競馬JAPAN編集部のツカゴシです!
今回は皐月賞のトライアルレース
【弥生賞ディープインパクト記念】
の出走予定馬の紹介と
データ分析を行っていきます!!
1着から3着までの馬に皐月賞への
優先出走権が与えられるトライアル戦。
そのため・・・
何が何でも権利が欲しいという馬が
賞金面で余裕のある実績馬を打ち負かす
というシーンも珍しくありません!
「是が非でも権利が欲しい馬は?」
「隠れた実力馬はいないの?」
そんな皆さまの悩み、
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弥生賞出馬表
まずは弥生賞の出馬表を紹介します!
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|
1 | サトノフラッグ | 牡3 | 56.0 | 武豊 | 国枝栄 |
2 | エンデュミオン | 牡3 | 56.0 | 田中勝 | 清水久 |
3 | パンサラッサ | 牡3 | 56.0 | 坂井瑠 | 矢作芳 |
4 | オーロアドーネ | 牡3 | 56.0 | 三浦皇 | 戸田博 |
5 | ブラックホール | 牡3 | 56.0 | 石川裕 | 相沢郁 |
6 | ウインカーネリアン | 牡3 | 56.0 | Fミナ | 鹿戸雄 |
7 | メイショウボサツ | 牡3 | 56.0 | 横山典 | 西浦勝 |
8 | ワーケア | 牡3 | 56.0 | Cルメ | 手塚貴 |
9 | アラタ | 牡3 | 56.0 | 大野拓 | 和田勇 |
10 | オーソリティ | 牡3 | 56.0 | Lヒュ | 木村哲 |
11 | ディヴィナシオン | 牡3 | 56.0 | 内田博 | 森秀行 |
弥生賞
絶対に押さえておきたい2つの傾向
弥生賞で勝つために
必要な2つの傾向はこちら!!
↓↓↓
- ①とにかく"ディープ産駒"!!
- ②中山なのに外枠有利!?
①とにかく"ディープ産駒"!!
昨年この世を去った
ディープインパクトの功績を讃えて、
今年から弥生賞ディープインパクト記念
に名称が変更されたこのレース。
その偉大な父の血を受け継ぐ
ディープインパクト産駒がとにかく強いのが
弥生賞ディープインパクト記念なんです!!
過去10年で最多となる
5勝を上げているだけでなく
なんと2016年から・・・
弥生賞4連覇中なんです!!
「ディープインパクト産駒だし、
どうせ人気馬が来てるだけでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、
下記の表を見ればわかるように・・・
馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
メイショウテンゲン | 牡3 | 池添謙一 | 8人気 | 1着 |
ダノンプレミアム | 牡3 | 川田将雅 | 1人気 | 1着 |
ワグネリアン | 牡3 | 福永祐一 | 2人気 | 2着 |
カデナ | 牡3 | 福永祐一 | 1人気 | 1着 |
マカヒキ | 牡3 | ルメール | 2人気 | 1着 |
アデイインザライフ | 牡3 | 戸崎圭太 | 2人気 | 3着 |
カミノタサハラ | 牡3 | 内田博幸 | 6人気 | 1着 |
アーデント | 牡3 | 藤田伸二 | 5人気 | 3着 |
▶︎弥生賞で3着内に来たディープインパクト産駒(近10年)
昨年の弥生賞を制した
メイショウテンゲンは
8人気単勝39.1倍のド人気薄!
2013年の弥生賞勝ち馬
カミノタサハラも
6人気で単勝オッズは19.8倍!
弥生賞ディープインパクト記念に
名称が変更された今年も
注目はディープ産駒!
今年、弥生賞に出走を予定している
ディープインパクト産駒は・・・
- サトノフラッグ
偉大な父に捧げる勝利を
挙げることはできるでしょうか!

ちなみに、
そんな弥生賞と抜群の相性を誇る
ディープインパクト産駒ですが、
弥生賞を制した5頭の
ディープ産駒の母父を見ると・・・
馬名 | 母父 |
---|---|
メイショウテンゲン | フレンチデピュティ |
ダノンプレミアム | Intikhab |
カデナ | フレンチデピュティ |
マカヒキ | フレンチデピュティ |
カミノタサハラ | フレンチデピュティ |
なんと・・・
5頭中4頭が
母父フレンチデピュティなんです!!
ディープインパクトと
好相性の配合と言えば、
数々のGⅠ馬を輩出した
ディープ×Storm Catが有名ですが
この弥生賞においては・・・
ディープ×フレンチデピュティ
という配合が強いんです!
仮に今年出走がなくても
来年以降も使えるデータなので
覚えておいて損はないでしょう!!

