
いよいよ10週に渡るロングラン開催の東京競馬、そして皆さん待望の京都競馬が開催されますね!そこで今回は馬券的中と共に競馬を楽しんでいただけるよう、過去の一部レースを抜粋してプロの方に予想のポイントをレクチャーしてもらいます。ぜひお付き合いください!


まずは重賞見解で去年、ズバリの読みで多くの会員様から反響を頂戴したGⅠ・安田記念を、競馬成駿本紙チームの和田さんに解説して頂きたいと思います。


安田記念が行われる東京芝1600mは、最初のコーナーまでの直線が約542mと長いことが特徴。よって、逃げ馬が少ないときはスンナリポジションが決まり、前半スローペースになりやすい。結果、直線での瞬発力が要求されるんだ。

勝ったソングラインと2着のシュネルマイスターの上がりが32.9秒と、強烈な末脚を発揮していますね。

そうなんだ。この安田記念は逃げ候補が少なく、ホウオウアマゾンが逃げた。前半3F34.7秒、5F通過も58.7秒とGⅠにしては落ち着いた流れになったんだ。重賞見解チームは流れを読んで、決め手を武器にした上位2頭に本命対抗を打って大本線で的中した見事な予想だった。
一般的にはスローだと序盤で楽できる先行馬が有利だけれど、東京マイルのスローは瞬発力があればどこからでも間に合うんだ。

わかりました。ちなみに枠順による有利不利はどうでしょう。

東京マイルはさほど枠順による影響はないかな。コーナーまでの距離が長いからね。すぐにコーナーが来る中山のマイルなんかとは大きく異なるポイントだ。

なるほど。この時期の東京芝1600mは安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルCとGⅠが3つ行われますから、大変参考になりますね。

ちなみに前述の22年安田記念は道中で12.0秒が2度続くスローになったけれど、基本的に東京マイルGⅠはペースが流れることが多い。展開によるけれど、GⅠでは後半の持続力に特化した馬に注目すると良いね。


続きましてはリニューアルオープンとなる京都競馬です!2020年を最後に長らく工事をしていましたが、ついに戻ってきます!楽しみにしていたファンの方が多いのではないでしょうか?早速馬券攻略のポイントにいきましょう!


2020年に上位印3頭で的中されたレースになります。的中のポイントとなった京都競馬場の特徴は何でしょうか?

京都競馬場の一番の特徴は、直線が平坦なことだ。そのため、非常に上がりが速くなる傾向にあるんだよ。

このレースも1着ヒンドゥタイムズが33.2秒、2着のサンレイポケットは33.1秒の上がり時計をマークしていますね。

そうだね。雨の影響などがなく、良好な状態で行われる京都競馬の芝レースは、基本的に高速上がりをマークできるタイプをチェックすることが大事だね。

分かりました。
あと、京都競馬場には内回りと外回りに分かれていますよね?先ほどご覧いただいたレースは内回りですが、外回りコースのポイントはありますか?

外回りは内有利が目立つね。というのも、3コーナーから大きな下り坂になっているため、加速がついた状態で4コーナーから直線に向かうんだ。そうなると遠心力の関係もあり、外に振られる馬が出てくるんだよ。

そこで内がガラ空きになる、ということですね?

その通り!パッと思いつくレースで言うと、武豊騎手を背にワールドプレミアが勝った2019年の菊花賞。この時は武騎手が直線入り口でスバっと内を割ってきたんだよね。実に見事な騎乗だった。
京都外回りで迷ったら内枠の馬を狙ってみる。このことは覚えておいて損はないと思うよ。

ありがとうございます!皆さん、京都外回りコースのあらゆる距離で使える馬券術ですね!皆さん、ぜひ参考にしてください!

あと、「ディープインパクト産駒の連対率○○!」だったり、「前走○○組が有利!」みたいなものは当然古いデータになってしまう。過去の傾向に固執するのも危険だ。開催中にいち早く傾向を見抜くことが大事だね。

そうですね。新装京都競馬場についてはレースをチクイチ振り返りつつ、新たに傾向を発見していきましょう。わからない際は、競馬JAPANをその都度参考にしてみて下さい!
後、天皇賞・春には競馬JAPANになじみ深いタイトルホルダーが出走を予定しています。去年は阪神で行われた天皇賞・春を勝利していますが、京都でも強い姿を見せてほしいですね!

タイトルホルダーには幾度も驚きの強さを見せてもらっているから、本当に頑張ってほしいね!