12月3日(日)、4回中京2日目11Rで第18回チャンピオンズカップ(G1)(ダ1800m)が行なわれ、R.ムーア騎手騎乗の8番人気・ゴールドドリーム(牡4、栗東・平田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.1(良)。
2着にはクビ差で1番人気・テイエムジンソク(牡5、栗東・木原厩舎)、3着にはクビ差で9番人気・コパノリッキー(牡7、栗東・村山厩舎)が続いて入線した。
アポロケンタッキーが取り消して15頭でのレース。最内枠に入ったコパノリッキーが先手を主張。1番人気のテイエムジンソクがピッタリと2番手に取り付いて向こう正面へ。ケイティブレイブ、ロンドンタウンが3番手で並び、アウォーディーは中団前めの外。それを見るようにカフジテイクが追走し、ゴールドドリームはその内で脚を溜める。そしてサウンドトゥルーはその直後から終い勝負にかける。
4コーナーで馬群はギュッと凝縮し最後の脚比べ。逃げるコパノリッキーにテイエムジンソクが詰め寄り2頭が一騎討ち。ケイティブレイブもジリジリ差を詰めるが、伸びはひと息。残り100mでテイエムジンソクがいよいよコパノリッキーを交わしにかかったところで、外からゴールドドリームが急追。アッという間に2頭を飲み込んでゴールに飛び込んだ。
勝ったゴールドドリームは、2月のフェブラリーSに次ぐ2つ目のG1制覇。4歳早々でのビッグタイトル勝利で、いよいよ世代交代かと思われたが、フェブラリーSのあとドバイWC14着、帝王賞7着、南部杯5着と見せ場なく敗れ、今回は8番人気と支持は大きく下落。しかし、先週7勝、土曜日もステイヤーズSを制するなど、調子を上げてきたR.ムーア騎手の手腕に導かれてJRAのG1舞台で鮮やかに復活。今度こそ世代交代が期待される。
馬主は吉田勝己氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「金の夢」。
「前にG1を勝っているので、今回も中央で2つ目のG1を勝てて、力を見せることができたと思います。ゲートの中では落ち着きがなかったですけど、それなりに出てくれていい位置が取れて、スムーズに運べました。最後の直線もすごい脚で頑張ってくれたので、いい競馬を見せることができました。先ほども言ったとおり、同じ年にフェブラリーSとチャンピオンズCを勝つのはなかなか簡単なことではないと思います。それだけの実力の持ち主で、まだ若いのでこれから成長するでしょうし、もっともっと活躍を期待しています」
- ゴールドドリーム
- (牡4、栗東・平田厩舎)
- 父:ゴールドアリュール
- 母:モンヴェール
- 母父:フレンチデピュティ
- 通算成績:13戦6勝
- 重賞勝利:
- 17年チャンピオンズC(G1)
- 17年フェブラリーS(G1)
- 16年ユニコーンS(G3)
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