの馬が狙い目なのか、それからさっき言ったレガレイラに対する陣営のイメージなんかが気になるところだと思うんだが、いずれも徹底リサーチの上で週末に結論をお届け予定だ。それまで楽しみに待っていてくれ!
さて、怒涛のGⅠラッシュということで、一週前からテンションマックス。なんて言ったって、今年の秋GⅠはここまで4戦3勝と絶好調だからな!
ブライアン梶田
秋GⅠ4戦3勝!
【スプリンターズS】ルガル 1着(9人気)
【秋華賞】チェルヴィニア 1着
【菊花賞】アーバンシック 1着(2人気)
読者の皆さんからも嬉しい声をドシドシ頂いていて嬉しい限りだが、もちろんそれで満足して気を抜くタチじゃない。
むしろ、まだまだ勝ちを重ねたくてウズウズしているくらいだ!
エリザベス女王杯もアッと驚く金脈馬をお届け予定だ!見逃さないでくれよ!