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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2018年01月20日(土)更新

あの豪脚が再現しそうなAJCC

若い菊沢一樹騎手がちょっと脚を余した感のある惜敗(京都新聞杯0秒1差、いわき特別0秒0差)を続けたあと、伯父の横山典弘騎手に乗り替わったミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)のセントライト記念2200mは、上がり33秒4の完勝だった。

スローのためレース上がりは34秒0(11秒7ー11秒3ー11秒0)となり、皐月賞馬アルアインを中位から猛然と差し、届いたどころか約2馬身も抜けたミッキースワローの上がりは、33秒4(推定11秒7ー11秒1ー10秒6)だった。

いかにスローとはいえ、まるでアルアインが止まったかのように爆発した切れ味は素晴らしい。中山の急坂を含む最終1ハロン推定「10秒6」前後はめったに出現する数字ではない。

ミッキースワローの牝系はスピード能力にあふれた一族だが、距離2200mでのあの爆発スピードは、間違いなく父トーセンホマレボシ(その父ディープインパクト)の最大の長所だろう。

トーセンホマレボシはディープブリランテの日本ダービー3着など【3ー2ー1ー1】で引退を余儀なくされているが、距離2200mの京都新聞杯をコースレコード2分10秒0の快時計で制した期待馬だった。

もともとは非常にタフで丈夫なファミリー出身であり、半兄トーセンジョーダン(父ジャングルポケット。その父トニービン)は、30戦9勝。5歳秋の天皇賞2000mを1分56秒1の大レコードで勝っている。

また、この兄弟と「いとこ」の間柄になるカンパニー(父はトニービン直仔のミラクルアドマイヤ)は、横山典弘騎手とのコンビで8歳時に天皇賞(秋)→マイルCSを勝っている。

いとこだから当たり前というだけでなく、ファミリーに配された種牡馬との配合図には似た色彩がある。

ミッキースワローは、菊花賞は善戦止まり。長丁場向きではないが、中距離ならトップランクの1頭に加われる可能性がある。

今回は、皐月賞馬アルアインを目標に差し切り勝ちした際と同じように、先行抜け出しのゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)を射程に入れたい。同じ中山の2200mである。

プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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