②中山なのに外枠有利!?
「小回りの中山は内枠が有利」
競馬ファンなら誰しもが知る
競馬格言だと思いますが、
この弥生賞に関しては・・・
勝ち馬が外枠に集中しているんです!
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
2枠 | 0-1-2-8 | 0.0% | 9.1% | 27.3% |
3枠 | 1-2-4-4 | 9.1% | 27.3% | 63.6% |
4枠 | 1-1-3-8 | 7.7% | 15.4% | 38.5% |
5枠 | 0-2-0-14 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
6枠 | 2-0-0-16 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
7枠 | 1-4-1-14 | 5.0% | 25.0% | 30.0% |
8枠 | 4-0-0-16 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
▶︎弥生賞枠番別集計(近10年)
弥生賞過去10年で・・・
6枠から外の馬が7勝!
8枠の馬が4連覇中
外枠の馬の勝ちきりが
とにかく目立つのが弥生賞!
また外枠から弥生賞で馬券になった馬の
上がり3Fタイムに注目してみると・・・
枠番 | 馬名 | 着順 | 上り | 順位 |
---|---|---|---|---|
8枠 | メイショウテンゲン | 1着 | 36.7 | 2位 |
7枠 | ブレイキングドーン | 3着 | 36.7 | 2位 |
8枠 | ダノンプレミアム | 1着 | 34.1 | 3位 |
7枠 | ワグネリアン | 2着 | 33.7 | 1位 |
8枠 | カデナ | 1着 | 34.6 | 1位 |
7枠 | マイスタイル | 2着 | 35.1 | 4位 |
8枠 | マカヒキ | 1着 | 33.6 | 1位 |
7枠 | リオンディーズ | 2着 | 34.4 | 2位 |
8枠 | トゥザワールド | 1着 | 35.7 | 2位 |
7枠 | ワンアンドオンリー | 2着 | 35.5 | 1位 |
6枠 | カミノタサハラ | 1着 | 35.0 | 5位 |
6枠 | サダムパテック | 1着 | 34.2 | 2位 |
▶︎弥生賞で外枠3着以内馬の上りタイム・順位(近10年)
外枠から馬券になった馬のほとんどが
上がり3位以上の脚を使っている
のがよくわかります!
ここ4年の弥生賞で
末脚を武器とするディープインパクト産駒が
外枠から先行勢を差し切る
というレースが続いているように
クラシックも意識できる力のある差し馬が
外枠から先行馬をねじ伏せる
これが弥生賞の好走パターンというわけです!

弥生賞2020
馬場ジャッジ

【中山芝】
■芝の状態はいいが、念入りな軟らかいセッティング、やや内有利、やや先行有利
《Aコース2週目》
先週は火曜に0.5ミリ、水曜に4ミリ降り、土曜の夜から日曜の朝にかけて1ミリ降った。土曜は晴れ、良で0.7秒前後速い時計だった。日曜は晴れ、良で0.3秒前後速い時計だった。
先週は中間に雨が降ったのと、ソフトなセッティングのせいで、時計はそれほど速くなかった。ただしJRA-HPの写真を見ても内の傷みは見えてないし、芝の状態は悪くない。
今週は月曜に4ミリ、水曜から木曜の朝にかけて8ミリ降った。中間に散水していないので含水はほぼ先週並み。土曜は曇り、良を想定し、0.5秒前後速い時計を想定する。土曜の夜に雨が降り、開催中にも一時雨が降ると考えて、日曜は曇り時々雨、稍重~重を想定し、1秒前後遅い時計を想定する。やや内有利、やや先行有利。
弥生賞2020
枠順&展開予想

