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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2017年12月23日(土)更新

今年の有馬は、世代交代の主役探し

世代交代の早くなった近年は若い馬の成績がいい。グレード制成立の1984年以降の33年間、もっとも勝率と連対率も高いのは3歳馬の【13-11-8-87】であり、4歳馬がこれに続く。

人気のキタサンブラック、シュヴァルグラン、ミッキークイーン、ヤマカツエースなどの5歳馬は、3歳馬より出走数は多いのに【8-4-10-102】にとどまる。5歳=5歳という組み合わせは、可能性が低い危険がある。

3歳スワーヴリチャードは、皐月賞では若さを出して馬群に突っ込めず、外に振られて6着(0秒4差)、日本ダービーではあと一歩の鋭さを欠いて2着(0秒1差の勝ち馬レイデオロはジャパンC2着)だったが、再鍛錬したこの秋は格段にパワー強化中。AR共和国杯の2分30秒0はコースレコードと0秒4差だった。

それも楽な脚いろであり、2400mに換算するなら、今年のジャパンCの2分23秒7に少しも見劣らない。

皐月賞の内容から、右回りうんぬんを言われるが、まだ5戦目で若すぎただけ。心配ない。中2週のジャパンCをパスしたのも、他馬との兼ね合いの結果、結局、ミルコ・デムーロの騎乗に落ち着いたから、消耗なしのローテーションに繋がった。

そのデムーロは、今年も予測されるスローになった2010年、3歳ヴィクトワールピサを向こう正面で早めに進出させ、人気のブエナビスタの追撃を封じている。

ここはキタサンブラックの直後に早めに取り着いて、早めのスパートに出てくれる積極騎乗に期待したい。

天皇賞・秋、ジャパンCを連続して快走したキタサンブラックなどの死角を考えるより、パワーアップして鋭さを加え、大きく成長したスワーヴリチャードが、55キロの利を生かし、自身の能力で有馬記念で勝ち負けすることを期待したい。

天皇賞・秋→ジャパンと連戦した馬の中では、天皇賞・秋の疲れがあったジャパンCは最初からムリをしていなかったサトノクラウンの軽視は禁物。

また、良化途上だったシャケトラも消耗するようなレースをしていないから、中山2500mに変わって要注意。春の日経賞2分32秒8の内容にあと少しのプラスが加わると十分に通用するはずである。

プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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