1月28日(日)、1回東京2日目11Rで第32回根岸ステークス(G3)(ダ1400m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の6番人気・ノンコノユメ(セ6、美浦・加藤征厩舎)が優勝。勝ちタイムはレコード1:21.5(重)。
2着にはハナ差で1番人気・サンライズノヴァ(牡4、栗東・音無厩舎)、3着には2馬身半差で2番人気・カフジテイク(牡6、栗東・湯窪厩舎)が続いて入線した。
サイタスリーレッドがダッシュ良くハナを奪う。少し離れてラブバレット、ブラゾンドゥリスが続き、これをブルドッグボス、アキトクレッセント、マッチレスヒーローが中団前目。その後ろにノボバカラ、キングズガード、モンドクラッセ。後方集団はサンライズノヴァ、ノンコノユメ、イーデンホール、最後方にカフジテイク。
隊列に変化はなく順に直線に入る。直線半ばでブルドッグボスが手応え良く抜け出しに掛かったが、その外からサンライズノヴァ、ノンコノユメ、その後ろのカフジテイクと追い込み勢が伸びてきて先行勢をまとめて交わす。最後はサンライズノヴァとノンコノユメの追い比べとなり、ノンコノユメが僅かに抜け出した。
勝ったノンコノユメは15年の武蔵野S(G3)以来久々の勝利。その間には去勢を行い、16年の後半からはセン馬となっている。近親には15年有馬記念(G1)、06年ドバイSC(G1)を制し、種牡馬としても活躍しているハーツクライ、重賞2勝のアイリッシュダンスなどがいる。馬主は山田和正、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「ノンコの夢。母名より連想」。
「脚抜きがいい馬場で、すばらしい脚を使ってくれましたね。砂を被らないように、4コーナーから行き脚をつけて乗りました。最後切れ味あるイメージがあったのですが、よく届いてくれましたね。今まで足踏みしている馬でしたが、ここで勝ってくれてよかったです。力を十分に発揮できましたし、次もこの脚を使えればと思います。これからも応援してください」
「外に出せたのが良かったですね。追い込み馬の中で一番外枠に入れたのが良かったです。体重は戻ってきた感じです。以前より減らなくなったことで、調教量を増やせているのもいいですね。輸送で減ったり牝馬みたいになってきた部分もありますが、誘導馬を見て鳴いたり、以前の去勢馬のいい頃に戻ってきた感じがあります。次はフェブラリーSだと思いますが、ペースが流れる年もあるので、流れてくれるといいです。また同じレースができればいいですね」
- ノンコノユメ
- (セ6、美浦・加藤征厩舎)
- 父:トワイニング
- 母:ノンコ
- 母父:アグネスタキオン
- 通算成績:20戦7勝
- 重賞勝利:
- 18年根岸S(G3)
- 15年ジャパンDD(G1)
- 15年武蔵野S(G3)
- 15年ユニコーンS(G3)
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