【土曜 中京11R 第51回 愛知杯】
(芝2000m 15:35発走)
◎17.コウエイオトメ
(父ハーツクライ、母父キングマンボ)
まずは、中京芝2000mで行われた重賞競走の好走血統を列挙してみましょう。
13年金鯱賞
1着 | カレンミロティック | ハーツクライ | エーピーインディ |
2着 | ラブリーデイ | キングカメハメハ | ダンスインザダーク |
3着 | ウインバリアシオン | ハーツクライ | ストームバード |
13年中日新聞杯
1着 | サトノアポロ | シンボリクリスエス | ベーリング |
2着 | アドマイヤタイシ | シングスピール | ドバイミレニアム |
3着 | トウカイパラダイス | ゴールドアリュール | マルゼンスキー |
12年愛知杯
1着 | エーシンメンフィス | メダグリアドーロ | パインブラフ |
2着 | サンシャイン | ハーツクライ | ピストルブルー |
3着 | オールザットジャズ | タニノギムレット | サンデーサイレンス |
12年金鯱賞
1着 | オーシャンブルー | ステイゴールド | ダッシングブレード |
2着 | ダイワマッジョーレ | ダイワメジャー | ローソサエティ |
3着 | アドマイヤラクティ | ハーツクライ | エリシオ |
12年中日新聞杯
1着 | スマートギア | マーベラスサンデー | パドスール |
2着 | ダンツホウテイ | マンハッタンカフェ | ヌレイエフ |
3着 | ダノンバラード | ディープインパクト | アンブライドルド |
ポイントになる点は以下の通り。
・ハーツクライがとにかく強い!
・サドラーズウェルズ系も悪くない。
・ディープインパクトが人気で飛んでいる。
こんなところでしょうか。
ハーツクライ産駒の実績については上記表が示す通り。直近に行われた金鯱賞でも1、3着馬が父ハーツクライでしたし、昨年のこのレースでも10番人気2着サンシャインがハーツクライ産駒でした。
サドラーズウェルズ系からは、今年の中日新聞杯2着アドマイヤタイシ、昨年のこのレース勝ち馬エーシンメンフィスが出ています。
その一方、ディープインパクト産駒は人気を背負って飛ぶケースが多く、これまでのべ5頭が出走し最高着順は昨年の中日新聞杯におけるダノンバラードの3着。昨年のこのレースでも1番人気は同産駒のピクシープリンセスでしたが、やはり6着に敗れています。
他の好走血統と合わせて考えれば、この条件には「スピードの要求値が低く、苦しくなった終盤戦で凌ぎ切る底力が必要」ということが分かります。結構スタミナが必要であるということですね。
というわけで、このレースを読み解くポイントとしては、まずはハーツクライ産駒をマーク、続いてサドラーズウェルズ系保持馬をチェックし、その他、スピードよりもスタミナのありそうな血統、馬を見落とさないようにする、ということになると思います。
今年のメンバーで注目できる馬は以下の通りです。
2.トーセンソレイユ
(父ネオユニヴァース)
11.シャトーブランシュ
(母父トニービン)
14.ウエスタンレベッカ
(母父ジェネラス)
16.コスモネモシン
(母父シングスピール)
17.コウエイオトメ
(父ハーツクライ)
ちょっとひねってみようかとも考えましたが、素直にハーツクライ産駒を買っておきましょう。◎17.コウエイオトメです。
意外にも2000m初めてという点がいいですね。今まで勝ちあぐねるケースが多かった馬ですが、こういうタイプはレースのレベルが上がることでパフォーマンスが上がる可能性を秘めていると思います。加えて初めて使う距離ですから、まだ適性を隠している可能性もあります。当然、血統的な裏付けもあるわけですから、左回りに実績がない点に目を瞑ってちょっと狙ってみたいところです。
境和樹
立教大学部法学部卒。東スポや競馬最強の法則で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。