協力:
  • Googleログイン
  • ログイン
  • 無料会員登録
  1. トップ
  2. TOP・無料コンテンツ
  3. 柏木集保の週末重賞ストラテジー
  4. ダノンの前後から強気スパートしそうなアノ伏兵
  5. RSSフィード ツイッター YouTube はてなブックマーク

競馬予想

柏木集保の週末重賞ストラテジー

2018年05月26日(土)更新

ダノンの前後から強気スパートしそうなアノ伏兵

今年の日本ダービーの最大の特徴は、まだキャリア「3~4戦」の注目馬が計5頭もいること。それも揃って上位人気馬である。

日本ダービーは2歳戦が誕生した1946年以降、昨年までに「71回」行われた。戦歴4戦以下の勝ち馬は、2戦2勝のキャリアで、定説もさまざまなデータもことごとく砕いた1996年のフサイチコンコルドを筆頭に、4戦のディープインパクト、4戦のレイデオロ…など、史上5頭だけである。

戦歴3戦で勝った馬は1頭もいない。(牝馬のオークスでは、66年間に「14頭」ものキャリア4戦以下の勝ち馬がいるのに……)。

日本ダービーの方が厳しいレースのためか、あるいは男馬の方がレースへの適応が遅いためか、キャリアの浅い勝ち馬の数は非常に少ない。育成、調教技術の格段の進歩により、もう「レース経験が問われる時代ではない」とはいえる。ただし、戦歴4戦以下の2頭が「1~2着」を占めたケースはマカヒキの勝った2016年たった1回しかない。みんな、大丈夫だろうか。

ひょっとすると歴史が伝えるように、キャリアの浅い同士の組み合わせは非常に可能性が低いかもしれない。

人気のダノンプレミアムがレースレコードで完勝した朝日杯FSと同じ1番枠を引いた。苦もなく好位2~3番手のインを確保し、事実上のレースの主導権を握る可能性が高い。ビッグレースで人気の先行型がしかるべき位置を確保してしまうと、流れが速くならないことが多い。

近年の日本ダービーで無謀にも近い先行策を取る馬はめったにない。みんなこのレースを勝ちたくてホースマン人生を送っていると言っても過言ではない。前半のムリは避けたい。

東京2400mのペース配分も、スローペースの場合のスパートのタイミングもイヤというほど承知は横山典弘騎手。ステイフーリッシュは先行策が取れる。爆発するスピード能力では、ダノンプレミアムにかなわないが、スピードの持続力(スタミナ)では一枚上だろう。

前回の京都新聞杯2200mは藤岡佑介騎手のテン乗りだったが、ステイゴールド産駒とは思えない強気な先行の手に出ると、2番手から抜け出しに成功して、2分11秒0。自身の前後半バランスは推定「59秒2ー(12秒7)ー59秒1」。中間で息を入れ、後半は早めにスパートする素晴らしい内容だった。

スピードの持続性を示すと同時に、あと1ハロン分の12秒0~12秒5を加算すると、高速の芝でペース配分を間違えなければ、2400mを楽に「2分23秒台前半」で乗り切る能力を持っていることを示す内容だったと考えることができる。

横山典弘騎手が、どんな策を用いるかを推測するのは至難だが、人気のダノンプレミアムの前後にいて、どこかで強気なスパートをかけて出るのではないか、と、推測することはできる。

プロフィール
柏木集保

早稲田大学政治経済学部卒業。1973年に日刊競馬新聞社に入社し、以後競馬予想を担当。U局の「中央競馬ワイド中継」の解説者としても人気を博す。血統、過去の走破タイム、ペース配分などから多角的にレースを推理し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。

柏木集保

SHUHO KASGIWAGI

日刊競馬で40年以上にも渡って看板を務める競馬界のご意見番・柏木集保が今週末の重賞レースのポイントをイチ早くレクチャー。過去データ・ラップ・血統・馬場など縦横無尽な分析でレースの核心に迫る。ここが的中馬券への最初の一歩。

  • twitter
  • facebook
  • g+
  • line