[レパードS(GⅢ)攻略ポイント]

1人気の成績【5-1-3-0】。とにかく人気馬が崩れないこのレース。さらに、

【5-2-2-13/22】勝率22.7%、連対率31.8%、複勝率40.9%と、前走でGⅠを使ってきた馬の成績がやたらと良い。地方交流戦とはいえ、世代のトップクラスが集まるレースを経験した馬が好走するという流れを見ても、本質的には地力勝負の舞台であるという認識は必要でしょう。


そんな中で、穴を拾う血統戦術を考えると、目に付くのはボールドルーラー系。単純なボールドルーラー系保持馬に関しては、昨年も指摘したとおり、「1800以上の距離で2勝以上」というファクターで絞込みをかけると、さらに狙い馬は抽出しやすくなります。
また、そのボールドルーラーを内包している馬、もう少し範囲を広げてボールドルーラー絡みの種牡馬にも注目が必要。総じてこの系統は肝になるケースが多いと考えられます。
さて、今年のメンバーを見渡してみると……
②アルクトス
(父アドマイヤオーラ)
④ドンフォルティス
(前走JDD組)
⑧プロスパラスデイズ
(母母父エーピーインディ)
⑭グレートタイム
(前走JDD組)
今年は上位2頭がかなり強力と見ています。⑭グレートタイムは、先週の新潟ダ1800でバイアスを発生させていたキングカメハメハ産駒。④ドンフォルティスは、過去にケイアイレオーネ(13年3着)、アジアエクスプレス(14年1着)と出走した2頭の産駒がともに馬券になっている父ヘニーヒューズ。血統的にも死角がないため、かなり厄介です。
ただ、その2頭に順当駆けされたとしても、まだ空席はひとつ余っています。その空席に入る可能性を秘めた馬として、②アルクトスを強調。
ボールドルーラー系サンデー・アグネスタキオンの後継種牡馬であるアドマイヤオーラを父に持ち、母父もやはりボールドルーラー内包種牡馬のシンボリクリスエス。理想を言えば、1800での勝ち鞍が欲しかったところですが、前走で古馬1000万クラスを突破しており、上位2頭に次ぐ存在としての期待くらいは持てると見ています。
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プロフィール

境和樹
立教大学法学部卒。東スポや競馬最強の法則で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。