いわゆるローカル重賞らしいレースです。血統的も、ローカル巧者で知られる2つの系統がクローズアップされます。
・グレイソヴリン系
・ニジンスキー系保持・内包馬
まずは、ローカル重賞において、常にマークしなければいけないグレイソヴリン系。
消耗戦に強く、ゴール前のバテ合いで真価を発揮するのがこの系統の特徴。アクセルの踏み出しが早くなり、結果的にゴール前でキツくなるローカル中距離重賞では、この系統の持ち味が最大限に活かされるという構図です。
もうひとつの重要系統がニジンスキー系です。ここ福島では、常にバイアス発生の可能性を秘めるほど適性の高さが証明されています。
このレースでも、二桁人気の該当馬が次々と激走しています。もちろん、候補馬が少ないというわけではないのでピンポイントで捕まえるのは簡単ではありませんが、常に警戒しておかなければなりません。
今年の候補馬は以下の通り。
⑩ロッカフラベイビー
(母父ジャングルポケット)
⑫デンコウアンジュ
(母父マリエンバード)
⑫デンコウアンジュは、3走前に中山マイルで3着。以前は東京マイル限定ホースという印象でしたが、それを払拭する成長を見せています。2走前も牡馬に混じって小差4着、前走も11着ながら差は0.6秒。牝馬同士の重賞ならいつでも手が届く存在です。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。