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▼京都新聞杯の血統ポイント▼

京都新聞杯は、鈍足馬が穴を開けやすいレース。
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・近2走以内に500万クラス以上の連対歴がある
かつ
・その時の上がりが、メンバー2位以下
もしくは
・上がりがメンバー1位でも、タイムが34.5秒より遅い
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この要件を満たした馬が、やたらと好走するという傾向があります。

昨年も候補馬に挙げた4頭の中から、2頭がしっかり馬券に絡みました(私の本命馬が4着サトノリュウガだったことは内緒です)。その他、16年にはテーマ該当馬の9人気アグネスフォルテが2着に入り、14、15年は1~3着をテーマ該当馬で独占。
16年の勝ち馬スマートオーディン、13年キズナなどは例外的なパターンですが、前者はこの時点で重賞2勝の実績があり、後者は言わずと知れた後のダービー馬。根本的な能力でレース適性を上回ったと考えるのが妥当であり、レースそのものの本質を語る上では例外と捉えていいでしょう(逆に言えば、このレベルの馬が出走してきた場合は、あまり評価を落とさない方がいいということでもあります)。

また、常に申し上げている通り、鈍足馬というだけでは、単純に能力が足りない馬を含んでしまうことが多いので、ある程度の実績は必要。それが「近2走以内に500万クラス以上で連対している」というファクターになります。
ちなみに、前走が未勝利戦だった馬の同レース成績は【0-0-2-47/49】と、かなり期待値が低いことが証明されています。
②グローリーヴェイズ
(前走・きさらぎ賞2着35.3秒②)
③レノヴァール
(2走前・若竹賞1着34.6秒①)
⑤タニノフランケル
(前走・500万下1着35.5秒③)
⑥メイショウテッコン
(2走前・梅花賞1着35.0秒-)
⑦ケイティクレバー
(2走前・すみれS2着34.6秒③)
⑧アドマイヤアルバ
(前走・500万下1着35.7秒②)
⑨ロードアクシス
(前走・ひめさゆり賞1着36.7秒①)
⑪アルムフォルツァ
(前走・あずさ賞1着34.9秒①)
⑫ユーキャンスマイル
(2走前・つばき賞1着36.2秒②)
⑯ダブルシャープ
(2走前・若葉S2着34.9秒①)
今年は、過去に例を見ないくらい該当馬が多く、なかなか難解な一戦ですが、⑫ユーキャンスマイルが面白い穴馬だと見ています。前走の毎日杯が上がりの速い瞬発力比べ。この流れには適性がありません。鈍足馬向きのこのレースなら巻き返し濃厚でしょう。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。