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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2017年07月01日(土)更新

ハンデ頭を疑ってかかりたいラジオNIKKEI賞

秋に向けた飛躍の1戦ではあるが、2006年からハンデ戦に変わり、小回りで平坦に近い福島1800mは、ビッグレースを展望したい期待馬にとっては、必ずしも好ましいコース、距離ではない。出走馬全体のレベルは少しダウンしているかもしれない。

クラシックの路線重賞でそれなりの成績を残した馬がトップハンデとなるのは、みんなまだ実績はなく、キャリアも浅いから当然か。しかし、今年、上下7キロの差がつくほど能力に開きがあるかとなると、見解は分かれる。

2006年以降の11年間にトップハンデを課せられた馬は計15頭存在し、その成績は【1-1-0―13】。うち、57キロを課せられた馬は「14、2、8、4、8、9、5」着。大変な成績である。ハンデ不利というより、福島コースの1800mは合っていない馬が多かった。

今年はサトノクロニクル(父ハーツクライ)が背負い頭で57キロ。コースが合わないとは思えないが、ここまでの好走は広い京都が中心。上の日本ダービー2着のサトノラーゼン(父ディープインパクト)も、京都、阪神、東京が中心で、そのときの状態もあるが、ローカルには良績は少ない。過信禁物だろう。

ホープフルSを、のちに日本ダービーを快勝することになるレイデオロの2着しているマイネルスフェーン(父ステイゴールド)から入りたい。

ホープフル2000mの勝ち時計は、中山の2歳の2000mとすると非常に中身が濃く、10ハロンすべて「12秒5」以内の厳しいペースで前後半「60秒3-61秒0」=2分01秒3。勝ったレイデオロが日本ダービーを快勝したのだから、レースレベルが低いわけがない。

2着マイネルスフェーンは、終始中団のインから直線もイン狙い。最後は割って伸びて上がり36秒0。レイデオロの35秒7につづく2位。全体の走破タイムは2分01秒5だから、負けたとはいえ立派なものである。

青葉賞→日本ダービーは距離2400mも、高速上がりの左回りも合わずに凡走したが、今度は【0-1-2-0】と崩れていない中山と同じ右回りの中距離。ステイゴールド産駒向きの平坦に近いローカル戦でもあり、おそらくイン狙いに出ると思える同馬には絶好の枠を引いた。

ライバルの多くは外を回って追い込んできそうな人馬が多い。ホープフルSの再現を狙いたい。

中京のCBC賞は、初ブリンカー装着のアクティブミノルが狙える。中京は過去2戦、ファルコンS鼻差2着と、昨年の高松宮記念を1分07秒1でレコードと0秒4差の4着。コース適性は文句なしに高い。

プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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