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競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2018年04月21日(土)更新

樫を意識した異色ローテに注目

オークスの過去10年の3着以内馬30頭のうち、「18頭」は桜花賞からの直行馬。だが、この2000mのトライアル組も、昨年のモズカッチャン「フローラS1着→本番2着」など「9頭」もいる。

イメージ以上に活躍しているうえ、桜花賞組より人気薄の馬が多いから、本番の伏兵になる。

桜花賞のアーモンドアイを筆頭に上位馬は強力だが、2400mの距離適性で好勝負に持ち込める候補を探したい。

すでに2400mを2戦【1ー0ー1ー0】の星を残すサトノワルキューレ(父ディープインパクト)は、牝馬とすればきわめて珍しい距離選択のローテーションだが、これは角居勝彦調教師の、改めての挑戦と思える。

08年、角居厩舎の牡馬マゼラン(父クロフネ。ディアデラノビアの半弟)が、ダービートライアルの青葉賞に出走したとき、マゼランはすでに2400mを2分25秒7(2月の東京)で勝っていた。

青葉賞の勝ち時計に相当する好タイムなので、当然、人気になったものの、早い時期に快時計で勝ってしまったためか、調子を落として凡走に終わっている。

マゼランの母ポトリザリスはアルゼンチン産で、本国とUAEで走っていたが、サトノワルキューレの母ヒアトゥウィンは、ブラジル産。USA、UAE、南アフリカで走って17戦5勝。南アフリカのGⅠ競走を2勝しているタフな馬である。

クラシックを展望しての早期の2400m挑戦は同じだが、スロー必至のあまり強力なメンバーになりそうもないレースを選び、前回は上がり34秒1の勝利。マゼランのときのような厳しいレースをしていないところが、サトノワルキューレのポイント。

勝ったあとはずっとプール調整を続けて、活力の消耗を避ける形を取っている。追い切りの動き、馬体を見ると、馬体重減はないように思える。

桜花賞組とはまったく逆の距離選択のローテーションで、今回は東京に遠征し、距離を少し短縮して2000m。ここでオークスの出走権が確保できると、10年前のマゼランでは結果として実を結ばなかった早期に2400mに出走して、クラシックに挑戦する手法が、成功する可能性が生じるかもしれない。

桜花賞組のレベルは高いが、2400mなら互角の勝負になりそうな馬の台頭に期待したい。

プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

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