GⅡだった時代も含めて、この大阪杯は2つのテーマが血統的に重要です。
・ディープ産駒
・ダート的馬力血統との配合がベター
ディープ産駒が大阪杯に初めて出走したのは2013年のこと。その初年度こそ唯一の該当馬だったヴィルシーナが凡走しましたが、翌年から毎年馬券圏内にを賑わしています。14年はただ1頭の該当馬だったキズナが勝ち、翌15年はワンツーを決めました。GⅠ昇格元年だった昨年も、7人気のステファノスが連対を果たし、さすがの存在感を見せ付けました。
ダート型ノーザンダンサーのヴァイスリージェント、ストームキャット系を筆頭に、ダートでも走れそうなパワー型の血統が走りやすいのが、GⅡ時代からの特徴です。昨年も母父クロフネのステファノスが好走しており、これは本質的な阪神芝2000重賞の傾向だと考えていいでしょう。
上記ディープ産駒とダート的馬力血統保持馬に被る馬が多い点にも注目。要するに、このレースでは『ディープ×ダート的馬力血統』という配合の馬を探せばいいわけです。
これまで出走例のないディープ×ボールドルーラー系という配合の⑧アルアインですが、米国的ダート血統という点では不足はありません。
皐月賞以降は適距離に使っていない印象。得意の阪神、2000ならGⅠ馬らしい姿をもう一度見せてくれそうです。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。