17年が「36.6-35.0秒」、18年が「36.0-34.3秒」とトライアルらしいスローペースからの瞬発力勝負となっている弥生賞。昨年は雨で極端に馬場が悪化し「36.9-37.0秒」と特殊なレースとなったが、基本的には道中適度に緩みが入るイメージだ。
今年は11頭立てと少頭数だが、瞬発力勝負は分が悪いと陣営が考えている③パンサラッサがいる事から、道中で緩みが入っても加速ポイントが速く、ラストは持続力が問われそうだ。中山の馬場は先週の競馬を見る限り、内優勢のコンディション。道中インで運んで末の持続力を生かせる馬を重視したい。
弥生賞2020
最終追い切り診断

関東勢が主力を占めるという珍しいケースのトライアルとなった弥生賞。その様相には異を唱えられぬほど好素材が揃っているのは確か。
中でもワーケア。
暮れのGⅠでは案外と言えるほど弾けず。が、初の中山だったにも関わらずだから恥じる必要などない。加えて、ここに的を絞ってのリフレッシュで、帰厩時から洗練された馬体を誇っていた。脚色劣勢だった1週前にしても相手の一頭が牝馬GⅠで2着があるマルターズディオサであれば見上げたものだし、再びの3頭併せだった追い切りは、やはり最後尾からで1F地点ではこのまま追いつかぬのでは、といった態勢。そこから同時入線に持ち込んだ瞬発力には脱帽するしかなかった。ここからの再発進は約束されている。
ライバルは同じホープフルステークス組でオーソリティになろう。
こちらも抜かりない仕上げで力強さが増した印象さえ。しかも、最終追いで外2頭と捕えんとした直線、ゴーサインとともに一気にストライドが広げると測ったように抜け出した。1馬身先着での1Fは11.9秒と鋭さ満点。それが、3勝クラス突破が目前の古馬相手だったことに元値の高さが如実に表れている。
2連勝で臨むサトノフラッグは底知しれぬ。
初勝利が衝撃的なレコード勝ちだった上に、年明けも盤石と言えるレース運び。直前は坂路で51.3秒だったが、軌道に載ってからのパターンで謂わばルーティーン。1週前のDW5F67.2秒に相応の迫力が表れていたから、調子には太鼓判を捺せるわけ。ただ、手前換えがスムーズでないなど、荒削りといった段階。スタートしてコーナーをすぐに迎える点や1F短縮が足枷になる恐れも。
上昇度だけならウインカーネリアン。
成長を促すといったテーマでの休養が昨秋から。再スタートが3歳を迎えてというプランには頷ける反面、仕上げが遅々として進まぬ状態での京成杯回避が痛かった。したがって、前走は明らかな見切り発車で度外視できる。対して、今回は手順を踏んでの負荷アップ。直前などは前週の時計を3秒近く詰めても持ったまま。鞍上の意のままにセーブできた道中からも子供っぽい面が消えつつあるのも心強い。
ワーケアと並ぶ◎候補として挙げたいのがブラックホール。
確かに、位置と取りに行ったとはいえ、ホープフルステークスでシーンがなかったのは頂けない。しかし、稽古が冴えわたっているのは相変わらずで、ラスト2週の併せ馬ではいずれも追走態勢といった高いハードルを難なくクリアー。直前に至ってはラストでこれまでにはない推進力を生まれた結果、上がり37.8秒と目を瞠る伸びを見せたのだ。札幌2歳ステークスと同じ距離に戻るのが大きなプラスになろうし、バランスを崩さぬ走りだけに、極端な荒れ馬場なら覇権を奪うまである。
弥生賞2020
有力出走馬ピックアップ

