牝馬限定といえば、「キングマンボ系」が最重要血統。この中山牝馬Sもその例に漏れません。
昨年もこのテーマに該当していた本命馬トーセンビクトリーが勝利。その血統適性の高さを改めて証明してくれました。
さらにいえば、牝馬限定のキングマンボ系は、春競馬で最も威力を発揮します。毎年、中山牝馬Sと同週に行われる3歳牝馬限定のアネモネSでも、毎年のようにキングマンボ系保持馬が馬券になっています。
昨年も、人気馬ではありましたが該当馬ライジングリーズンが勝利。この年、キングマンボ系保持馬はこの馬1頭だけでした。
というわけで、今年もこのレースではキングマンボ系保持馬を候補馬としてピックアップします。
②トーセンビクトリー
(父キングカメハメハ)
③バンゴール
(父キングカメハメハ)
④マキシマムドパリ
(父キングカメハメハ)
⑦エンジェルフェイス
(父キングカメハメハ)
血統的には⑦エンジェルフェイスが見逃せない存在。
父キングカメハメハでキングマンボ系保持馬というテーマを満たしているだけでなく、この馬は、レディアルバローザ(12年8人気1着)、キャトルフィーユ(14年4人気2着)と2頭の同レース好走馬を姉に持つ母系が魅力的。
一時は二桁着順ばかりで完全に終わったかと思わせましたが、長欠明けの2走前で久々の勝利を挙げると、続く京都牝馬Sでも0.2秒差4着。復調なった今、血統的にベストの条件なら勝ち負けの期待が高まります。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。