- 弥生賞2020出走馬① サトノフラッグ
- 緩さ残る仕上げ、スタートひと息だった初戦こそエンジンの掛かりが遅くて6着に敗れたが、その後は実力を発揮して2連勝。前走ではソツないレース運びができ、直線は他馬とはまったく違う脚色で3馬身差の完勝劇を飾った。ゴール間際でフットワークが凄くよくなったことから推測すると、もっと距離が延びた方がいいタイプと映るが、ダービーからの日程を逆算すると賞金加算をしておきたいレース。「この馬でダービー制覇を」と語る国枝調教師の言葉からもここでの格負けはない。
- 弥生賞2020出走馬② ワーケア
- ホープフルSで連勝が止まったが、スタート直後のゴチャつきで位置後方。常に外に他馬がいる動き難い展開になってしまった。ようやく動き出せたのが4角手前。直線では掘れる馬場の影響もあって持ち味である切れ味をフル発揮できなかった印象で、この敗戦だけで見限るのは早計と思える。デビューからの2戦で見せた他馬を寄せつけなかった末脚は強烈の一語で、昨年暮れとは違う芝状態なら十分に巻き返せる。
- 弥生賞2020出走馬③ オーソリティ
- ホープフルSで連勝が止まったが、スタート直後に外から寄られて他馬と接触する不利。ポジションが悪くなり、3角からの外上昇策を試みたが最後の1ハロンで脚色が鈍ってしまった。この馬本来の位置を取れなかったことが大きく響いた敗戦と考えられる。まだ時計速化への対応力を示せていないことが今回の課題となるが、下見所ではメンコをつけて以前よりは落ち着いた姿。気性面の成長を見せていたのは収穫点と言える。
- 弥生賞2020出走馬④ ウインカーネリアン
- 新馬戦でワーケア、芙蓉Sではオーソリティと差がない競馬ができているが、セントポーリア賞では6着と案外だった。ただし、この時は休み明けで馬体重を戻しながらの調整と出走過程が決して順調ではなかったよう。当時よりは動きにしっかり感が増している中間気配。中山では有利な展開に持ち込み得る脚質馬。これを味方につけられれば連下争いの可能性は十分にある。
弥生賞2020
レース展望
「ディープインパクト記念だけに負けられない?ディープ産駒サトノフラッグ」
今年から「弥生賞ディープインパクト記念」とレース名が変わる弥生賞。有力視されているのは、GⅠホープフルステークスで上位のワーケア、オーソリティ、唯一の重賞ウイナーのブラックホール、2連勝中のサトノフラッグといったあたり。注目という点では、サトノフラッグが抜けた存在である。
「弥生賞に、ディープインパクト記念の名がついて最初の年ですから、やはりディープインパクト産駒が勝負に出で来るはず、と誰もが思いますよね。1週前の出走予定馬を見ると、有力と見られるディープインパクト産駒は、サトノフラッグのみ。しかも鞍上は、ディープインパクトの主戦だった武豊騎手ですからね。
話題が先行している感じですが、能力も十分。新馬戦を叩いて一変し、2戦目はレコードで快勝。格上げ初戦の前走も、2着以下に力の違いを見せつける内容で、かなり強いレースでした。
もともとノーザンFでも屈指の評判馬。それに相応しいレースを見せており、初めての重賞挑戦でも全く見劣ることはありません。1週前の追い切りも、持ったままで併せた相手を圧倒し好時計。終いも速く、抜群の動きでした。ディープインパクト記念を、ディープインパクト産駒が勝つ可能性は十分にあると思います」(競馬専門誌記者)
ディープインパクト産駒以外は脇役のようなイメージだが、そこは皐月賞トライアル。ディープ産駒以外にも有力馬は揃っている。
「ホープフルS3着のワーケアが対抗格でしょうか。ただ1週前の追い切りは、時計こそ悪くありませんが、併せたマルターズディオサに手応えが劣っていましたね。レースまで、どこまで変わるか。
ホープフルS5着のオーソリティの追い切りは、気合を入れられると一気の伸びを見せていいイメージ。前走よりも動きはいいと思います。
札幌2歳S勝ち馬のブラックホールは、2週前にウッドで5F65秒台の速い時計。1週前は終いも速く、レースへ向けて良化しています。ホープフルSは好位で競馬をし着外。陣営は、これが失敗と見ており、今回は脚を溜める作戦のようです」(競馬専門誌記者)
非ディープ産駒組では、能力的にワーケアが一枚上だと思うが、仕上がりや変わり身ではオーソリティが良さそうである。
いつもは関西馬優勢のレースが多いのだが、今年の弥生賞ディープインパクト記念は珍しく関西馬が劣勢。
「関西のほうは強く推せる馬はいないかな。強いて挙げればパンサラッサ。追い切りでは、古馬3勝クラスのホウドウドリームと併入と調子は良好。展開利は見込めるので、逃げてどこまで粘れるか」(関西記者)
ちょっと関西馬は厳しそうである。
ディープインパクト記念の名がついた弥生賞。その名に相応しく、ディープインパクト産駒のサトノフラッグが、ディープインパクトの主戦武豊騎手を背にして勝利する。ロマンに満ちたシーンを期待できそうな雰囲気である。